活字中毒!?な日々

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平田広明さんの大ファンです。

百万の手

2008-10-05 00:27:07 | 小説
最近の読書は畠中恵著『百万の手』デシタ。

結構前からこの本の存在は知ってたんですが、何故か購入すらしてなかったんですよね。
最近、読む本がなくなってきて、それで手を出したんですが、なんでもっと早く読まなかったのかと思うほど、自分的に大hitデシタ。

割とページ数が多く、文字もそれなりに細かいので読むのに時間がかかるかなぁとか思ってたんですが、そんなこともなくあっと言う間に読み終わりました。

以下、ちょっとだけネタバレ含むので数行空けます。









個人的に正哉の家族が殺される理由はよくわからないし(読み直すととりあえず正哉のお父さんが和美ちゃんに自分たちとの血の繋がりを話してしまったからかな?と思ったけど、それならどうして犯人は正哉のお父さんに和美ちゃんのことを教えたのかが謎)、死んだはずの正哉が携帯の画面に現れて、って言う初期設定が途中でなくなったりで、ちょっと話にムリがあると言うか、統一感がない感じは否めませんが、それでも続きが気になる!!と思わせるだけのパワーがこの作品にはあると思います。

夏貴の義父になる東が結構お気に入り
最初東が登場した時は胡散臭そうな人物が出てきたと思ったものですが(酷)なかなかどうして、自分の意見をしっかり持ってるいい人デシタ。
「親父と医者の意見は対立しているようだ。息子、どっちを信じる?」「親父!」(368Pより抜粋)・・・このシーンが一番のお気に入りです(^^)


・・・個人的には、途中退場的になってしまった正哉が、結果的にどういう事になってしまうのかが気になるあと、夏貴とちょっとイイ感じになってた和美ちゃんも(笑)
番外編みたいなの、出ないですかね(笑)