田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

大河ドラマ「べらぼう」市原隼人さん

2025年03月03日 | 趣味・本・テレビ他

大河ドラマ「べらぼう」

🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

 

盲目の大富豪:鳥山検校(とりやまけんぎょう)として、

市原隼人(いちはらはやと)さんが出演してますね。

 

この方はNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」に、

傑山(けつざん)として出演しておられました。

直虎を見守る僧として優しさに溢れておりました。

眼に特にね。

やはり大河の「鎌倉殿の13人」では、

八田友家(はったともいえ)として出演し、

何処にも属さない一匹狼的な役が印象に残っております。

やはり眼に印象が残ってるのです。

今回の盲目の鳥山検校(とりやまけんぎょう)役では、

白濁したコンタクトレンズを付け、

ほぼ見えない状態で演技をされておられ、

そのせいなのか演技がリアルです。

 

2月22日放送で、

花魁(おいらん)が目が見えない鳥山検校に、

本を読んであげるところは胸にグッときましたが、

昨夜の放送では、

花魁(小芝風花さん)を身請けする方向にいくようです。

 

身請け(みうけ)とは、

年季を定めて身を売った芸妓・娼妓などの身代金を払って、

その商売から身をひかせること。(広辞苑より)

 

身請け等に関してもドラマ全体の感想に関しても、

なかなか難しくて綴ることは出来ませんが、

主役の横浜流星さんも、

花魁役の小芝風花さんも、

鶴屋喜右衛門役の風間俊介さんも、

重三郎育ての親役の高橋克実さんも、

他の方々も熱演の大河です。

 

写真はNHKよりお借りいたしました。

 

追記

 

放映で「1400両」で花魁を身請けと言われてました。

私はコメント欄内で1500万円と書きましたが、

1億4000万円位らしいです。

(@_@)

 

 

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大河ドラマ「べらぼう」:眉毛

2025年01月27日 | 趣味・本・テレビ他

大河ドラマ「べらぼう」

🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

茶屋の女将たちには眉毛がありませんね。

(安達祐実さん)

 

茶屋の既婚者は眉毛をそる?

眉毛がないとお顔が締まらないような・・・

(水野美紀さん)

 

見目麗しい(みめうるわしい)の文字を、

目麗しい」とも書きます。

 

この言葉の意味あいとしては、

お顔立ちの事ばかりいうのではないようですが?

今回のドラマで眉のないお顔を見ていて、

眉って案外大事なのだなって思ったのです。

 

ですが、

当時はそのような風習だったのですから、

今の感覚で言ってはいけませんね。

随分失礼なことを言ってしまいました。

 

明和9年の大火で、

(迷惑年ですぐ覚えてしまいました)

記憶をなくした唐丸は良い絵師になりそうですね。

美人画や風景画など、

庶民に身近なモチーフを描いた版画である「浮世絵」のうち、

多版多色刷りの美麗なものを特に、

「錦絵」というようですが、

昨晩の錦絵は色鮮やかでしたね~

 

 

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大河ドラマ「べらぼう」:生花

2025年01月20日 | 趣味・本・テレビ他

毎週は書けませんが時々大河ドラマのことを。

 

🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

「べらぼう」3回目はどうでしたか。

 

暴力沙汰シーンには目を背けつつも、

主役の蔦重(つたじゅう)が、

亡き恩人がいた店がつぶれそうなのを見かねて、

「俺が何とかする」と言い!

何とかしちゃう実行力にはスカッとしました。

 

ところで、

その時渡した50両って、

今では500~600万円くらい?

もっと多い?

1両も猫婆せずに二文字屋の女将に渡すんですから、

蔦重の行いは観ていて爽やかです。

 

さて生花(活花・いけばな)の事。

 

田沼意次の背後の床の間には、

立花(立華・りっか・たてばな)が飾られてますが、

お江戸ですから流派は、

たぶん池坊だと想われます。

下は祖母の池坊の冊子にあった絵ですが、

立花の生け方(活け方)は非常に手間がかかるそうです。

習うなら丸一日時間を取っておいてくださいと、

生花の師に言われました。

そして昨晩の放映で絵師が、

「近頃は投げ入れっていう花が流行っている」

というようなことを言っておりましたが、

「投げ入れ」も、

江戸時代に起きてきた生け方なのですね。

明治44年発行の冊子にも載ってます。

こちらは真似て私も生けますが、

立花よりは簡単ですがバランスが難しいです。

下の写真の絵の部分は不鮮明ですが、

蔦重発案の女郎を花に見立てて描いた『一目千本』

投げ入れ風の生け花で描かれてます。

蔦重について歩く唐丸が可愛いいし、

お稲荷様が答えたりで(語りの綾瀬はるかさん)、

クスっと笑える場面もあり気楽に観てます。

 

(ドラマの2枚の写真はNHKよりお借りいたしました)

 

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想い出の冬のソナタ♪

2025年01月15日 | 趣味・本・テレビ他

私は韓国ドラマファンでもないし、

ヨン様ファンでもないのですが、

20年ほど前に放送された、

「冬のソナタ」というドラマには強く惹かれました。

2021年に「冬のソナタに恋をして」というブログを

立ち上げられた方がおられ、

かって観た「冬ソナ」が懐かしくて、

お邪魔するのが楽しみでした。

 

書かれておられたブロ友さん(kirakiraさん)は、

フルタイムのお仕事を持ち、

お子様を育てながらの記事アップだったのですが、

途中2年近くお休みも入れながら、

つい最近!完成にこぎつけられたのです。

 

「冬のソナタ」はかなりジレッタイ展開なのですが、

多くの女性の心をとらえ、

韓国ドラマファンを増やしましたね。

 

韓国旅行に行かれたというお話も良く聞くようになり、

故郷のお友達の家はヨン様の写真一色でした。

宇宙好きな私は冬ソナのモノとは違う安物ですが、

あの山道に迷った場面が好きで、

ポラリスのペンダントを購入しました(笑)

 

そういうこともあり、

2021年にブロ友さんの書かれる、

「冬のソナタに恋をして」というブログに出会ったとき、

私は20年前の若き日の自分が蘇るような気分だったのです。

 

20年前の私は心の中で泣いてばかりで、

やっと生きていましたもの。

 

そんな日々に、

「冬のソナタ」はどこか私の心に沁みこんで、

慰め温め励ましてくれたのです。

 

ただ最終話には納得いかないものがありました。

あまりにも、

そっけないような終わり方で。

 

ですが、

今回のkirakiraさんの書かれた最終話には、

私が読み取れなかった、

綺麗な最後が構築されてたのです。

それは、

あらすじから外れない見事なまでの描き方でした。

 

おかげで私の中で、

20数年ぶりにようやく、

「冬のソナタ」のドラマが完成した気分なのです。

 

最後まで書いて完成させてくださったこと、

本当に心より感謝です。

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

人生には、

様々な方々との出会いもありますが、

本や映画やドラマというものでもそうなのですね。

「白い恋人たち」の音楽も流れてましたが、

音楽も心の滋養になり、

鎮めてくれたり高鳴らせてくれたりします。

♪♪♪

毎年、

我が地に雪が舞ってくると、

「冬のソナタ」の曲や場面が脳裏に浮かんでくるのですが、

良いドラマと、

良いブログ記事との出会いでした。

 

下をクリックすると「冬のソナタ」のサワリが出ます。

最初から今まで

 

今朝は雪が降ってます。

 

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NHK大河ドラマ「べらぼう」

2025年01月06日 | 趣味・本・テレビ他

NHK大河ドラマを観るのは子供のころからの習慣なのですが、

大河ドラマを観られる年は落ち着いた年でもあります。

 

今年は新規用事が増えましたので、

記事としては毎週は書けないと思いますが、

今回は私の頭の整理にね(笑)

主演は横浜流星(よこはまりゅうせい)さんというイケメン。

芸名でなく本名だそうです。

(ブロ友さんのお孫ちゃんが出演された映画「流浪の月」にも出演)

 

ドラマの主人公、

蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)という人は、

遊郭の吉原で育ち後に、

「喜多川歌麿(きたがわ うたまろ)」や、

「東洲斎写楽(とうしゅうさい しゃらく)」を世に出した人のようです。

江戸のメディア王とも呼ばれるとか。

横浜流星さんと花魁役の小芝風花(こしばふうか)さん

 

昨晩第一回には語りの花魁(おいらん)がスマホを出して、

吉原界隈を案内するのには笑いましたが、

綾瀬はるかさんだったから、

なおの事おかしさが増しました。

 

今回は登場人物が非常に多いのです。

 

江戸唯一の幕府公認の遊里である吉原の女郎(じょろう)は、

それぞれ○○屋に属してるのですが、

人数も多いですし、

そこには主人がいたり女将(おかみ)がいたりします。

 

市中(しちゅう)の面々も登場しますし、

幕閣(ばっかく)もですから大変。

 

時は10代将軍の徳川家治(とくがわいえはる)で、

老中は田沼意次(たぬまおきつぐ)。

田沼意次は悪人だったと歴史で習いましたが、

どうやらそうではなさそうに描かれ始めてますね。

 

明和9年(1772)の江戸の大火でドラマは始まりましたが、

語りで綾瀬花魁さんは「迷惑年」と言ってました(笑)

これで「明和9年(めいわくねん)の大火」だと、

間違いなく覚えられます(笑)

 

それにしても、

吉原は20回以上も火事で全焼しているようです。

多くはもらい火だったようですが、

身の不運を苦にした女郎の放火もあったとのこと。

初回にもそのような場面がありましたね。

タイトルバックも浮世絵風に構成されていて、

観ていて楽しかったです。

NHK+の画面をデジカメで撮ってアップしてますので、

不鮮明です。

 

一年間気楽に観て参りたいと思います。

(いらしてくださってる外国人さん方のためにルビをつけてます)

 

 

私はまだお正月で(笑)コメント欄閉じてます。

 

 

 

 

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人の世:光る君へ最終回

2024年12月16日 | 趣味・本・テレビ他

「光る君へ」最終回。

 

初回、

平安時代らしからぬ言葉遣いで、

なんだかな~で始まった「光る君へ」でしたが、

衣装の美しさ、

映像の美しさに引き込まれていきました。

十二一重は12枚でなくても良いと聞いておりましたので、

何枚だろうと数えてみたり、

色重ねの奥義を堪能し、

女房たちの小部屋や、

調度品の本物らしさや家や庭の作りなど、

その精巧さに目をみはりました

貴族の館でも上級貴族と下級貴族では室礼まで違いましたし、

京都・越前・太宰府とそれぞれの建築は変えてありました。

 

時折登場する庶民の家や衣装にも目がいき、

何を履いているのだろうと足元にも目を凝らしました。

海や湖の輝く白波など、

心にのこる映像が盛沢山でした。

音楽も良かったですね♪

当時、

貴族は人口の0・0003パーセント以下ということのようです。

貴族はほんの一握りで庶民のほうが断然多かったのですね。

 

都の京都では1パーセント前後だったようですが、

人口が正確ではなかった時代ですので

数字はあやふやなものなんでしょうけれど、

貴族階級がおられたからこそ、

ひらがなが生まれ、

我々もこうして文字を書き連ねているのですねぇ。

私の記事は不備が一杯だったと思いますが、

最終回は写真で振り返って終わりたいと思います。

 

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°最終回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

まひろ(紫式部)と三郎(道長)の出会いから始まりました

母を道長の兄に殺されたことを打ち明けるまひろ

架空の人物と言う設定の

散楽の直秀は人間的魅力がいっぱいでした

道長の偽弟役にもなったりの大活躍

でも虫けら同然に扱われてしまい道長は慟哭します

道長が直秀に扇子を持たせたところは胸を打たれました

廃屋の月明かりの中で結ばれる道長とまひろ(紫式部)

セットの見事さには目をみはりました

若き頃ふたりの逢う瀬はいつもここでした

のちに太閤と呼ばれる道長は

 この正妻倫子のお陰で人生が開いたのではと思います

ですが妾が何人もおったわけですから

正妻の倫子には辛いことも沢山あったことでしょう

その上このドラマにおいては

道長とまひろはソウルメイトという設定なのですから

昨晩の放送では非常に辛い想いで倫子を観てました

道長が布団から出していた手は倫子へでなく

まひろを求める手だったのでしょうし

それをわかって布団へ戻す

正妻の倫子がお気の毒すぎました

 

けれど最後を看取ったのが倫子で良かった・・・

まひろ・・・と道長の魂はまひろに会いに来たけれど

 

私は正妻なので(笑)

どうも倫子の心に寄り添ってしまいます

 

しかし

道長の後ろ盾がなければ

高価な紙は手に入らず『源氏物語』も生まれなかったかも

「香炉峰の雪は簾をかかげてみる」の清少納言

ファーストサマーウイカさんの演技は良かったですね

昨晩は老けメークすぎましたけれど

清少納言に『枕草子』で励まされる定子

白い寝間着に袿姿の定子は儚げで綺麗でした

いつもいつも一条天皇は上品で

どんな御姿も絵になり

品格のおありになる天皇でした

一条天皇に嫁ぐのにも「仰せのまま」にしか言えない彰子でしたが

年月と共に人間的にも成長し

やがては賢后と言われるようになられました

道長を支えた四納言

源俊賢・藤原行成・藤原公任・藤原斉信

この方たちの支えがあってこその道長だったんでしょう

書でも後世に名を馳せた藤原行成は奇しくも

道長と同じ日に亡くなります

 

見し人の なくなりゆくを 聞くままに 
いとど深山ぞ 寂しかりける    (藤原公任)
 
消え残る かしらの雪を はらひつつ
寂しき山を 思ひやるかな    (藤原斉信)

道長より9才年上の実資は

いつも筋を通し権力におもねることなく中立でした

道長は具合が悪かった時も起き上がり実資の訪問だけは受け入れたとか

彼が綴り続けた『小右記』は後世の貴重な史料になったことでしょう

紫式部の父の為時には常に爽やかな空気感が漂っておりました

この父あっての紫式部

どの場面にも心を打たれましたが

子息に亡くなられた為時を見るのは辛すぎました

父母や妹にも亡くなられ不運な伊周・隆家兄弟でしたが

弟の隆家は寛仁3年(1019)刀伊の入寇のおり

指揮官として国を守りました

昨晩放送では

まひろ宅に見えてましたね

物語が天から舞い降りてくるような演出で

源氏物語が書き始められ

月がサブテーマになっていたような「光る君へ」

月の映し方が幻想的で

その色合いが物語を深めており

サブテーマも「約束の月」「月夜の陰謀」「月の下で」「望月の夜」

 

昨晩!偶然望月でしたね

こちらでは曇っていて見えませんでしたが

前夜は煌々と輝いてましたよ

 

道長の病床での介護の日々も最初は三日月位でしたが

月の形の変化で日が過ぎるのを表しておりました

 

三郎がそっと手を出すと手のひらに鳥がやってきました

道長を永久の国へ送る前に

まひろの語りはじめる物語

 

こういう脚本には心を打たれました

死の前に穏やかな喜びの気持ちになるっていいですものね

 

道長を送り

9才から軒先にかけて置いた鳥かごも片付け

私が鳥になって見知らぬところへ行こうと思って

また乙丸を従え旅に出るまひろ

そこへ東北で戦が始まったと駆け抜けていく武者たち

 

道長さま嵐がくるわ

 

武士の世の足音が近づいてきていることを

道長に心で語りかけている終わり

・・・

ドラマ出演の小麻呂・小鞠・小丸の猫ちゃんたちも

微笑ましかったです

 

なお「光る君へ」では

政(まつりごと)は史実に沿って書かれており、

恋については創作のようでした。

 

ですので私としては周明が生きてたら、

一緒に宋へ旅立させてあげたかったのですが、

やはり絶命で残念でした。

 

でも直秀にせよ周明にせよ

私の心の中では生きていますよ

 

雅な1000年前後を描いた平安時代のドラマでしたが、

今なおこうして続いている我が国。

色いろなことを乗り越えてきた我が国。

有難うでいっぱいです。

そして誇りです。

 

長い記事を読んでいただき有難うございます。

皆様のおかげで、

何倍も楽しめたドラマとなりました。

重ねてお礼申し上げます。

 

NHKからも沢山の写真をお借りいたしました。

有難うございました。

 

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

今回コメント欄閉じてます。

 

 

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「光る君へ」付け加え:位階と色

2024年12月14日 | 趣味・本・テレビ他

身に着けている色で位がわかると、

この写真を掲載した頃、

紫色が一番高貴な色なのではないかという、

ブロ友Mさんから質問がありました。

 

私も紫色が一番高貴な色だと聞いておりましたし、

律令制では、

濃い紫を位が高い人が着たというような書き物もみていたので、

なぜドラマでは、

黒を位が高い人が着ているのだろうと疑問が湧いて、

番組終了までに調べておきますとお答えしました

 

しかし装束の本を色いろ読んでみても、

分からなかったのです。

 

黒に見えるだけで濃い紫なのかなと考えたり、

お手上げ状態でしたが、

つい数日前ネットで調べてみましたら、

「レファレンス協同データベース」に、

以下青文字の情報がありました。

 

位階によって定められている色の袍(ほう)。

(袍とは束帯や衣冠などの時に着る上衣)

時代によって異なり,

律令制では一位深紫,二位・三位浅紫,四位深緋,五位浅緋,

六位深緑,七位浅緑,八位深縹(ふかはなだ),

初位(そい)浅縹,無位黄。

 

平安後期以後は,

四位以上の黒,五位の緋,六位以下の縹だけとなった。

 

レファレンス協同データベースとは、

国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、

レファレンスサービス支援のためのデータベース。

(国立国会図書館利用に登録してあるのでお借りします)

 

ですので律令制の頃は紫を一番高い人が着たのですが、

このドラマの道長時代は、

紫染めが材料技法ともに容易でなかったため、

黒・緋(ひ)・縹(はなだ)の3種類となって、

紫色は使われなくなったのではという答えに落ち着きました。

 

ですが、

洋の東西を問わずは高貴な色だったようですね。

 

ローマ皇帝シーザーもマケドニアのアレキサンダー大王も、

好んで身に着けたようですし。

 

染色が難しい貴重な色だったから、

支配者階級にしか着られなかったんでしょうね。

いまは染料や技法が豊かな時代ですから、

どんな色でも着られますけどね。

 

さて「光る君へ」明日はいよいよ最終回。

Mさんお返事間に合ってホッ。

 

土日コメント欄閉じてます。

 

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源氏物語:椿餅モドキ&本『月と日の后』

2024年12月11日 | 趣味・本・テレビ他

2020年にTVで、

「源氏物語の椿餅を再現しよう」と言うような番組で、

椿餅もどきを作りました。

以前の記事はココ

 

1年間「光る君へ」にどっぷり浸かりましたので、

椿餅は作らねば(笑)

 

ドラマでは清少納言が「敦康親王さまから」と、

彰子に椿餅が届けられてましたね。

 

中身が見えませんでしたが、

椿の葉にお餅を包めば椿餅(笑)

 

これでは自己流解釈すぎますが、

今回は道明寺粉もつかわず、

お餅を中に入れ練り餡で包んでみましたので、

「椿餅もどき」なんてものでなく「モドキモドキ」です。

 

ですが椿の葉がいい雰囲気を醸し出します。

葉の中身はこんな感じ。

お餅と餡子が逆ですから椿餅とは言えないのですが、

こうして気分だけ平安の世に浸りました。

 

そして本。

『月と日の后』

冲方 丁(うぶかた とう)著

 

花水木さん御紹介有難うございました

 

彰子の小説だそうですのでドラマが終わってから、

『光る君へ』の余韻に浸ります。

 

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冷泉家:光る君へ第47回

2024年12月09日 | 趣味・本・テレビ他

800年以上前からの文化を、

忠実に伝えている家が京都にあります。

 

冷泉家(れいぜいけ)です。

 

冷泉家は和歌の家で藤原定家の孫:為相を祖とするとのこと。

 

ですので平安時代ではなく鎌倉時代からなのですが、

定家の父・藤原俊成は平安末期の歌人ですから、

平安時代からの香りが漂っているのです。

 

1000年前と800年前とでは、

200年もの差がありますが、

800年前同様に、

行事を執り行っている家は殆どないでしょう。

 

これについては、

日本中聞いて回らなければ断言はできないでしょうけど。

 

それで随分昔に購入した本ですが、

 

本より借用した写真を何枚かあげて置きます。

鏡もち

端午の節句の飾り

花見の料理

乞巧奠(きっこうでん)の星の座

 

貝合わせ

 

現代でも色々な行事を一般家庭でもしますが、

大本(おおもと)は、

平安時代からのものが多くあるのですね。

 

簡単にしようと、

楽なほうにばかりに流れている私で恥ずかしいですが、

素晴しい日本の文化を見直しております。

 

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°第47回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

周明は「まだ命はあるんだ。これから違う生き方だってできる」と、

まひろ(紫式部)に言っておりました。

 

「話がある。大宰府に戻れ」と言ったのも、

共に余生を送ろうだったのでは?

 

それなのに・・・

生きていてほしい・・・

でも亡くなってしまう無情。

だったら、

ここで二人が再会せずにいたほうが良かったと思う程、

辛い展開でした。

 

人生は無常とはいえ、

こんな別れ方では周明は浮かばれなかったのでは。

 

でも彼の心に束の間でも幸せな気持ちはあったのかな?

 

不幸な境遇で生まれた周明には、

もう少し幸せな晩年になって欲しかったので、

私は意気消沈してしまいました。

 

でも残りも少し書きますね。

 

「命を懸けた彼らの働きを軽んじるなぞあってはならぬ!」

実資の言い分はもっともです。

実資の日記『小右記』には、

刀伊入寇について詳しく書かれてます。

 

なのに朝廷の対応は…

 

お役人気質と言うかなんというのか、

自分が実際に戦ったことでないと、

どんなに大変なのかはわからないのですね。

その点私欲も持たずの隆家は立派ですね。

 

そして倫子さま・・・

私が知らないとでも思った?

胸に収めておいたほうがよかったのに・・・

 

来週は最終回。

もやもやして終わりませんように!

 

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彰子:光る君へ第46回

2024年12月02日 | 趣味・本・テレビ他

このドラマで一番注目していた人は、

一条天皇へ嫁いだ道長の娘の彰子でした。

 

次第に成長していく姿に心を打たれましたし、

性格の良さも垣間見られました。

 

それで彰子については

もう少し知ろうとこの本を。

小説ではなく、

出典が記されている研究者の書です。

 

恋敵と言ってよい、

定子のお子を大事にされたところはドラマにもありましたが、

定子の兄の伊周の子息までかばうのです。

 

明朗で闊達な定子と比較して、

口数が少なくおっとりした性格は事実であろう。

中略

十二歳で入内し二十四歳で一条天皇を彼岸におくり、

二十九歳で国母になった彰子は、

以後五十年以上の人生で、

父道長・母倫子、

夫一条天皇等から学んだ豊富な知恵や教養を遺憾なく発揮し、

人の機微に通じた大人に成長したのだと想われる。

250P)

ドラマの中でも、

母親倫子の着ていた衣装をまとっておりますが、

質素倹約に努めた后だったようです。

 

87才まで生きた彰子

演じた方は見上愛さん。

 

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°第46回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

まひろ(紫式部)と周明との再会。

 

朱さまと別れて博多に来た

ここに居場所があったのね

 

周明の師・恵清さまだと紹介された時、

まひろ(紫式部)は宗語であいさつをしました。

20年前を思い出したような、

周明の嬉しそうな様子が印象的でした。

 

かたや大宰府で目を治した隆家は、

一皮も二皮も向けたような感じで、

内裏のような狭い世界で位を争っていた日々を

実に下らぬことであったと思うようになった

富などいらぬ 仲間がおれば

そして大宰府は気取らないでいられる場所だというのです。

 

そんな隆家の前に壱岐(いき)から何日もかけて、

小舟で逃れて来たというお坊さんは、

女子供を殺され国守も殺され、

寺でも自分一人が助かっただけと話すのです。

 

隆家は良く知らせてくれたと労います。

 

1019年(寛仁3)、

50隻余りの船団で対馬・壱岐・能古島に襲来した事件。

刀伊の入寇(といのにゅうこう)の始まりです。

隆家は伸びやかに本領を発揮しだしましたね。

 

小勢でも今我らが討って出て食い止めねば

陸に上がられては無辜(むこ)の民に害が及ぶ

頼もしく指揮をとり先陣をきります。

何としても守り抜くのだ

しかし決して無駄死にしてはならぬ

そんなこととは知らない、

まひろは船越の津に近い浜辺にたどり着くのですが、

異国人に追われて逃げる村民たちと共に、

逃げる羽目に。

 

でも周明の胸に矢が刺さり倒れてしまうのです。

これには心で悲鳴をあげました。

 

都には居場所がなくなったのというまひろに

そんなこと言ってたら、

俺みたいに本当の一人ぼっちになってしまうぞ

そして、

話があるから必ず大宰府へ戻れ

 

そんな会話を交わしていた、

周明に矢が放たれるなんて!

どうか周明が師の手当によって命が助かりますように。

 

もうこういう展開ならば周明と晩年を!なんて思うのは、

余りにも節操がなさすぎるでしょうか。

 

あと2回ですね。

ではまた来週。

 

 

 

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