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1分で読める小説 「タクシードライバーの日記」 ・嫁姑のHバトル 1話 ・小野小町の幽霊 2話

2022-09-03 07:56:31 | 日記
1分で読める小説
「タクシードライバーの日記」
・嫁姑のHバトル 1話
・小野小町の幽霊 2話


★~嫁姑のHバトル~♪ 1話
 
 嫁と姑のバトルは場所と時間を選ばないのか私のタクシーの中でも繰り広げられています。
「K子さん、あれほど私の旅行中に亡くなった主人の仏壇に朝はお茶、夜はごはんを供えて拝んでほしいと言ったのにー」
「いえ、お母さま、私はちゃんと拝みました」
「でも、孫の二人に聞くとお母さんは、お茶もご飯も…」
「それはね、朝はたまたまお茶を沸かさず、夜はみんなで外食したからです」
「ほらみなさい、結局私との約束を守らなかったでしょう」
「いえ、朝はお父さまに「今日はお茶がないから近所の喫茶店でモーニングで済まして、チーン!」そして喫茶店代の千円を供えたわ。夜は「お父さん、今日は悪いけど外食にして、チーン!そしてお酒も少し飲んでほしいと思って五千円も奮発したのよ、お母さま」
「K、K、K子さん!。仏さんが外出してコーヒーやお酒を飲むの?そんなの初めて聞いたわ」
「でも、お寺に賽銭箱もあるし、石仏にも小銭を供えますよ、お母さま」
「もう~なんて罰当たりのことを~ネェ~運転手さん」
 と、私に話しをふって貰ってもこまります。でも顔なじみの無線のお客様なのでつい本音を!」
「それで、お父さんはコーヒーやお酒は好きだったのですか?」
すると嫁が、
「そらーもう~お母様が外出するのを待っていて私にコーヒーやお酒のお相手をさすのよ~そら~好きなのよね~」
「ケ、K子さん、な、なにが好きなの…!」
「だ、だから~私のいれたコーヒーとか…お酌とか…」
「お、お酌?そんなのいつのまにしていたの…ケ、K子さん!」
「お母様、お母様はご主人をほっといて旅行とか研修とかでお家を開けるから…私が~お守をさしていただいたから…ホホホ」
「ケ、K子さん、し、主人となにかあったの?」
「あらお母様、私は何も…でも、お父様は私の胸の谷間を覗いたり、昼寝をしていたらミニのスカートの中を覗かれるだけです、そそ、それに私がお風呂に入っていたら…」
「ゲ…お風呂?で何を?」
「お父様ったら~脱衣所の私のパンティーを…」
「ケ、K子さん~なんてふしだらな~」
「だから、仏さんになっても私がちゃんとサービスをしてあげているから…安心してネ、お母様!」
 
 この会話の後、すぐに目的地に着いたのですが、姑さんは顔を強ばらせ運賃を払う手も震えていました。この二人はどうなったかは読者の判断ですが、私はこんなお嫁さんが大好きです。

★~小野小町の幽霊~♪ 2話

 
 深夜空車で旧奈良街道を京都へ向かってタクシーを走らせていた。醍醐寺を過ぎた辺りから急に睡魔が襲って来た。少し休憩をしょうと小野小町ゆかりの随心院の門前に車を停めて右の窓を少し開けて仮眠の体制に入った。
 
 30分ほども寝たのだろうか何気なしに薄目を開けて見るとフロントガラスが妖しく光っている。その向こうに雲のようなフワフワした白い物体、中心だけ淡いピンクの塊が空中に浮いている。
 「ハッ、人魂だ!」
と思い起き上がろうとするが、金縛りにあってか目の玉だけしか動かない。人魂はこちらを伺いながら左へ回り、さらに後ろから右側に来た。
「やばい、右の窓が少し開いている」
人魂はこちらの心が分かるのか、ス~とその狭い隙間から中に入ってきてハンドルに腰掛けるように停止した。シートを倒して寝ている私の腹の真上になる、すると線香、いや違う何か上品なお香の匂いがして金縛りの身体は少し楽になったが、それでも目と脳味噌以外は完全停止している。
 
 やがて人魂は、大きく膨らみ左右の腕、長い脚、両方の乳房、顔とハッキリ分かる透き通った人間になった。狭い車内でその女はハンドルに腰を掛けて両足を広げ身体を前かがみにした。淡いピンクの豊満な乳房は目の前にある。私は思わず、
「スイマセン、貴女は?」
と心の中で言うと、その女も私の脳に、
「私は、小野小町」
「小野〜といえば…あのオノノコマチ?さん」
「そうです」
「その~小町さんが私に何か?」
「世間では私のアソコの穴がないと噂している、それが悔しくてあの世からでて来た」
「そ、その話は有名です、それで私に何か?」
「お前は最近インターネットなる物でブログ小説を書いているそうな、そのネットでそれは嘘と書いてほしい、さあ~私のアソコを良く見なさい」
 
 はい、分かりましたと小町さんのアソコを見ると、そこには立派な割れ目がクッキリあった。
「はい、ありました」
「見るだけでは分からない、ほれ指をいれて~」
「はい」と指を入れると、あの懐かしい匂いと感触が~♪
 
そこで、
「トントン」と窓を叩く音で目を覚ますと、外には同僚の運転手が、
「伊奈利さん、こんなとこでチ○ポ立てて寝てたら風邪ひくぜ!」