少し気の早い、梅の花もほころび始め、
日に日に春が近づくのを感じる今日この頃ですが、
今日は春をすっ飛ばして、
「夏草や 兵どもが 夢の跡」
で有名な、奥州平泉の場面を紹介しました。
11世紀末から12世紀末ごろ、
東北一帯を治めた豪族、奥州藤原氏は、
初代 清衡から、基衡、秀衡、泰衡と、四代百年に渡り繁栄し、
当時の平安京に次ぐ、日本第二の都市を築きました。
戦乱の絶えない京都から遠く離れた地で、
半ば独立国家のように発展した浄土信仰の文化は、
源頼朝によって、奥州藤原氏が滅ぼされた後も、
多くの寺院として残り、かつての栄華を偲ばせます。
国破れて山河あり 城春にして草木深し
(国が滅んでも、山河は変わらず在り続け、
城に春が訪れても、ただ草木の茂るばかり) 杜甫 「春望」より