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酸素ボンベがまだ来ない

上手い思考の吐き出し方を探しています。目指せ週1更新。しかし最近ゲームメインになってます。

【感想】見ているだけ、だが、それがいい。【ジオ・コンクリフト4】

2012-02-03 17:20:20 | ゲーム・感想単品
不真面目ながら試験勉強をしています。が、その合間に
懐かしいものを見つけたので、なんとしてでも布教したい。

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ジオ・コンクリフト4 プレイ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3333700

今は無きコンパイル社の、DiscStation収録、後に単品製品化されたゲーム。
(他にもあっぷるそーすシリーズや、ワンダーワンダー、オプモンも出てたと思う。)

ジャンルは……見るだけRPG風シミュレーション。
操作的にはシミュレーションなんだけど、キャラがやってることはRPG。
傭兵団の団長になって、個性豊かな12人の団員から部隊を編成、依頼を割り振って進行ボタンを押したら後は見るだけ。

RPGで酒場でクエストを引き受けた後、現地へ行って雑魚を狩ったり宝箱をあさったりしながら、クエストの本来の目的であるボスやダンジョンの最深部に向かったりすると思うのですが、
このゲームはその出先でキャラがAIにより自動であれやこれやしているのを見てるゲーム。

もちろん、事前準備の装備の変更やアイテムの用意といった部分は全部プレイヤーがやるのですが、いつものRPGの核でありそうな探索が全部キャラクター(コンピュータ)任せ。
といっても、なにも出来ない訳じゃなく、クエストの方針(探索重視とか進撃重視とか、アイテムをどれくらい節約OR使用するか)などの指示は事前はもちろんクエスト中にも細かく変更できる。
戦闘中の士気(高いと攻撃重視、低いと防御・回復重視。撤退指示も出せる)も右クリック連打で上げられたり、と基本ずっと見てるだけなんだけど細かいところでちょいちょい干渉できるのが楽しい。

コンパイル単独制作の中で一、二を争う美麗グラフィックだし、キャラクターがエンカウントや宝箱の前で喋ったり(このメッセージは時間が経つと自動送りになる)して見ているのが本当に楽しい。しかも、戦闘もエフェクトは派手なのだけれどものすごく軽快でサクサク感がある。(注意:戦闘や移動の速度はオプションで変更可能)

アイテムを持たせて探索指示出してから1時間以上放っておいても、真面目な()団員達はせっせと訓練や探索を続けているのでそれを見て、おおー、うちの部下達は頑張ってるじゃないか、とモニタの向こうから声をかけたりするのが正しい遊び方の一つだと思っている。
↑ダメな管理職かお前は。

レベルが上がってくると、派遣費が馬鹿高くなるのですが、それが
「こんな安い給料でこき使いやがって、このダメ上司」
と言われている感じでリアル。金策のために、宝探しの方が本業になっていたりと、それもまた楽し。(探索時間がインフレしてもずっと側にいなくていいのでそこまで苦痛にならない)

あー、依頼を受けさせたとき、部隊のリーダーがその依頼が実力に見合っているかどうかのコメントを付けてくれるのですが、そのコメントがキャラによっていい加減だったり、妙に素っ気なかったりするのも楽しかったな。

一般的に見ているばっかのゲーム≓ムービーゲーですが、このゲームはその逆を行き、イベントの数は少なくほとんど会話のみだったり、一般画面にキャラクターが歩行グラフィックで出てくる程度のあっさり演出ばっかり。画面の切り替わりなんてなかった。(あっさりしすぎて時々飛ばす。マウス連打してたら一周目は会話イベントを飛ばしてしまったためストーリーの意味が分からなくなった。私だけ?)

最初からビール片手に見てるだけでいいよう(DSの開発後期に書いてあったとある社員のテストプレイの様子WW)に、要素が組まれていったゲームなので
見ているばっかでも快適というか、見てなくてもいいというか、この本気なグラフィックの割にプレイ態度が緩くてもよいのがいい。

もちろん、やり込み(LVを上げまくる、おまけダンジョンに挑戦する)とか縛りプレイ(特定のキャラを使わない等)をしたら厳しいところもあるし、序盤のレベルが低いうちは特性を見てキャラを取っ替え引っ替えして、探索中もずっと見守ってないとあっという間に全滅してたりするのですが。

楽しかったなぁ……。

自分が操作するのは時々面倒くさいんだけど、RPGみたいなゲームは好きって人はかなり楽しいのではないか。あと、AIの差が結構あって、割とキャラゲーでもあると思われます。

コンパイル亡くなってしまったのが本当に惜しまれるなぁ。