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酸素ボンベがまだ来ない

上手い思考の吐き出し方を探しています。目指せ週1更新。しかし最近ゲームメインになってます。

【プレイ記】巡り廻る。

2012-11-10 00:09:06 | ゲーム・プレイ記
そろそろ冬なんだけど、今年のクリスマスは研究室で翌日の進捗報告に備えることが決まっていて全く寂しくな(
8bitです。

白い絆をやるためにツクールを買うのが現実的な値段になってきました……。

■巡り廻る。は、Elonaと並んで有名な人生ドレイン系RPGらしいです。いやまあ、ドレインされてないですが。先月半ばあたりから初めてプレイ時間60時間越えてないくらいなので、ちゃんと大学には行けてます。プレイ時間だけ見るとゲームは一日二時間っぽくてやばい。さすがにElonaやっていたとき(20日前に時計を見て気がついたらクリスマス終了のお知らせ)ほど、自分の状況がそれを許さないというか、火曜日の進捗報告資料作成のために家にこもるはずが30時間くらい経ってたくらいであります。

■Elonaより、属性が存在しない分だけきちんとクリアしようとしたときの絶望感は少なかろうと思ったのですが、あんまりそんなことはなかったです。
 キャラメイクをミスって王様からもらえる強力な武器のどれもが装備できずに武具作製が成長するまで主人公が控えに回ることになった時点で結構凹んでます。武器の作製など結構パターン化されているのですが、理想的パターンと自分のリュックの中身の都合をいかに折り合いをつけていくか(きちんと集めろという話ですね、はい)というゲームになりつつある……。
 仲間が頑張って戦ってくれるのを見守るプレイも有りとは思うのですが、現在の主人公剣がメインの若者男子でどっからどう見ても司令官タイプではないんですよ。装備できる重量が大きいので、火力がもう少しあれば耐久力ゆえ活躍すると思うのですがー。

■現在の、と書いたのですが、初回ちょっとプレイに失敗してやり直してます。

 最初にキャラ作ったときは、全く武器・防具などの作製をめんどくさいと言ってやらなかったところ、あまり探索(ダンジョンに行くとアイテム作成用の素材が手に入る)が面白くなく、さらに店売りの武器の値段がどんどんインフレしていくのに対し、輸送で稼げるお金はあまり増えないので装備を強化するために大陸何周すればいいんだーとなってそれ以上進める気にもなれず。

 で、二人目のときは、料理と釣り以外のスキルをコツコツと上げながら、最初40時間くらいはずーっと交易品と荷物を運んでグルグル大陸をまわっていたのです。ダンジョン行けよって話なのですが、今度はwikiを見て、浅はかに敵のエレメントレベルを上がるからよくないときめこんで逃げてばっかり。

 いい加減飽きたので、討伐依頼に手を出すと、これが案外楽しいのですが、なぜか全く味方の好感度が上がらない。特殊な相性でもあるのか? と思って調べると、スタミナ0,荷物量オーバーがいけないらしいことに気づき、また、馬車にいる仲間は戦っている仲間と同じように経験値をもらえることにもようやく気づき……。

 という感じに行き当たりばっかりにプレイしていました。

■攻略wikiを見ても把握しきれるか、というな……。空腹になっても能力と好感度が低下するだけで死なない点など、Elonaほど死なないと思いますが、反面個別会話などの小さいイベントがちょくちょくありそれを全部見ようとしたりすると大変かも。生活スキルは目的や対応が分かりやすくてよい感じ。

 金を稼ぐのと趣味のための戦闘とは関係ない演奏スキル、それを鍛えるために、最初から人間を相手にしたら下手くそすぎて殺されるので、まずは動物だらけのコンサートをする必要があり、そのために牧場を買う資金を貯めるところから始めるとよい、みたいな展開を楽しめなくて残念だとか思っていません。

 作製系のスキルをはじめの方から気を配っておくだけで、あとは今までのプレイスタイルに飽きたら手を出してみる、という案配で楽しんでいます。武器作製が把握しきれなくなってきたので、モンスターを飼い始めました。ダンジョンの最奥地に落ちている卵を拾って、地の国の城下町の牧場で孵化させた後、連れ回していたら、味方と同様にレベルアップしていきます。ポケ○ンじゃないけど、進化するみたいですね……。
 最近火の国でレベルを上げすぎて、鉄鉱系不足からくる薄装甲に悩む我がパーティーの救世主となってくれないだろうかと思って連れ歩いています。亀だし。

 あと最低でも二周するのがストーリー的な終わりらしくてちょいと続きをどうしますかねーという感じです。

Deazon -呪いの宝石オビディヴェンジ- プレイ記12。

2012-10-14 03:34:23 | ゲーム・プレイ記
失敗分析はキリがつかないということでキリをつかせました。
何百回測っても上手くいかないものは知らないよー。
とりあえず測定をほっぽって作製をやってみることにして、で作製用の装置が直るまで、表向き平穏な日々を過ごすことにきめました。
8bitです。

この記事を書くのが楽しみでしたー!
すぐ更新が止まるんだからネタは貯めて置けよ、という感じなのですが、気にせず上げます。
隠しラスボスなので一応以下は伏せ字です。リンクが伏せられていないのはご愛敬です←



■VSハーバイル 後半戦

■ちょっと、残念な感じでもあるのですが。結局自力では倒せそうになかったので、
あれから5回くらい挑戦した後、音を上げて、大人しく作者様のプレイ動画を拝見することに。

というか、毎回思うのですが。
もしかしなくても、私のDeazon特殊技出なさすぎ?

連携が特にでないのですが、連携の出やすさは本篇の選択肢だった様な気がしておりまして、いや、しかしそんな他人と仲良くなれないような選択肢を選び続けた覚えはないのだけれど。
状態異常を直すのがめんどくさいため、割とぽこぽこ戦闘不能にしているのが原因の気もします。

つコミュ障         orz


……それはさておき。
参考にしたのはこちらの動画です。
【Deazon】作者自らバトryVS隠しラスボス前半
【Deazon】作者自らバトryVS隠しラスボス後半

■■■参考になった点
■タテキの序盤の雄叫び → 雄叫び=状態異常耐性付与なので、状態異常補正用の宝石が外せるので、その分をパラメータ強化に当てることが出来る。自分の場合、赤と水色の宝石を装備したけれど、宝石よりも宝玉の問題だったのか、動画見ておおーっと思ったほど攻撃力は伸びませんでした。

というか、赤の宝石で+8補正をつけても何も付けないハルキさんの方が力が強いのか……。
やっぱr(ry

■メグの炎系魔法 → 追撃は目立つから覚えていたのだけれど、各属性魔法の追加効果を忘れていたなぁ、という感じです。

■リョウの攻撃技について → ひたすら戦車(=4000ダメージ固定。クリティカル8000)を惰性で使っていたのですが、激励なども考えれば、ガトリング電柱やスーパースローの方が効くみたいです。

■命中率 → ハルキの呪言の闇の追加効果の部分。実際動画では2(miss)/5(攻撃回数)とかの確率で避けていました。まあ、自分のプレイの時は案の定あまり目立たず、状態異常耐性の装備で固めていたので、回避出来る攻撃よりほとんど実害のないメグリムの方が嬉しかったりしました。

■エイジアマハリト → この具体的効果が分かったのがよい収穫でした。20回で段々威力上昇なら、HP満タンでお守りがあれば防げそうです。ということで後半戦になったら、素早さの高いリョウを回復してお守りを投げたりしていました。

■序盤の回復 → SPCを狙うより堅実に行く方がよいみたいです。後半にハルキの覚醒や最期の唄を取っておけるとかなり楽なのですが、そのためには宝玉を攻撃にしたり、状態異常を割り切ったり(自分の場合はメグリム狙いで状態異常耐性を固めています)して、攻撃力を上げて早く攻められるようにしておかないとそもそも後半まで都合よく技が残ってくれないのではないか、と思いました。

■気合いのオーラ → 序盤で覚えた技なので忘れているとは何事……! かなーり、助けになりました。CCが3ターン必要となってますが、そのうち2つは自分の増えた行動で消費されるため、そこまでコストが大きくもないですが、しばしば御霊を喰らうでSPが切れたーとかいうときの回復とかにとても重宝しました。

■クールタイムのある技の使用 → 自分はそれまでどうせ封印されるしーと思ってあまり使っていなかったのですが、メグのプレジャーやミハル流回復を使えるときに使っておかないと、神秘の石が足りなくなる様子。(クリアしたときは実際足りなくなり、メグのプレジャー、タテキのアイテムによる個別の回復頼りでした)ガトリング電柱も安定してかなり大きな(自分の守りの宝玉+宝石補正無しで5000超)ダメージを与えてくれるので、使えるときは使ったほうがいいのでしょう。

以上の点をふまえたら三回目でクリアしたのですが、残念ながら今回は細かく記録してないのでログは出ません。
というか、片手の回数で終わると思ってなかったので(ry

まあ、大体こんな下のような感じでした。

■タテキは以外は前回述べたように状態異常耐性の宝石で固めて、タテキは一部を赤・水色の宝石に置き換えています。
動画を見て後半に最期の唄→アトロスヒルを取っておきたかったのですが、前半で壊滅状態になり早々と使用する羽目に。防戦装備にしてもダメージは致死量であることには違いないのです。
■とりあえず、初手の回復と、タテキの気合いのオーラはどんどん使います。回復に神秘の石も惜しんでいられない、とか言ってたらかなり序盤で使い果たしてしまいちょっと無理かなーと思いました。
■後半では珍しくハルキとリョウの連携が出て、今回は装備で怯み耐性をつけていたためあまりそこの部分の恩恵はなかったのですが、SP全体回復がありがたかったです。
■思ったより全体的に攻撃力が低く、やっぱり攻めて出るなら宝玉変えないといけないのかーと思いました。
■最期にケンズフォースでシメとなる部分が被ったときは、ちょっと感動しました。

今回、多分気合いのオーラと雄叫びが自分の戦略の中でかなり鍵だったらしく、とくに注意しなくても後半まで進められるようになったとき、かなり嬉しかったです。

それにしても、毎回思うのだけれど、ハーバイルさんジャンプに出ていそうなまっとうな悪役で
清々しいですね。


とりあえず、何度もヨロヨロしながらもDeazon -呪いの宝石オビディヴェンジ- プレイ記はこれで一旦おしまいです。
とても楽しい……とだけいうには辛くも嬉しくも充実した時間を過ごせました。本当にありがとうございます。

それでは、今晩はこれでお休みなさい。

Deazon -呪いの宝石オビディヴェンジ- プレイ記11。

2012-06-19 20:39:09 | ゲーム・プレイ記
隠しラスボスについて。全て伏せ字。

二回行動
HP:200000
(2回行動?)
●属性耐性
炎:70  氷:90  雷: 80
聖:100 闇:70  毒:100
乱:0  痺:0  眠:30
死:-100 怯:30


【赤字】終末の旋律
全体に350~450のダメージ。フィールド展開(終末:毒+混乱?)
ちなみに、一応マントで防げます。
【赤字】潰える希望
SPに500程度のダメージ。
封印+速度低下+CT5
御霊を食らう
SPに大ダメージ+速度低下+睡眠
【赤字】クリメイト
全体に即死つき大ダメージ。CCが効きます。死の宝石は即死はなくなりますが、ダメージは残ります。
アトロスヒル
おなじみのあの技。結構当たります。当たると6000超のダメージ。
発狂する魂
4回程度100前後のダメージ。CCが崩されてしまいます。
メグリム
毒・麻痺・崩壊・混乱の複数状態異常。
【赤字】倶には天を戴かず
100程度のダメージとフィールド「不倶戴天」(防御・抵抗低下、毎ターンHP半減)を展開
フィールド効果は塗り替えです。
そのあと、1ターン後
【赤背景】エイジアマハリトと複数回全体ダメージ技。
HP100000以下だと思うのですが、それ以降はこれらの技も織り交えて行動してくる。

全体的に素早さをあげて挑んでみる。
前座の方は最期の唄の即死で倒す。

【赤字】クリメイト
全体に即死。CCが効きます。
が死の宝石で防げるか。
状態異常がついている技はあるか。
のチェック。

とりあえず今のところ分かったこと。
■麻痺・眠り・混乱対策が必要
■ハルキはその対策より素早さを上げてコンボと序盤の崩壊要員にした方がよい?
 ■長期戦なのでハルキの覚醒は温存して置いた方がいいかも。
■HP高いので毒・崩壊をかけたい。
■くるしみで、絶望感のフィールドに持っていきたい。火力を……。
 ■強制的に終末の旋律で塗り替えられるため、これはあまり考えない方がいい。
■素早さを下げる<減衰系状態異常
■なかなかSPCを出すタイミングが。
■激励などですばやさを上げる
 ■メグのヒスペアのダメージ 1300(激励前)→3500(激励後)
■通常攻撃でなかなかダメージが通る(リョウ・タテキなら4桁)ので、狙える?
 ■ 激励などありの場合だった。素だとリョウ500弱。
 ■そういえば、タテキの通常攻撃は当たりにくいのだった。
 ■覚醒したハルキさんよりタテキの正中線の方がダメージ大きいのはデフォなのでしょう。
■幻のケンズフォースが出ればとてもいいのだが、それは賭けだなぁ。
 ■動画見ていて、これがあればさくっとダメージ削れそうだとときめいたのですが、自分はケンズフォースまだ出したことが無いのですよ……。
 ■ケンズフォースを序盤に出したところ、35,000のダメージでした。
  最期の唄のコンボ→約4万、ケンズフォース35,000で75,000。
  スーパースローが一回5000~6000。
  激励ありヒスペアが一回3500。
  毒+崩壊が一回約2000。とか書くと倒せそうなんですが。
  リョウのSPCがもっと出てくれる日まで待った方がいいのだろうか。

■10万を超えると倶には天を戴かずを使用。
   →HP半減効果 フィールド:不倶戴天です。
 ■さらに1万ダメージでエイジアマハリト。だんだんダメージが大きくなっていく全体攻撃です。
  最大HPの高いキャラ誰か一人MAXHPにしておくこと。
  ■エイジアマハリトはダメージは関係なくターン経過だと思われ。
  ■それではダメみたい。ハルキの覚醒復活も機能しないしなー。フィールド解除必要?マントを投げまくる?

ちょっと80代のままでは勝てる気がしないのでLv100に上げてますが、なかなか。
Lv100なのか、というとカンストっていうこともあるのですが、潜在能力が発動し、たとえばミハルだと崩壊に抵抗がつきます。
(これ、カリステカ対策として結構有効ですね。まぁ、知ってたから上げなかったんですが)

実は、イベントだけでも、と思って一度 カンタンモードで遊びました。
カンタンモードだとHPと行動回数が半減するため、とても戦いやすいです。

カンタンモードでやって思ったのは要は、上の攻撃も行動回数が半減したら戦えるレベルであり、かつ、10万程度でハルキの必殺技が残っていたらなら押し切れる、ということなのですが……。
リョウはフィールド効果が無く、激励後なら、なかなか。
フィールド効果によるHP半減(これどうしよう)があるので、CCが効きにくいことも問題。
なので、そろそろまだ使っていないマントやお守りを使い始める必要があるのかも知れません。

プリンキピア プレイ記

2012-06-10 01:46:08 | ゲーム・プレイ記
育成ゲームがやりたい、といっていましたが、ニュートンやフックを育ててみることにしました。

以前フリーゲームの攻略サイトで概要見てから気になっていて、大分古いゲームだからどうかなーと思いつつ試しにインストールしてみたらまだ動きましたのでちょびちょびやりたし。


まだまだ世の中の法則が解明されず、いろんな現象が混沌のうちにあった中世ヨーロッパで、ニュートンやライプニッツなど当時の著名な学者たちとなって、バネが伸びるときのフックの法則やら、細胞の存在やらといった発見を論文に書いては発表し、名声を稼ぐゲームであります。

どうでもいい話なのですが、
音楽がフリー素材でありまして。ゲーム開始時、ヨーロッパの地図を背景にまあ自分が操作するキャラクターを選択します。そのキャラクターセレクト専用の音楽が流れた瞬間、

Ruinaの妖精の国……


とか連想されてしまった。合ってるかは自信がないが、他にもいくつか懐かしくなったゲームが。思い出したのがどれも戦闘して勝ち進んでって感じの進め方で若者たちのヒロイックな感じのゲームだったので、ちょっと今からモノクロのおっちゃんに成りきって学会でドロドロやるのにww とおかしくなってしまいました。


で、このゲーム、OPでニュートンが推されていたので今回はニュートンで初回プレイすることにしました。

せっかくなので各コマンドの説明部分以外は細かく攻略サイトを見ずに、適当に光学の研究をしてます。

感想→…………おおう、特に書くことがない。

ニュートンはプッシュされるだけあり大変優秀でして、初めの貧乏学生の頃こそ苦労すれど、後は光学に集中さえしていればすんなりよい論文をばんばん書けてしまいます。というか、若い頃から優秀&健康(寿命長い)で、最初のうちに間違えて完成度の低い論文を出しまくる(ライプニッツがよくやってた)とかして名声下げまくらない限り、簡単に学会スターへの階段をかけ上がれます。

まぁ、中盤に賄賂贈ったりしてましたけど。

寿命がやたら長いため、光学を極めて会長になった後はやたらやることもなく周囲になぜか金を贈る変な老人と化してしまい、暇で仕方なかったため60過ぎで定年退職いたしました。

次回プレイでは史実に則って「数学のこの発見をしたのは私が先だ! それを盗みおってけしからん」とライプニッツをいびりまくるのがいいかもしれません。少なくともゲームの中では今回一切ニュートンさんは数学をしていなかったのですが。

そうするともう少し計画立てて早めに光学の発見を終わらせた方がいいかな。さすがに数学の素養0で批判は申し訳ないですから。

学会の審査がわになってから、中の人は定理出てくるたびにググって確かめてから論文調べたりする程度の数学力ですけどね。
(理系ですが、幾何は普段使ってないからだということにしてください。)

というわけで、次は終盤でライプニッツをいびって論文を公開提出させることを目指してみます……。

【感想】ラジアントヒストリア ※ネタバレ有り

2012-05-29 01:03:13 | ゲーム・プレイ記
あらためまして、こんばんは。8bitです。

前回は失礼しました。
書き始めたときは本当に誰も見ないチラ裏と思っていたので、思ったよりたくさんの方に見ていただいたので、
舞い上がってしまいました。

某アイドルグループの炎上マーケティングか、などと自分でも書いてて思ったのですが、
せっかく見ていただけたのだから、自分の気持ちと意図を理解して、かつ、これだけ恥をきっちりさらしておけばもう繰り返すまい的な……
とりあえず、気を取り直して感想書こうと思います。

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まずは概要から。

導け。 あるべき歴史を、光のもとへ。

百余年前に滅びた帝国から始まった異変。
それによる砂漠化が進行し、残った土地を主人公属するアリステルと敵国グランオルグの二つの国が奪い合う中、主人公は過去と未来を行き来して、仲間達と共に世界の砂漠化を阻止する方法を模索する……。

ここは気に入ってるので再掲します。

ラジアントヒストリアはそんなあらすじのタイムトラベル物です。
主人公ストックは自身の決断で分岐した二つの並行世界の過去と未来を行き来して、死ぬはずだった仲間や要人を救ったりしていきます。

まず、この二つの世界のストーリーの絡みっぷりがすごくツボでして。
任意のポイントに行き来できるわけでなく、主人公が時間移動に用いる書物「白示録(びゃくしろく)」に重要だと刻印が記されたポイントしか行き来できません。
しかし、このポイント配置が、かゆいところに手が届くのと同じくらいの絶妙さで、悔しいところに腕を挟み込んでフラグをもぎ取ってくる感じ。

もう、待ってろ、今から俺が向こうの世界で手がかり探して助けに行くから!
というゲームならではの実行できる正義感がたまりませんでした。(さよなら僕の睡眠時間。

最初の時間移動の例だと、任務に際して宛がわれた二人の部下がけなげに主人公をかばって倒れるところの直前に配置されて、
その二人が死ぬ未来をねじ曲げるといった感じで、大体主人公が失敗したら後悔するような重大な決断の前に刻印が記されます。
(後々、またこの二人が主人公に「ここは僕達が食い止めるから 早く行って!」と盾になるシーンが出てきて
 そこで、二人に任せるか自分も一緒に戦うかの選択肢が現れるのですが、非常に悩ましいww)

ただ一カ所だけどうしても納得できない箇所があって、しかしそれも綺麗にEDと絡んでいて。
さすがに伏せ字。
主人公が友人と一緒に新人部隊の隊長・副隊長(主人公は副隊長)になる異伝の方のシナリオで、
敵の奇襲により絶体絶命、国の民の希望を背負った隊長に、部下のキールがなんとしてでもこの戦を生き延びて欲しい、
と思ってまだ実戦はてんでダメなのに囮となって敵の中に斃れるシーンで、
ここでも一瞬主人公は部下に行かせるべきかどうか迷うのですが、もう刻印が現れるまもなくキールが「後は頼みます」と飛びだして散ってしまうのですね。

いままで主人公(とプレイヤーの自分)の想いに応えるように刻印を出してきた白示録が何で今回は、と夜中の三時にDS投げそうになりました。
しかも、そのシナリオと同時並行で進めていた並行世界で起きたアトというキャラクターとののほほんとしたイベントに刻印が出てどういうことなんだと。(これも結構ラストになって理由が分かりますが……)

主人公は白示録を通して過去と未来だけでなく、並行世界を行き来するのは、並行世界の出来事が、他方の出来事や人物に影響を与えるからなんです。
この並行世界である出来事がいい方に向かったら、他方でもいい方に向かう、というのがポイントらしく。

主人公は砂漠化を防ぐための儀式で、ゲームの基本的なストーリーの中では最終的に命を落とさなければならないのですが、
もちろん終盤になってこれを知った仲間達が、主人公が居なくなったあと、この犠牲を活かさなければ、と必死に活動を始めます。

すると、ノーマルエンディングの話なのですが、そのEDの一コマで先ほどのキール達が生きて帰ってくるんです。
赤い装束の旅人に助けてもらったんです……っていいながら!

このシーンすごく胸が熱くなって。
いままで白示録で仲間達や世界に影響を及ぼす一方だった主人公に、主人公の死を受けて世界の砂漠化の真相を知って行動を始めた仲間の行動や世界の変化から影響を受けているんですよね、きっと。
それで、それまで救うという選択肢が現れなかったキールが飛びだしていくシーンでなんとか助けることができるようになって。
真EDでは……。


パーティーに入るキャラクター達も、
普段は無愛想(周り認知済w)ながらいざというときは頼れる熱血漢の主人公、
明るく勝ち気がけど早とちりな少女槍使いと石橋を叩いて考えた末に迂回する慎重派剣士のでこぼこコンビの部下をはじめ、
ゲームのキャラってこうだよね、と割とよい意味で王道なキャラクターを取りそろえているのですが、
むしろ脇役が熱い。

キャラクターデザインの方が担当した某ゲームがジジイ・オ・コンクリフトと呼ばれるネタがあったり無かったりするくらい、
いわゆる老け顔タイプのキャラクターが素敵なのです。

そういうヒーロー・ヒロインタイプから外れた中でもロッシュとラウルの部下・上司コンビが熱い。
人気投票結果見たら、そう考えていたのは自分だけじゃないらしくラウルは並み居る美女・美青年を押しのけて五位でしたw

このコンビ、すごい好対照で、
ロッシュはゴーレムみたいなごつい鎧ときりりとした目つきなのですが、
部隊の部下一人一人の名前を覚えたり、と人に真摯に向き合い、戦の時には率先して戦闘を行く一方、
部下を失ってからはなかなか立ち直れなかったり、腐敗しきった国の中で思い詰めたのか、砂漠化のために敵国の王女と手を組むことになってしまった主人公を話も聞かずに裏切り者と決めつけて斬りかかってきたり、良くも悪くも直情型のキャラクターで、
現場の戦闘指揮を得意としています。

一方、
ラウルは、ひょろっとして貧弱そうな身体にさらさらっぽい茸ヘアーが特徴で、
軍の内部の事情を把握していて昇進したロッシュ達に注意を促したり、獣人達と手を組むことになったときの会議ではまず状況整理をする役まわりになっていたり、
前線で戦うよりも(ロッシュが立ち直れないため、ラウルに軍の指揮を頼むとあっさり暗殺されてしまう……;)、後ろで戦略的な差配をするのが得意なタイプです。

ロッシュは勘違いであろうとすぐに決断する一方、少し複雑な場合だと頭上にぐしゃぐしゃという吹き出しを出して冷や汗をかくこともしょっちゅうなのですが、
ラウルは、どんなときでも冷静に戦況を把握して整理して伝えてくれる一方、重要な決断を自分ですることがなかなかできず、しばしば部下である主人公に重要な意志決定をゆだねます。

ラウルと共に戦うルートで、重要な決断を主人公がするのは、ゲームだから、ということもあるのでしょうが。
そのルートの終盤で、彼がずっと自分の決断が大きな状況に左右することをよしとせず、日陰にいようとし続けた理由が明かされます。

ロッシュは腕がガントレットなのですが、それは彼が過去に所属していた部隊が戦闘で大敗したときからのものです。
このとき、ロッシュとストックの友人(タッチで言う南ちゃん的ポジション)であるソニアの兄は命を落としていますが、この戦闘では多くの死傷者が出ました。
このときの作戦指揮がラウルだったのですね。
敗戦は長く軍に勤めていれば誰にでもあることとはいえ、彼はこの敗戦の犠牲を悔やむあまり、
自分にはそういった前線での指揮や重大な決断は出来ない、と日陰にこもるように行動していたのでした。

それが終盤で明かされて、それでも、そこまでの戦闘で表に立って政治を回す知識や技量のある人物が誰もいないことから、
彼がようやく、逃げちゃいけないんだ、と立ち向かおうとするところが、
それまで何でこの茸頭はウジウジしてるんだ、とイライラしていた分ものすごく感動しました。

ごめんようぅ……。

戦闘面では、3*3のグリッドの中で、一つのグリッドに敵を集中させたり、罠を仕掛けたり、と駆け引きの楽しめるもので、
(しかしながら、ボス戦は割と勝ちパターンが敵とターンをチェンジして自分のターンを表示されている直近10ターンの中に出来るだけ集めて連続攻撃という感じで分かりやすく、リセットはほとんどなかったです。ボスの大きさや使ってくる技によってキャラクターを入れ替えたりはあるのですがってもしかして感覚が麻痺してる……?)

戦闘で印象に残ったことと言えば、これもやはりロッシュで。
ストーリー面では主人公と対峙したり、共に部隊を指揮したり、と著しい活躍を見せるのですが、
そのストーリーの都合上しょっちゅう外れるため、レベル差が広がる広がる。

あまりレベル上げを意識してやらなかったため、最終的に主人公達他メンバー60代に対しロッシュ40代でラストダンジョンに到達することになり、
本当は多彩なグリッド移動技と高い物理攻撃・防御力を誇ったはずが、レベルが低すぎてまだほとんど覚えておらず、コンボ要員としても使えなくなり。
脇に下げておいたら、レベルにより経験値が補正されるシステムのため、戦闘に参加していないのに、ぽこぽこレベルアップの表示だけがなされるだけのネタキャラと化していました……w

まぁ、可愛いお嫁さんが待ってるから無理させちゃいけないね。

大学の知り合いに何かDSで面白いゲームはない? と聞いて教えてもらったのですが、むしろだから、
やり始める前は微妙だったらどう感想を伝えればいいんだろうか、といささか心配だったため、プレイし始めて気がついたら夢中で一晩経っていたとき、とても嬉しくなりました。

まぁ、翌日の一限は遅刻しましたけど……。