数学は精密科学の王とされています。
確かにその厳密性、論理性を見ると誰もが納得できます。
しかし、数学のすべての分野がそうであるとは限りません。
集合論の歴史を見ればそのことが分かります。
集合論の誕生から様々なパラドックスが指摘され、その度に対応策が講じられて来ました。
クロネッカーらの直感主義者は、集合論の創始者であるカントールを厳しく糾弾して、カントールをノイローゼにしました。
20世紀数学の巨峰ヒルベルトは数学の価値は自由性にあるとしてカントールを擁護しました。
現代の数学者で集合論に疑義を挟む人はいないでしょう。
万が一、そのような主張をする数学者がいれば”色物数学者”のレッテルを貼られることは必至です。
しかし、当ブログの「非論理的な無限小数」「非論理的な対角線論法」において、無限小数には定義不能な無限小数が存在し、そのことが実数の非可算濃度の要因になっていることを示しています。
結局、集合論には不完全なところがあり、数学は完璧な精密科学とは言えないことが分かります。
詳細は、パソコンサイト 情報とは何か 情報と物質の関係から見える世界像 を是非ご覧ください!
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