番組内でも報告しましたが、
「My Sweet Road大垣」
今週で、最終回を迎えます!
どうぞ最後まで、
お付き合いよろしくお願いします。
挨拶は、この位にして。
今日は、奥の細道を終えた、
芭蕉さんのその後について紹介しました。
奥の細道の後、「不易流行」と云う考えに至ったと云われます。
芭蕉の門人、向井去来がまとめた「去来抄」にある解説によると、
「不易を知らざれば基立ちがたく、
流行をわきまえざれば風あらたならず」
変わらないものを知らなければ、基礎を確立することはできず、
変わっていくものに目を向けなければ、新たな発展は望めない。と、あります。
俳諧に限らずどんな分野にでも通じる話ではないでしょうか。
300年近い昔に大流行した芭蕉さんの句や文学が、
現代でも尚、多くの人々に親しまれていると云う事が、
この言葉の何よりの証ではないかと思います。
その後、芭蕉さんは51歳の時大阪で体調を崩し、
十日ほど後、門人達に看取られ息を引き取りました。
病床で詠んだ生前最後の句は、
「旅に病んで 夢は枯野をかけ廻る」
病に伏せっても、なお句の推敲を思案していたと云われています。