参院選挙結果

2010年7月参議院議員選挙。自民躍進、民主敗退。とても驚いている。

僕の予想は全く違った。民主が伸びることはないだろう、多少削れて第三極に行くかもしれないが、自民が伸びることもないと思ってた。報道（メディア）は確かに民主離れをささやいていたが、小沢一郎もいなくなったことだし、プラマイゼロあたりに落ちると思ってたのである。多少のイマイチはあるものの、政治全体の流れとしては変化しつつあり、まだ民主政権が続くだろうと思っていた（いや続くんだけど）。しかしそれは予想ではなくて希望だったのかもしれない。第三極、みんなの党躍進は予想できたが、まさか自民にこれだけ戻るとは。去年の政権交代は、あくまで「一度民主にやらせてみよう」というだけだったのか。
面白くない結果だ。元の時代に戻ろうというのか。国民全体が後ろ向き、安全志向に陥っているような気がする。自民党から新党がぱたぱた生まれたのは何だったのか。そちらに流れる方がまだ希望が持てた。新党に流れた議員たちは、旧党に残った人たちよりも少なくとも野心的であったはずだ。彼らは今唖然としているのではないか。またみんなの党、大人気だが、そんなにいいこと言っているかね？あの党の何がいいのか、悪くはないにせよあそこまで人気がある理由が僕にはよくわからない。

富山選挙区では相本芳彦氏（民主党支持）が落選し、自民・野上氏が当選。しかもとやまのほぼ全選挙区においてそうだったらしい。これまた意外。相本氏は元アナウンサーでとやまではまぁある意味有名人だろうから、出馬すれば当選するだろうと思っていた。前回の選挙でも敗退したもののそれは高岡何区かの小地域で、今回は富山県全域、まともに戦えば勝つと思ってた。小沢氏の後ろ盾を失ったり社民党の支持を得られなかったりしたらしいが、それだけでこんなに大きな差が出るものなのか。「タレント候補」とはその程度のものなのか、あるいは自民への回帰が異常に大きかったのか。

でも何より、今回の選挙で一番意外だったのは投票率。絶対に落ちると思っていた。それがほぼ横ばいという。どーもわからん。

誰かの言ではないけれど、メディアがでしゃばりすぎのような気はするけどね。そんなに頻繁に世論調査してどうするの、考えるヒマ与えない気？とすら思ってる。