長崎県大会３月２８日の結果

３／２８（月）
[県長崎]
①島原７－２九州文化
②島原翔南４－１４松浦

[佐世保]
①口加４－３諫早農業
②長崎工業３－１壱岐商業

【春の九州地区高校野球県大会】第３日／大村など２回戦へ

第１２８回九州地区高校野球県大会（春季大会）第３日は２７日、長崎市の県営ビッグＮスタジアムなどで１回戦計６試合を行い、大村、小浜などが２回戦に進んだ。

　第４日の２８日は、同スタジアムなどで１回戦計４試合を実施する。

　▽１回戦
大村
　　４２１００１７―１５
　　０００１０１１―３
上対馬
　　（七回コールド）
（大）横瀬－吉永
（上）松村－小茂田
▽本塁打　長津（大）▽二塁打　中島（大）
（大）321110３５５３２１６
　　　打安点振球犠盗失併残
（上）26５３７５０１６０７

五島海陽
　　０００００００００―０
　　０１００２３００×―６
小浜
（五）坂井鷹、後川－寺坂
（小）種村－田中
▽三塁打　宅島（五）▽二塁打　田中（五）
（五）26６０４３１１１０３
　　　打安点振球犠盗失併残
（小）27５４３８２１０３７

佐世保実
　　２２０１１０００２―８
　　００００１１０００―２
鹿町工業
（佐）木村－浦彰汰
（鹿）近藤、辻－福田
（佐）3413７３11５４００15
　　　打安点振球犠盗失併残
（鹿）32７２６０１０１１４

対馬
　　０２０００００００―２
　　０００００００００―０
長崎鶴洋
（対）阿比留－橘
（鶴）山崎勝－深堀
▽二塁打　村井（対）
（対）30６１10２１３１２４
　　　打安点振球犠盗失併残
（鶴）32８０５２２０００９

佐世保西
　　００００３１０―４
　　１０００２１7x―１１
佐世保北
　　　　　（七回コールド）
（西）木下、嶋崎－池田
（北）森、大平－大渡、古賀大
▽三塁打　島崎（西）▽二塁打　小倉、濱田（西）
（西）23５４７７２０３０７
　　　打安点振球犠盗失併残
（北）321510３３４５００８

佐世保高専
　　００１０１０４０１―７
　　０１００２００１０―４
五島
（佐）古川－岡村
（五）佐々野、北川－山本
▽本塁打　平湯（佐）▽三塁打　佐原（佐）松本、山本（五）▽二塁打　日浦２、宮田、古川（佐）平田、山本（五）
（佐）3413６７８２４０１10
　　　打安点振球犠盗失併残
（五）3410４６３２０２１８
（３月２８日長崎新聞掲載記事）

波佐見、加古川北両監督に聞く ８強懸けあす激突

　【長崎新聞取材班】本県の波佐見は２９日の２回戦（９時）で加古川北（兵庫）と対戦する。ともに初出場の公立校で、初戦突破で勢いに乗った。互いに好投手を擁しており、実力は伯仲。終盤まで１点を争う展開が予想される。８強入りを懸けた一戦を前に波佐見・得永監督、加古川北・福村監督に相手の印象、意気込みなどを聞いた。（中島崇雄）

　－１回戦を振り返って。

　得永　元気を出して全力でやれたことは良かった。ただ、興奮しすぎて冷静さを忘れていた部分が多かった。

　福村　地元の大応援団のおかげで、好チームの金沢（石川）に対していい試合ができた。ミスも出ているので修正したい。

　－チーム状態は。

　得永　横浜（神奈川）に勝って自信がみなぎっている。一つ終わったので、落ち着いて自分たちらしさを出せそう。

　福村　けが人もなくリラックスして調整できている。１勝で満足せずに切り替えて、もう一度校歌を歌いたい。

　－相手の印象は。

　得永　同じ県立高校でうちと似ている。エース井上が投打の中心。攻撃は足でかく乱してくるので惑わされずに守りたい。

　福村　素晴らしいチーム。伸びのある直球がすごい松田投手を中心にまとまりがある。全力プレーがとても爽やか。

　－目指す試合展開を。

　得永　願わくば先行逃げ切りがいいが、展開に合わせて対応していく。先制されても小差で相手にくっついていきたい。

　福村　守備からリズムをつくって、ロースコアに持ち込みたい。走塁に力を入れているので、どうにかして点を取りたい。

　－意気込みを。

　得永　普段お世話になっている方々へ感謝し、震災に遭われた方へ勇気を与えるような全力プレーを見せたい。

　福村　野球ができる喜びと感謝の気持ちを持って、加古川北らしく今までやってきたことを甲子園で表現する。
（３月２８日長崎新聞掲載記事）

【春の九州地区高校野球県大会】第２日／壱岐など２回戦へ

　第１２８回九州地区高校野球県大会（春季大会）第２日は２６日、長崎市の県営ビッグＮスタジアムなどで１回戦計６試合を行い、猶興館、壱岐などが２回戦に進んだ。

　第３日の２７日は、同スタジアムなどで１回戦計６試合を実施する。


　▽１回戦
北松西
　０００００００―０
　０００２３０2X―７
猶興館
　　（七回コールド）
（北）山崎、伊藤－尾野
（猶）松永－山下
▽三塁打　松永、早田、橋口（猶）▽二塁打　早田、七種（猶）
（北）22１０６４１０２０６
　　　打安点振球犠盗失併残
（猶）29９４２４１７１０７

壱岐
　２１００１００１１０１―７
　０００１１００２２００―６
長崎西
　（延長十一回）
（壱）長岡、長嶋－原田
（長）大塚－出口
▽三塁打　小林（長）▽二塁打　小森、長岡２（壱）出口（長）
（壱）4214５３２４０１３８
　　　打安点振球犠盗失併残
（長）3911５４10２３１１12

上五島
　０００００００００―０
　０００００１０４×―５
総大付
（上）長山－中口
（総）川下、奈切－山下
▽二塁打　山下、岩松（総）
（上）25５０６６１１１１５
　　　打安点振球犠盗失併残
（総）21６５１９６１０２７

大村工
　０００１０００００
　００１００００００
鎮西学院
　（延長十回）
　　１―２
　　０―１
（大）豊田－小柳
（鎮）高田－丸山
（大）34６１４２３２１２７
　　　打安点振球犠盗失併残
（鎮）31３０８４１０３１５

大崎
　１０２３１４１３―１５
　００１５００００―６
諫早商
　　（八回コールド）
（大）森、小嶋－前田
（諫）山本純、山本祐、深田－原、山本純、原
▽三塁打　岩永（大）▽二塁打　河上、荒木（大）下村（諫）
（大）381213４11１３０１11
　　　打安点振球犠盗失併残
（諫）3111６６６１１５１８

長崎北陽台
　０１１０１２０００―５
　１０１００００００―２
西海学園
（長）北村－吉本
（西）高田－宮地
▽二塁打　楠本、鬼崎（長）森田、木崎、松尾（西）
（長）3412５２10２８１１14
　　　打安点振球犠盗失併残
（西）30８２６５３００１９
（３月２７日長崎新聞掲載記事）

選抜高校野球３月２８日の結果

[センバツ高校野球]
28日の試合結果
大垣日大 7-0 東北
九州国際大付 4-2 日本文理
北海 1-0 天理

全力プレー支え続ける 波佐見・重松康志トレーナー

練習後に選手のケアをする重松トレーナー＝大阪市、舞洲ベースボールスタジアム


　佐世保市の三川内病院に勤める理学療法士、重松康志トレーナー（４２）は１９９９年から波佐見高野球部の健康管理を一任される存在。身体学の立場から波佐見ナインの全力プレーを支えている。　２００２年５月、「ずっと後悔している」挫折を経験した。０１年夏の甲子園で２年生エースとして注目を集めた新地慶彦投手の故障を防げなかったことだ。３年生になった新地投手が右肘に違和感を覚えた。「エックス線もＭＲＩも異常はなく、練習試合のゴーサインを出した」。だが、試合中に新地投手は「骨がずれる音がした」。異変が起こった。

　急いで一緒に病院へ戻りエックス線を撮った。「頼む、大丈夫であってくれ」。祈るように画像を見詰めたが、右肘と上腕骨の連結部分が真っ二つに折れていた。責任を感じ、「辞めたい」と願い出たが、周囲が許さなかった。「本当にそう思うなら、もう一度頑張ってくれ」。自責の念が和らぐと同時に誓った。「もう二度と故障者を出さない」

　今季は毎朝５時に起き、朝練でストレッチなどの指導も実施。「日によって選手の状態は変わる。毎日診ることで大事になる前にストップをかけられる」。大阪入り後も選手たちのケアに当たっている。２９日の２回戦へ、万全の状態で送り出す。
（３月２７日長崎新聞掲載記事）

「戦闘態勢に切り替え」 波佐見が２回戦へ調整練習

打撃練習に汗を流す波佐見ナイン＝津門中央公園野球場


　選抜初勝利を飾った本県の波佐見は２６日、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場などで約３時間、調整練習。２９日の加古川北（兵庫）との２回戦（９時）へ向け、気持ちを高めた。　２４日の横浜（神奈川）戦は、名前負けすることなく普段通りのプレーを披露して快勝。オフの２５日は、甲子園へ試合観戦に行くなど、リラックスした雰囲気で過ごした。

　この日の練習はノックで守備のカバーリングを確認し、フリー打撃でスイングを調整。加古川北のエース井上の緩い変化球をイメージしながら、鋭い打球を飛ばしていた。エース松田はダッシュを繰り返し、ノースロー調整した。

　山口主将は「次に向けて一からやり直すぞという雰囲気になった。地元兵庫のチームとの試合。観客が多いと思うので、それを力に変えたい」。得永監督は「１回戦を終えて、守備位置の乱れなど反省点も見えてきた。休日を終えて、今はもう戦闘態勢に切り替わっている」と話していた。
（３月２７日長崎新聞掲載記事）

春の九州地区高校野球県大会 諫早など２回戦進出

　第１２８回九州地区高校野球県大会（春季大会）は２５日、長崎市の県営ビッグＮスタジアムなどで開幕。１回戦計６試合を行い、長崎北、諫早などが２回戦に進んだ。

　第２日の２６日も同スタジアムなどで１回戦計６試合を実施する。優勝校は九州大会（４月２４～２９日・鹿児島）に出場。選抜高校野球大会に出場している波佐見は予選免除で出場する。

　▽１回戦
長崎北
　　３００００１０００―４
　　０００００３０００―３長崎東
（北）北川、川口－山崎
（東）松尾健－本田
▽二塁打　瀬崎、田中（東）
（北）２９６２３７３１０１８
　　　打安点振球犠盗失併残
（東）３０９３１２４１３１６
諫早東　０００００００―０
諫　早　０１００１５×―７
　　　　　（七回コールド）
（東）中村翔－廣田
（諫）東、安井－藤本
▽二塁打　藤本（諫）
（東）１９００１０３１０２０２
　　　打安点振球犠盗失併残
（諫）２４５３３２２３００３
国　見　１４０１００４―１０
平　戸　００００１００―１
　　　　　（七回コールド）
（国）脇山、栗浦－本田
（平）出口－里崎和
▽三塁打　長田、鉄本（国）▽二塁打　脇山２、大久保拓、本田（国）
（国）３０１４６０６６５００１１
　　　打安点振球犠盗失併残
（平）２４４１４２１００４５
島原工　０１０００００―１
西　陵　００２１６０×―９
　　　　　（七回コールド）
（島）窪田、吉田－中田
（西）笹田－内野
▽三塁打　笹田（西）▽二塁打　金子（島）山本（西）
（島）２６５１７１１０３１６
　　　打安点振球犠盗失併残
（西）２４１１８０４２２１０３
佐世保南
　　　　１４１２２０３―１３
　　　　０００２０００―２
佐世保東翔
　　　　　（七回コールド）（南）浜村遼、永尾－山田
（東）近藤－前田
▽三塁打　吉永、柳田、六山（南）▽二塁打　山口、山田（南）
（南）３６１２１０３３４９０１９
　　　打安点振球犠盗失併残
（東）２６７２１３１０８０７
長崎南
　　００００５００００―５
　　１００００００１０―２
川　棚
（長）道向－射場
（川）吉田、坂井、松本、原口－原口、谷
▽三塁打　田口（長）▽二塁打　中島純（川）
（長）３６１２５２６１５４１１１
　　　打安点振球犠盗失併残
（川）３０４１７５１１３２７
【編注】▽三塁打　柳田（南）の柳は木ヘンに却の去が夕
（３月２６日長崎新聞掲載記事）

波佐見快勝発進 名門横浜に５－１

　【長崎新聞取材班】第８３回選抜高校野球大会第２日は２４日、甲子園球場で１回戦３試合を行い、本県の波佐見は横浜（神奈川）を５－１で下し、選抜初勝利を飾った。

　波佐見は１回、連続押し出し四死球で２点を先行。五回に暴投と神崎の左前適時打で２点を加え、七回に柴山の右中間を破る適時三塁打でダメ押しした。先発松田は８安打８四死球と苦しみながら、１失点で完投。横浜打線を自責点０に抑えた。横浜は先発山内が初回に４四死球と乱れ、暴投やミスも失点に絡んだ。

　４年連続２１度目の出場の天理は、三回に打者１１人の攻撃で７点を挙げ、２１世紀枠で春夏を通じて初出場の大館鳳鳴（秋田）を８－０で下した。天理は２００８年以来の初戦突破。

　初出場の加古川北は好投手釜田を擁する金沢（石川）に４－０で快勝して、甲子園初勝利を挙げた。加古川北の井上は２安打完封。

　波佐見は第７日の２回戦第１試合（２９日９時）で加古川北と対戦する。

　▽１回戦（１１時３５分、１００００人）

横浜（神奈川）

００００１００００―１

２０００２０１０×―５

波佐見（長崎）

▽三塁打　柴山▽二塁打　樋口、拝崎、小峰▽犠打　伊達、柳▽盗塁　伊達（１）乙坂２（２）▽失策　柴山２▽捕逸　近藤▽暴投　山内、柳

▽試合時間　２時間１６分

◎ひと言

　◆得永健監督　勝因は普段通りの動きができたこと。松田は前半飛ばしすぎて心配したが、よく投げてくれた。横浜はいい打者が続いていたので、最後まで勝てるとは思えなかった。実感が湧いてこない。

　◆山口優大主将　（１番打者として初回から出塁）今季の波佐見は試合の流れを大事にしている。主将として、この日の流れをつくるきっかけになれて良かった。何度もピンチをしのいで、またチームが一つになった気がする。

　◆小峰史也一塁手　（五回裏の右前二塁打は）初球の外低めの直球を見逃したので、同じ所にくると読んで狙い通りに引っ張れた。練習通りに積極的な走塁で二塁へ進めて良かった。

　◆田中佑弥中堅手　（五回に飛球を好捕）甲子園独特の"浜風"を考えて守ってはいたが、予想以上に打球が伸びて少し焦った。次も長打にさせない守備を徹底して、自分のできることを出し切りたい。
（３月２５日長崎新聞掲載記事）

松田力投、自己最速１４８キロ 最後まで球威落ちず

【横浜－波佐見】１失点完投した波佐見のエース松田＝甲子園


　九州屈指の右腕は、最高の形で全国デビューを飾った。波佐見のエース松田が、過去５度の甲子園優勝を誇る横浜打線を相手に１失点完投。選抜初出場のチームを勝利に導き、聖地で強烈な印象を与えた。

　初回からエンジン全開だった。１球目から１４０キロ台の直球を連発し、自己最速の１４８キロも記録。変化球を見極められ、毎回のように得点圏に走者を置いたが「自信を持っている直球で気持ちを強く持って投げた」。気迫のこもった手元で伸びる剛球は、ピンチでこそ真価を発揮。六回２死満塁、好打者の乙坂を徹底的に内角攻めして三振で切り抜けるなど、要所を締めた。

　昨秋の九州大会は終盤に球速が落ち、勝負球をとらえられた。冬場に走り込みで体力をつけ、疲労をためにくい投球フォームに修正。この日は１７０球を投げたが、最後まで直球は１４０キロ台を保っていた。得永監督は「格段にスタミナがつき、球威も増した。成長した」と賛辞を贈った。

　自身初となる全国舞台のマウンドに「最後まで思い切り投げた。勝てたから百点」と納得の様子。だが、「四死球を８個与えたのは課題」と２回戦以降へ反省点も見えている。強心臓の右腕は、甲子園でさらなる進化を遂げる。
（３月２５長崎新聞掲載記事）