The Blog of a2pro

オリジナルのショートストーリーやイラスト。近隣・旅先の写真や簡単なガイドなどを紹介しています。

『誰かのために』

2021-12-31 14:50:00 | ショートストーリー

いま、そこにいるあなた、誰かのために生きてください。

誰かのために生きるという事は、あなたがちゃんと生きているという事。

ちゃんと生きるという事は、あなたが自分の行動に責任を持つという事。

そう。それは、ある日突然やって来て、私たちの日常を壊し始めました。

それを、恐れる人と、そうでない人。
そして、今まさにそれと戦っている人。

もちろん。一人きりでは戦えないから、多くの人々の力をもらって、戦っているはずです。

ただ、忘れてはいけない事が一つ。

その多くの人々の後ろには、私たちと同じく、家族がいて、友人がいて。

それらすべてをなげうって、私たちの未来のために尽くしてくれているという事。

人種や性別、地位や名誉、裕福だったり、そうでなかったり。そんなものは、おかまいなしに、それは襲い来るのです。

誰でも、他人事ではないと思います。

今、会いたい人は、今、会わなければいけないのか?

本当に、今、そこに行かなければいけないのか?

確かに。
会って、会話して、食事して。
楽しい時間を過ごせるでしょう。

けれど、それによって、そんなつもりじゃなかったのに?! という状況を、うんでしまうかもしれないのです。

誰かのために生きるという事は、誰にも悲しい想いをさせないために生きる、という事です。

偉そうな言い方かもしれませんが、一人一人プライドを持って生きてゆきましょう。

それと。一つだけ、自分が誇れるものがあります。

一日一回、必ず笑う事。

どんなに些細な事でもいいから、大声で、腹の底から笑う事。

そして、自分が笑う事と、同じくらい大事な事が、誰かを笑わせる事です。

実際に会えなくても、今の時代は、何かでつながっていられるはずです。

あなたも、私も、一人きりじゃないから。
一緒に明日を刻んでゆきましょう。

PS、うまく言えないけれど、皆で頑張りましょう!!


a2pro


近隣庭園_小石川後楽園の紅葉

2021-12-17 18:36:58 | 散歩

小石川後楽園は東京都文京区にある都立公園です。

江戸時代の初めの頃(1629年(寛永6年))に、水戸藩徳川家・徳川智房の命により、庭師の徳大寺左衛門が上屋敷内の作られた回遊式の庭園です。

四季折々の風景に多くの観光客が魅了されます。

隣は東京ドームを含む東京ドームシティが在り、時折、アミューズメントパークからの絶叫も響き渡ります。

フォトアルバムのように撮影した写真を並べてみました。

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季節に応じ、様々な写真が撮れそうです。
是非、また訪れたいです。


『歌うたい』

2021-12-10 16:56:10 | ショートストーリー

歌う事が大好きな少女と少年がいました。
少女の名はヒロミ。少年の名はタツヤ。

メロディーラインを歌うヒロミに、ハモったり、ユニゾンで歌ったりするタツヤ。

そんな2人の歌声はとても美しく、聴く者は皆幸せな気持ちになりました。

始めは友人達だけだった観客も、1人増え2人増えと、歌うたびに増えてゆきました。

それを見ていた大人達は、「コンサートをしないか?」と、ヒロミとタツヤに持ち掛けます。

そう、お金儲けが出来ると思ったのです。
けれど純粋な2人は、その事に気付きません。
歌を歌えるという嬉しさだけで、2人はその話を快諾します。

小さなハコから始まり、次に屋根にタマネギがついたホールへ。
そして野球が出来るくらいの巨大なホールへと、着実にステップアップしてゆきました。

気が付くとヒロミもタツヤも大人になっていました。
それでも、2人の人気は衰えません。

ヒロミは高音の、澄んでよく通る美声はそのままに。
少女の時には無かった、艶のある声も手に入れていました。

タツヤは、声変わりはしたものの、ハリのある低音が出るようになり、
益々人気を不動のものへとしてゆきました。

しかし、そんな2人にも転機は訪れます。

ヒロミは好きな人が出来て、結婚を考えるようになりました。
そんなヒロミには言えない秘密を、タツヤは1人で抱え、悩んでいました。

「コンサートをしないか?」と言ってきた大人達が、2人を利用し、私腹を肥やしている事を、知ってしまったのです。

幸せそうに彼氏の話をするヒロミに。
タツヤは何も言わず、そしてヒロミは結婚します。

しばらくして。
ヒロミは子供を授かり、歌う事を少しの間、休む事になります。

その間、タツヤは1人で歌い続けます。
けれど。歌えば歌うほど、タツヤの心は壊れてゆきます。

自分が歌う事で、誰かの役に立っているのだろうか?
そんな疑問で頭の中が一杯になり、2人を利用している大人達だけが、得をしているような気がしていました。

それでも。タツヤは歌う事をやめません。
なぜなら、歌う事が、とてつもなく大好きで。
さらには、ヒロミの戻る場所を守りたかったからでした。

そうして。ヒロミが子育てを一段落させて、戻ってきました。
タツヤは、ただ笑って、ヒロミを迎え入れます。

しかし、ヒロミは気付きます。
「何か隠してるでしょ?」

ヒロミの問いに。一瞬タツヤは真顔になり、その後ボロボロと涙を流しながら、を打ち明けました。
心の優しいタツヤにとって。もう限界だったのです。

「よっしゃ。そんな奴ら、やり返しちゃおう!」
そう言うと、ガキ大将みたいな顔で、ヒロミが笑いました。

そうだった。ヒロミはこういう所が、強いんだった。
と、タツヤもつられて笑っていました。

再びタッグを組んだ2人は、もう無敵です。

そして1カ月後。
ヒロミの復帰第一弾のコンサートが、有楽町の大ホールで、行われる事になりました。

ところが。初日の舞台に、2人の姿はありません。
それどころか、観客が1人もいないのです。

2人を利用していた、悪い大人達は、アタフタしています。

ちょうどその時間。5つの輪が頭をよぎる競技場で、ヒロミとタツヤの歌声が響いていました。

SNSで拡散。さらにファンクラブの人々にも協力してもらい、観客大移動を可能にしたのでした。

今頃、悪い大人達の元へ、2人の退職届が。
それと同時に、大量の退職届も、送られていることでしょう。

それらは全て、親身になってくれたスタッフ。
そしてマネジャー達のものです。

もちろん。コンサートは大成功に終わりました。
そしてアンコールの曲、「歌うたい」は、こんな曲でした。

【歌うたい】

うたうたいがふたり だれかのためにうたっている
うたうことはいのり だれかとつながりあうために

どんなにちいさな よろこびでも
どんなにおおきな かなしみでも

わらいあいながら うたえれば きっとだいじょうぶ

あしたがあるかぎり きぼうとゆめにおわりはない
だれかがいるかぎり ふたりのうたにおわりはない

こんなにあかるい ふりをしても
こんなにさみしい まちかどでも

わらいあいながら うたえれば ずっとだいじょうぶ

たかが歌、されど歌。
人生のターニングポイントで聴いた歌は、いつまでも、その人の応援歌であり続けます。

そうして。
ヒロミとタツヤは、本当の歌うたいになっていったのでした。

a2pro


紅葉の中の「東京雲海と森のオーロラ」

2021-12-04 10:01:23 | 散歩

ホテル椿山荘東京「東京雲海と森のオーロラ」

「ホテル椿山荘東京」は東京都文京区にある藤田観光が運営する、四季折々の庭園風景が楽しめるラグジュアリー系ホテルです。結婚式から様々な集まりまで幅広く利用されています。

現在は「東京雲海と森のオーロラ」が催しされています。

オーロラと雲海を拡大表示

ホテル椿山荘東京の風景です。
日常を忘れ、様々な景色を魅せてくれます。

日差しを拡大表示

椿山荘_01を拡大表示

椿山荘_02を拡大表示

<ホテル椿山荘東京の紅葉風景>
色とりどりに染まる風景を楽しめます。

画像5を拡大表示

<ホテル椿山荘東京で模様される雲海>
東京で楽しめる雲海です。雲海は人口でも、自然の中の天候や風の強さなどにより、様々な風景をもたらしくくれます。

雲海_01を拡大表示

<ライトアップ>
ホテル椿山荘東京で模様される雲海。夜はライトアップされ、幻想的な風景を楽しめせてくれます。

ライトアップ_01を拡大表示

夜の雲海を拡大表示

時間の経過を忘れ、楽しく美しい風景を楽しませてくれます。