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シロガネの草子

闇深い美しき皇室と着物 ~皇室と着物は女人の運命のるつぼ~

井川洗雁 『剣の舞』

呉服店の“松葉„の事件、そして成人式の振袖で話題になった“はれのひ„事件。着物を作る側の人間としては、心痛む事件です。


栗原玉葉 『衣かえ』

今回の松葉は、着物を愛する善良なご婦人方や認知症の高齢の婦人達等に、言葉巧みにどんどん着物を買わせて、売り上げを伸ばすという、とんでもない事件です。


橘小夢 『佐賀の化け猫』

売上さえ上げれば良い!!という己の欲望のみに囚われて、暴利を貪る、許されざる事件です。


着物という日本の伝統産業に大きく傷を着けてしまいました。


橘小夢 『花魁』

多くのご婦人達の意思に反して、言葉巧みに押し付け、着物を売って、儲けて・・・・。あの松葉の社長達は自分の意思で、好きなようにものを買いそして己の欲望をして甘い汁を飲み干す・・・・。


このニュースを聞いて、着物を真面目に売っている多くの呉服屋さんはさぞや腸が煮え繰り返る思いをされているでしょう。信用が台無しです。


伊東深水・口絵

“はれのひ„は、成人式で文字通り、晴れの振袖をまとうのを楽しみにしていらした、お嬢さん方の心を傷付け、お目出度い式を台無しにしてしまった、腹立たしさ。


成瀬芳之 『買い物』


着物を作るのに一体どれだけの工程があり、一体どれだけの人間が関わっているのか・・・・真面目に作業してキチンと納品する側としてはこういう事件が表沙汰になると、無性に腹が立ちます。

その一方で着物はなかなか売れないのが現実ですし、確かに一着購入したら、又買わせようと、すっぽんみたいに食い付いて離れないと、いう印象を持つ人もいるでしょう。それと余計なもの迄買わせようとしたり・・・・。


橘小夢 『夕顔』


全て同じ事が起きているとは思いたくありませんが、現実にもうそういう目に合って本当に嫌な思いをされた方々も多いでしょう。


橘小夢 『殺生関白行状記』


昔みたいに着る機会が無いのですから、訪問着一着購入すれば十分と言うのが、現実でしょう。

売る側も分かってはいるでしょうが、少しでも売らないと、立ち行かなくなりますので、営業する人達は今、本当に大変です。

シロガネの会社は呉服業界でも名の通っておりますが、しかしそれでももう渡舟状態でして、先々不安はあります。どこも同じでしょうけど。

余り会社の事をペラペラと書くと、アレですので・・・・現在では兎に角売れるものを!!と必死になっております。

社内であらかた全部できますので・・・・。それは大変珍しいとの事です。

シロガネが現在携わっている、作業は社内で作った振袖や訪問着や色留袖等(黒留袖は別の外注先に出しております。黒の染料を使用しておりますので)仕立てまえの反物の状態ですが、全部見る事が出来ますので、

「今は、こういうものを作っているのか」

「上品な良い柄。地色もキレイ」

「えっこんな色を振袖に?」

「凄い配色、凄い柄しかも絽の生地で・・・」

「色留袖だと思ったら、振袖だった!」

「・・・・これ、本当に売れるの??」

等々心の中で思ったり、一緒に作業をする人と話をしたり見聞きりしております。周りは女性が多いので、流石に着物には目が肥えておりまして、貴重な事を聞く機会もあります。

振袖で評判が良いのは、寒色系で、薄地の振袖は余り売れないらしいです。シロガネは薄地の柔らかな明るい色の方が若い子が着る振袖に合うと思っておりますが・・・・。

しかし現在の若い子は寒色系の渋い地色の方が好まれているという事です。ですから、染め上がったのを見ると、こんな地味な地色!!と驚くこともあります。でも柄は金箔を多様した華やかですので、全体に地味ではありません。柄がハッキリとしております。

内親王殿下方の洋服の色を見れば、現在はそういう色の方が好まれているのでしょう。

着物は本当に美しいです。しかしなかなか売れないのは、着物離れが原因でしょうが、しかしそれを加速させたのは、やはり業界に深いがんじがらめの闇があるからでしょう。


橘小夢 『虫の音』


皇室も同じです。今回の一連の出来事には多くの人が関わっておりましたし、これからもそうでしょう。深い闇が合っても不思議ではありません。


池田輝方 『お夏狂乱』


そうあの◆大奥◆のように・・・・・


◆~大奥~◆火曜時代劇のフジテレビで放送した時
天璋院・・・・菅野美穂さん
和宮・・・・安達祐実さん
実成院・・・・野際陽子さん
滝山・・・・浅野ゆう子さん 

・・・・出演されていましたね。これが最初で、最終章の“炎上„迄シリーズ化されたのでした。

あぁ~~♪♪懐かしい~~(*´∇`*)


その時に夏の特別版で岸田今日子さんが出演された番も録画(再放送)したDVDが奇跡的に残っておりましたので。


故・岸田今日子さん風に・・・・
・・・・思えば美(うるわ)しき皇室や着物は女人の運命のるつぼで、ございました・・・・


皇室や着物に関わった女人達は、思いもよらない運命を辿る宿命をお持ちなのかも知れません・・・・長きにわたる歴史と伝統を辿る『道』に過去もこれからも何があっても不思議では有りません・・・・・。



12月1日に敬宮殿下がご成年を迎えられて、ビックリするほど大人びたお姿を映像で拝見しました。


お健やかな敬宮殿下。老犬・由莉様と共に・・・・

由莉様もリアル百合子大妃殿下もとてもお元気そうで良かったです。


高畠華宵

今日は敬宮殿下は天皇陛下と共に、宮内庁長官や御所の職員等から、祝賀を受けられたとの事です。皇后陛下には『体調が整わず』御欠席されたと、ニュースで知りました。

肝心な時に皇后陛下の体調の波が出る事は、何時もの事で、やっぱり何時もの安定な皇后様・・・・とシロガネは見ております。


木谷千種 『傘の雪』



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コメント一覧

abcdefghij
ファンさんお元気でしたか?この記事、偶然ネットのニュースで知りましたが、ちょっと見たら、なんか着物とは言えないような・・・・もう着物ドレス?と言った所でしょうか?外国人が着物を扱うとあぁなってしまうのでしょう。

多分、デザインや舞台上のアレとかの理由でしょう。

でも気になっておりましたので、とても助かりました。いつも、有り難うございます。(⌒‐⌒)(⌒‐⌒)
フアン
お久しぶりです。いつも読ませていただいています。着物関連記事、お持ちしました。
ファンとしては、多分袖下で国旗を切断後繋いだと思われること、菊のご紋章をベルトに使ったことが、不満です。
4000件以上の批判・憤慨コメが寄せられています。
この日本代表さんは、在日のかたのようで、着物が身近かな生活では無かったのかなと感じました。



「せめて左前はやめて欲しかった」ミス・ユニバース日本代表の“伝統衣装”に批判続出【安藤健二・ハフポスト日本版】 12/13(月)
https://news.yahoo.co.jp/articles/59972cdf6af56fba3dacc67e4e97938a1a799679
第70回ミス・ユニバース世界大会で「伝統衣装」を披露する日本代表の渡辺珠理さん。2021年12月10日にイスラエル・エイラートで撮影(MENAHEM KAHANA via Getty Images)
https://news.yahoo.co.jp/articles/59972cdf6af56fba3dacc67e4e97938a1a799679/images/000
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