命か目か。6話は難しい選択の話でした。
今までの話は命を助けるために(3話は違ったけど)医療の最後の砦として
チームが奮闘してましたが、今回はちょっと違ってこういうラストホープも
あるんだなあと思いましたね。
篠田さんがわずかな可能性にかけるなら、それに答えるのがこのセンターの
役目だと卓巳も言ってました。
最後は視力が戻って写真家として死ねたのが篠田さんの希望だったから
橘先生のファイルの行き先はあの棚でよかったんですね。
篠田さんが最後に撮った橘先生の写真はとても素敵だったし、副島先生が
撮った篠田さんは良い笑顔だったなあ。
篠田さんが橘先生に言った「君が助けたいのは俺じゃない」という言葉が
凄く鋭くてドキッとしましたねー。
1度か2度くらいしか会ってない橘先生のことを、あっさり見抜いてしまった
洞察力に驚きましたわ。目が見える見えないは関係ないんだなあって。
私は彼女がなぜあんなに頑なな「マシーン」になったのか、とても気になります。
きっかけは父の事件と母の自殺なのは間違いないんでしょうけど、その過程が
最後には明かされるのかな。
その橘先生の内面の変化も今回の見どころでした。
失明した患者の楽しみは寝ること、というのは副島少年のことでしょうか。
副島先生が片目を失明していたという設定をすっかり忘れていて(汗)、
確か医者になるきっかけはこの時の経験なんですよね。
「医者って儲かるよね」と言ってたし……。
最初から副島先生は日本の医療制度の問題点とか、医療費や保険治療の事など
他の医療ドラマでは殆ど取り上げられないテーマに、ぐいぐい食い込んでいて
そこまでこのドラマで追及するんだなーって驚いたくらいです。
脚本家の人はかなり取材をしているとありましたから、実際に副島先生と
同じように思ってる医者がいるんでしょうね。
ところで今回の手術シーンは足を使って操作していてビックリ!
眼科手術ってドラマで登場することはまず無さそうだから、すごく新鮮。
私の父は15年くらい前に網膜剥離で手術をしたんですが、ああいう機械を
使ったのかどうかは不明(笑)。当然ながら手術室に入ってないので。
網膜剥離は、スポーツや事故で頭に衝撃を受けたらなるもんだと思っていたら
普通に生活していてもなってしまうそうです。
放っておくと失明するので、視界に違和感を感じたら(視界が欠損するとか)
迷わず眼科に行くことをお勧めします!
父は違和感を感じながらなかなか病院に行かなくて、最初に見てもらった
町の眼科で女医さんにひどく怒られたらしいです。
朝出勤前に行ったらそのまま紹介状を書かれて、その日のうちに入院という
事態になって、母が慌てふためいてましたわ。
ちなみに父もずっとうつぶせで寝ていて、目には篠田さんみたいな金属の
眼帯着けたなあと、これもドラマを見ながら思い出しましたね。
先週の予告で卓巳が坂崎さんにお願いがあります、と言ってたシーンが
無かったのは次回に持ち越しでしょうか?
高橋一生さん演じる斉藤健さんは塾の先生だったんですね。
私がたまに通る塾の前でも、先生が生徒を送り迎えしている光景を目にします。
その健さんは予告では入院しているし、卓巳が母親から言われた事も意味深すぎて
やっぱり次回が気になりますよ~。
あと高木先生が言ってた「医者が患者に殺される」の真意も。
一つ一つの台詞が何かを示唆してるみたいで、いちいちねちねち考えてしまいます。
それとずっと気になってるのが、卓巳はおやつを食べる時に飲み物は飲まない
のかなーって。1話では後からカップを持ってたけど、それ以降は特に何も
飲まずにおやつだけ食べてますよね。
あれは食べた直後は台詞が言いづらいわけだわ(笑)。
アンアンの連載で次回はどらやきと書いてあったから、デスクの上にいかにも
和菓子ですよ!という箱が乗ってて笑っちゃいました。
来週はなんだろうなー。