A life with minerals な日々

鉱物標本の倉庫に寝暮らしする(笑)鉱物まみれの日々

「コロナと潜水服」奥田英朗著

2022-08-11 12:21:58 | 読書

長いこと図書館で予約待ちしていた「コロナと潜水服」が借りれたので読み始めた

奥田英朗さんは初期のころからほとんどの作品を読んできていつも楽しみにしてきた作家です

奥田英朗作品にわたしが思うところは、総じて文章が巧く読み手にストレス(労力)を感じらせることがなく読み進められるためかなりの長編でも断読が少なくなるので読後感が良いのです

今回の「コロナと潜水服」は5つの短編集ですが、労力を感じることなくすらすらと半日で読み終えてしまいました

読者というのは勝手なもので、読みやすい作品=軽い評価となりがちですが「コロナと潜水服」でわたしが感心したのは物語の面白さはあたりまえとして5つの短編が(起承転結)として全くジャンルは違いながら、笑いがあって、モヤモヤがあって、ほろっとくる...  という読み手の感情を誘う作者の手腕でした


山の日 8月の思い出の山

2022-08-11 12:03:11 | 登山

8月は夏山のクライマックスなのでたくさんの思い出の山があります

2009年の8月にはかねてからのプランを好天が叶えてくれそうだったので

8/14  富士山

8/16  蓼科山

8/17  甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 

 

まずは、富士山...      快晴のご来光

翌々日、蓼科山...     快晴

↓こんな位置関係ですね

翌日も快晴で、足は完全に仕上がりきっているしほとんど空身だったのでさくさくと登って念願の黒戸尾根

甲斐駒ヶ岳山頂では大展望がすっきりで、昨日はあの山の山頂にいて3日前にはあの山頂にいたんだなあ、とひとり「悦に入る」してました

 

 


TATTOO

2022-08-10 12:10:48 | その他

午前中に郵便局で発送してスーパーに買い物に行くのはいつものルーティンなのですが、道すがら

お?‼、という看板を見かけました

調べてみると、オランダで技術を磨き施術の評判もかなり良い彫し師さんがスタジオを始められたとのこと...

SHU TATTOO

タトゥーかあ、良いなあ

山と鉱物の図案で彫ってくれるかなあ

人生の新章の区切りに、、良いかもしれない


オリビアニュートンジョンさん

2022-08-09 12:15:00 | その他

8/9、オリビアニュートンジョンさんの訃報が報じられた

たまたまでしょうが、最近YouTubeで"Xanadu"の音源を聞いていたので衝撃も大きかった..

代表作アルバムである「Physical」はわたしが小学生時代に貯めたお小遣いで買い求めたレコードの中の一枚でフィジカルやムーブオンミーはほんとうに思い出深い曲です

Youtube「Make A Move On Me」

ほんとうにこの年になって今までの人生経験で楽しみや嬉しみを与えていただいたアーティストの方々には感謝の気持ちが年々大きくなります

R.I.P オリビアニュートンジョンさん

 


山歩きと短歌

2022-08-09 11:00:04 | その他

30代のころ短歌にドはまりした

30代の10年間はほんとうに山歩きにどっぷりだったので、一人で山を歩き夜を過ごしていると

山は心をひらいてくれる...

複数人で山を歩いているときは山も(まあ、楽しんでいってよ...)て具合で放任するのです

そんな多感な人生時間をありがたく過ごしてきたなかで思いを繋ぎとめておきたいとたどり着いたのが短歌でした

自分で短歌関連の入門書を読み漁り、「短歌研究」も毎月購読して、ついには朝日カルチャースクール新宿で

今野寿美さんの教室にも3年ほど通いました

(さらさらとみずの流れるもりの夜 ヨタカ黙して闇深まりけり)

新潟県 湯沢町にある大源太山を歩いた折に前日に近隣にある大源太キャンプ場で平日ひとり貸し切り!のテン泊をした時の体感を詠んだものです

広いキャンプ場に管理人もすでにいない夜半にヨタカの鳴き声が「キョキョキョキョ.........」と近くに聞こえていましたが

鳴き声が止むと静寂が一気に押し寄せてきます

しかし、やわらかくみずの流れは止むことなく闇夜のなかに聞こえています

上州のマッターホルン 大源太山 

↑ 上越のマッターホルン 大源太山

今は、個人的都合で山歩きは止めているのですが人生の次章では短歌を詠むための山歩きを再開したいと思っています

(幕一枚 隔てる夜の閑けさに ......)

この上句は自作のなかでも気に入っているのですが、下句に工夫がないことにはありきたりとなってしまうと感じており

今なお十数年考えつづけています

再開の山歩きはこの下句を探す旅でもあります