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酸素ボンベがまだ来ない

上手い思考の吐き出し方を探しています。目指せ週1更新。しかし最近ゲームメインになってます。

【感想】ホラー系色々。

2012-11-18 09:38:22 | その他感想
装置の冷却待ってたら昼夜逆転してしまうこと半月、いまやいい天気だとなんか溶けそうです。
8bitです。

季節的に少し前に大流行していたIbを日付的に少し前にプレイして以来、ホラーゲームのハードルが下がったので巡り廻る。の片手間に、3ROOMs、悪魔少女ども、料理もやってみました。

【Ib】最初の方は新しい部屋に進むたびに、もう止めてーと15分くらい中座していましたが、二週めは大分慣れることができたらしく、大きい人形に心臓が止まった以外はむしろ楽しんでました。しかしホラーが苦手すぎて感動する余裕はあまりなく、最後のスケッチブックではもうここからはサイコ系だ!と安心するばかりでした。
メアリー関連もひたすら、涙する前に、これ、フラグだろ?とヒヤヒヤしどおしで……。
けれどアイテム画面の様子を見て、雰囲気をとても丁寧に作られているなぁ、と怖さになれた二週めに感じました。
とても丁寧できれいという前評判どおり素晴らしい。けれど、前評判がない方が楽しかったかもしれません。ネタバレはイブとギャリーが美術館を歩く話という以外見てないはずなんですが……。

【3ROOMs】主人公は目を覚ますと見知らぬ部屋にいた。恋人と拉致監禁されたらしい。何とかして脱出を目指すのだが……。というホラー。マルチエンディングで私は4が好き。クリアに何度か夢を見る必要があり(私がした場合がそうだっただけで、本当はないかも)、話の中で夢を見るのですが、ある場合の夢で恋人がかなり具体的なヒントをくれるのですね。メタネタとかでなく。それがもう一度話を進めたときにしばらくして絡んできて。それまでは主人公の意思か願望かによってか、出てこなかった選択肢なんだろうなぁ、ということが他のエンディングから分かったとき、この辺がプレイしていてかなりぐぐっと来ました。

【悪魔少女ども】上の3ROOMsと同じ制作者さまの作品。エロゲーは最高であり、どんな現実にも優先するのです。笑 3ROOMsの後では怖くはなかったですが、展開の理不尽さは少し上。ホラーというよりドッキリで、ノリもなぜか明るく、むしろシモいです。もしやこの辺の理解できなさは私がエロゲーをやったことがないこととは関係ない……?

【料理】短編ホラー。小さいウィンドウで展開される話をクリックして読み進める。選択の余地はないデジタルノベル。病ンデレという言葉を忠実に煮詰めました、グロメに。という印象。上二篇と比べて、どっきりするというより、モノクロでリアル目に描かれた挿し絵もあってか雰囲気にじわじわ押し潰される感じがいたします。悲鳴を上げるというより、後ろに誰かいないか確かめたくなる不気味さ。

今年は冬休みあるんですかね……。自分はドジ過ぎて実験が遅れて……とかありそうで、少し不安です。
まぁ、この辺で今日もお休みなさい。

【感想】ロマンピースを探して

2012-10-29 00:58:32 | その他感想
 最近自炊を始めました。しかしLPガスだから主に切ってこねて電子レンジですが。本当は鍋がしたいけれどガス代がちょい怖い、8bitです。

■今日感想を書くのは、『初公開2012.1.21 水彩グラフィックが爽やかな、フリーシナリオRPG! 第7回ふりーむ!フリーゲームコンテスト「長編RPG部門金賞」受賞! WOLF RPGエディターにて製作。』公式サイト(こちら)より引用。新しいゲームやろうかなぁ、と夢現を回っていたときに見ていたのをようやくプレイ。賞を取っていたのは気づいてなかったです。

■主人公は女冒険家のドレス。小さいころ父の形見としてもらった魔法の絵のかけらを、伝説の絵「ロマングラム」の欠片「ロマンピース」ではないか、と信じ、残りの欠片を探すために日々遺跡等々を冒険しています。ゲームはそんな感じである遺跡を馴染みのメンバーで冒険しているところからはじまります。

 色んな人の頼み事を聞くことで情報を得て行動範囲を広げ、その町でまた困っている事件を解決してその中でロマンピースが手に入り、という風に進みます。どの町のイベントから進めるかは自由です。攻略の難度はマップ画面の星印でおおよそ知ることが出来ます。

■それにしても、カードを売ってお金を稼ぐ、と酒場のマスターから聞いたはいいものの、序盤はほとんどカードが出ず、お金に困ってしまいました。二周目を少しやったらすぐにカードが出たので、例のごとく乱数の巡りが悪かっただけなのでしょう。カード以外にもあちこちで発生するイベントでも、多くの場合報酬を得ることが可能なので、レベル上げも兼ねてたくさんやっていきました。

■水彩グラフィックと強調されているとおり、柔らかい色合いのグラフィックです。あまりステータス画面を気にせずともサクサク進めることも可能ですが、ステータス画面用の絵も格好良いので必見です。主人公が集めていくロマンピースも本当に綺麗で、プレイヤーとしてもシナリオを進めるのが楽しみになります。背景の雰囲気もワクワクしてくるような明るい感じです。

 公式サイトでジョーのグラフィックを再確認したところ、プレイ中に思ったよりチャライ……。

■戦闘はターン制で、行動順が主人公・敵のグラフィックの上に数字で示されます。上手く調整して敵に行動順が回る前に倒していくように調整する感じ。キャラクターによって、戦闘スタイルが変わります。たとえば、同じ魔法使い型でも、リードは基本的にチャージしてから高い威力の魔法で敵を一掃するような感じになりますが、シャーロットは色々と補助系を持ちつつそこそこの威力の攻撃魔法を溜め無しで放つことが出来ます。自分としては雑魚戦では1ターン目から攻撃に参加できるシャーロットの方が使い勝手がよいような気もしますが、ボス戦に向けてのレベル上げをあまりしたくなかったのでリードを中心に使用していました。最終的に主人公他二人は完璧にリードのサポートというね。

■イベントがほどよくあっさり進んで、サブイベントをこなしていればレベル上げもさほど必要なくプレイしていて快適でした。自分はほとんどイベントの都合以外は、初期メンバーで進んでいったので、少し勿体なかったかも。さっくり一日楽しく遊べるので、フォルダに取っておいて気がついたらまたやりそうな気がします。

 最近フォルダに溜めてたゲームをいくつか消化できたので、少し幸せ。
 それでは、お休みなさい。

【感想】「ブロンコ・ビリー(映画)」「光待つ場所へ(小説)」

2012-09-08 00:29:18 | その他感想
更新をさぼって何をしていたかというと、卒論の中間報告書のために測定&データ整理をですね、はい。

夏休みなんて無かったんや……。
と言いつつ、1,2日は休んだし、中間発表が終われば今度こそ一週間くらい休みのはずです。
その間に見た物より。

■ブロンコ・ビリー クリント・イーストウッド監督
 1980年制作のアメリカ映画、ジャンルはウエスタン・コメディ。日本の漫画などでしばしば現代日本に生きている少年・青年が侍に憧れてそのように振る舞う、というパターンがありますが、それのアメリカ版のような感じであります。
 院死……じゃなかった院試前日さっぱりやる気が起こらなくてリスニング→教材→映画→映画ファンの頁→女優さん紹介コーナーと辿り、50人余りの女優さんの顔をチェックして一番好みだったソンドラ・ロック嬢が出ていて、いま中古のDVDが安い物、という大変失礼な動機でチョイスいたしました。1000円程度だったので大満足です。(勉強しろ。
 あらすじは、ブロンコ・ビリー率いる、西部のカウボーイとインディアンの伝統芸を見せて回る「ワイルド・ウエスト・ショー」に、資産家令嬢だけど超我が儘なアントワネット・リリー(これを演じているのがソンドラ)が紛れ込んで、彼らの旅は波乱の大騒動へーー。
 と書いてて気持ちの良いくらいオーソドックスです。たとえば上に上げた「侍」を扱う物語だったら、誇りをねじ曲げても仲間を守るようなシーンとか、周囲に誇りを理解されずに馬鹿にされるシーンとか、想像しやすいと思いますが、そういう展開であります。また、お金持ちの我が儘な令嬢と来たら、喧嘩したり、ピンチになった場面を助けられてキュンと来ていたり、それでもやっぱり素直になれなくて突っかかったり、と思い出してすがすがしいくらいお話の筋はありきたりというか王道というかそんな感じでした。
 見ていて特に面白かったシーンは、序盤でまだショーの一行を信頼しきれずに反発しながらも、それ以外頼れるものが無いため、ついてきていいよ、と言われると安心したのか嬉しそうな顔でブロンコ・ビリーの後ろを駆けて行くところとか可愛いかったし、彼女の元夫に対するつっけんどんな態度は後半の展開を見ると彼には腹が立ちますが、思わず同情してしまうくらい気の毒で笑ってしまいます。
 ちょっと最終盤なので一応伏せ字なのですが、アントワネット・リリーが一味から引き離されて絶望し、自殺を図ったのか、睡眠薬を大量に飲み込んで眠るのです。そこに「ワイルド・ウエスト・ショー」の仲間のラニング・ウォーターから電話がかかってくるのですね。リリーはついさっきまでこの世の終わりという顔をしていたのですが、ラニング・ウォーターから「団長のブロンコ・ビリーがひどく落ち込んでいて、あなたを必要としている」と聞いて、さっき飲み込んだはずの薬を慌ててボロボロ吐き出すところ。「返事をしようとしても口に入った薬が邪魔なんだなーじゃなく、おい!もうとっくに喉元過ぎてただろ」とツッコミはあるのですが、この描写のコミカルさがこの物語は明るく楽しいものなんだよっていうスタンスを表しているような気もします。
 そこから、ため息をつきながら、代理のアシスタント(普段は女性に頼んでいて、最近はリリーが務めていたのですが、その日はリリーがいなくなってしまったので代わりに男性がアシスタントを務めることになっていた)をブロンコ・ビリーが紹介すると、何事もなかったかのような笑顔でリリーが「はぁい」と手を振っているというシーンにつながるのですが、もう本当にこてこてのご都合主義ですなぁ。私は好きなのだが。

 お約束にお約束をこんなに塗り重ねて物語は進んで、それは楽しいものなのだ、と失礼ながら感心いたしました。それ以前にくるくる変わるソンドラ嬢の表情がとても可愛くて、それだけで買って良かったなぁ、と思いました。

■光待つ場所へ 辻村深月 著
 「冷たい校舎の時は止まる」「スロウハイツの神様」「名前探しの放課後」の三つの過去の辻村深月作品からのスピンオフ短編集となっています。
 自分は辻村深月作品は「冷たい校舎の時は止まる」から読み始めて、刊行順に「名前探しの放課後」まで読んだ後、「太陽の座る場所」を読んで、「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」のあらすじだけを見たりして、本人が「名前探しの放課後」までが「第一期」と区切りを付けているし、自分も前の作品ほど好きじゃないからもう読まなくていいかなぁ……。と思っていたのですが、これの表題作「光待つ場所へ」が大学時代(つまりデビュー前)に書かれたものと聞いて衝動買い。
 日頃、「これ何か嫌だなぁ」とグルグル、モヤモヤしているところをガッシリ書き込んでエグエグ踏み込まれながらもう止めとくれーと思いつつも頁を繰る。そんなのが好きなのですが。なんというか、いいなぁ……。
 辻村作品の、ずーっと暗い中に踏ん張っているような、必死に何かにしがみついているような心情がふっと、何かのきっかけだったりでやわらいでいくような終盤にかけてのシーンが好きなのです。
 時に、全然解決じゃなかったり、暗いままであることが決定的になったりするのですがね、読んでいて不安になってきてこれ以上はもう駄目だ、と思ったところで、しっかりと現実のような厳しさだったり暖かさだったりに着地させられてほうっと息を吐くのが大好きです。(ジェットコースターの感想じゃないんだぞ。起きろ。
 4つの短編がありまして、特に「チハラトーコの物語」が読んでいて一番嬉しくなったなぁ。というところから私のメンタリティを察そう。というか、うん。終盤の環(物語の主人公たるチハラトーコの天敵。同い年。落ちぶれ気味アイドルのチハラトーコに対しこちらは人気女流脚本家。)との会話からラストのガッツポーズまでがですね、最高だった。
 他人を傷つけたりおごったりした人物が徹底的にそれに見合った後悔をしたり、他人から見下されたり、と言った悪いことに対する反応の描写も必ずあるのですが、必死に生きてきた部分は全部が全部じゃないけれどそれなりに肯定される、という描写があるとホッとします。一つも間違わないようにまっすぐに生きていくのは多分きっと難しくてしんどいのですが、それでも自棄鉢で捨ててしまわないで頑張ってみようか、という気持ちになる。(ちょっと何言ってるんだ、コイツという感じですが。
 読み終わって嬉しくなったので、次いで「ツナグ」も購入しました。死んだ人と生きた人の一度限りの面会を取り持つ使者(ツナグ)とその使者に頼んで面会を行う人たちの様子をえがいたお話です。最終章で、親友の心得の章を使者から見た場合の描写と、最後の最後の部分が個人的にいかにも辻村深月だなぁと思いましたが、思い切りファンタジーな設定があるせいか、全体として傍観者として落ち着いて読める温度でした。

【感想】最近読んだものから

2012-08-16 19:17:52 | その他感想
ちらっと洞窟物語の記事を発見したので、院試が終わったら研究室にある日経エレクトロニクスのバックナンバーをあさる所存。8bitです。

院試終わってもまだ卒論の中間報告はあるけれど、スライド8枚分に収められる程度のボリュームということで院試ほどではないと思われ。


今日は読んで面白かった記事をメモ代わりに。

■「お笑い芸人が作った、ゲームと物語の関係」
http://allabout.co.jp/gm/gc/395924/

店に訪れる冒険者たちに実力や目的に合った武器を貸す武器屋を運営していくゲームらしいのですが、
彼らの冒険や心情がツイッターのような呟きの形で流れてきて、武器屋の仕事の片手間に覗いているうちに
いくつか呟きを見る片手間に武器屋をやるようになってしまう、というような話が紹介されていて
うーーーわーーー、これやりてーーーーってなりました。→勉強しろ
※この記事を見つけたのもツイッターで流れてきたからという。

■社長が訊く『ドラゴンクエストⅩ 目覚めし五つの種族』
http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/s4mj/vol1/index.html

最初はオンラインということで、あードラクエもかー……また好きなタイトルが一つなくなってしまうなぁ、という感じだったのですが。

6.より引用。
"岩田
『ドラゴンクエストX』というタイトルの意味は、
「いままでの『ドラゴンクエスト』プレイヤー全員に
  きてもらっても困らせません。きっと満足してもらえます。」
という決意なんですね。"
"藤澤
それに、いままで『ドラゴンクエスト』を遊んでくれた方に対して、
「今回はオンラインだからごめんなさい」とは言いたくなくて。
本編であるということが、
「いつもと同じように、遊びたい方、全員が遊べます」
というものをつくろうという“旗印”みたいなものでもありましたね。"

きゃーきゃーとデスクの前でころげまわりながら読んでました。→勉強しろ。
自分がこうだからこうしたかったーっていう話を読んだり聞いたりするのは大好き。

Elonaとかやって一人でやるならMMOも楽しいかなぁって感じてもおり。。


もう一つ上に関連して考えたことは、
ゲームをプレイして長い間拘束されることを、必ずしもプレイヤーとしては求めてないのかもしれないです。
当たり前なんですが。。
武器屋のゲームと同じ田下 広夢さんのコラムで
ソーシャルゲーマーがただの画像にお金を払う理由
http://allabout.co.jp/gm/gc/392042/


ソーシャルやオンラインの要素って面白いんだなぁ、ということを今更気づく、という感じ。
ソーシャルもMMOもだけど、なんかまずマネタイズから語られている感じが多くてそこがなぁ……。
むしろ逆に作られ方自体は分かっているのだから別にあなたのものじゃなくてもいいのよ、という。
それとゲームとして面白くても、そういう、断片的な価値の載せ方ってビジネスとしてうまくね?っていうところから始められると
その、ちょっと違わない? というのと人と関わらないと進めない、射幸心を煽ってというのがちょっと・・・・・・・てのはまだあるけれど。。

これが強い! っていう形のゲームばかりじゃなくていろんなゲームがあってほしいなぁ。
と思いつつ今日はこれで。