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九条ねぎの種を狐の禰宜(ねぎ)が九条村に持ち込んでいた。伏見稲荷大社の物語 18話 お笑い歴史小説

2022-09-13 09:17:09 | 日記
九条ねぎは浪速で自生していた。その浪速からの狐の禰宜(ねぎ)が九条村に持ち込んでいた。九条ねぎの鴨鍋が稲荷神社名物になった。伏見稲荷大社の物語 18話

 長岡京から平安京へのお引越しが秒読みになったころの京都盆地では淀川の山崎の港へ、浪速、堺方面からの船便が集まっていた。ここで陸揚げされた荷物は西国街道を通って長岡京、そして平安京へと大八車で運ばれていた。狐の世界でも旅行が大ブームでこの船の荷物の中に潜り込み京都観光をする狐も多かった。また新天地を求めて移民する狐一族もいた。

 狐は稲荷神社のお使いだとされているが、各地の祠に棲んでいるが狐の世界にも一般の狐と神職の狐がいた。狐の場合は宮司ではなくその祠の責任者を禰宜(ねぎ)という位で呼ばれていた。この当時は稲荷信仰が大流行でもう全国に○○稲荷神社というのが数千か所も普及していた。そうなると神社の責任者の禰宜狐も人手不足で全国に募集されていた。

 その一匹の中に禰宜の資格を持つ狐の源(げん)が京都の九条にある稲荷神社を紹介されていた。この源狐は浪速に棲んでいたために船の荷物の中に紛れ込んで山崎へ、そして港から歩いて九条の稲荷神社に赴任していた。その神社はまだ名前がなく「正一位稲荷大明神」とだけある。源狐はとりあえず長い旅の疲れを取る為に祠の下にある穴で寝ようと思ったが、まだその穴も掘られていなかった。そこでやむを得ず土の上で寝ていた。そしてこの禰宜狐は村民に慕われて「九条の禰宜さん」と呼ばれていた。

 それから半年後に官営の東寺が建立される土地の視察団がこの地にやってきた。一行は桓武天皇と設計士、宮大工の棟梁、それにこの東寺の柱などの調達役の稲荷神社宮司の荷田生成など約50名の大視察団。一行は南大門、金堂、講堂、食堂の建設現場を視察した後に西門予定地まで来ていた。そこから西を見るとそこには朱色の稲荷神社があった。

 ほう、こんなとこにも稲荷神社があると桓武天皇は感心して拝んでいくといった。そんなことを知らない源狐は頭を穴に入れ尻尾を外にだして呑気に昼寝をしていた。そして天皇は、
「あれはなんじゃと」指をさしている。この村の村長は狐の尻尾のことだと思って、
「あれは九条の禰宜です」
「ほう、九条ねぎか?」

 天皇が指を指していたのは祠の周りで長く伸びた葱でその先には葱坊主があった。天皇は生成になぜ?ここにこんな珍なる植物があるのかと聞いている。生成もこれが何かとわからず、この昼寝中の狐をおこして聞いている。
「これはお前が育てているのか?」
「これ?ああ、私も名前は知らないが浪速の村では稲刈りが終わった冬にかけて自生しています。この地の百姓はなんでも鴨の肉と一緒に煮ると旨いといっていました」
「その旨い野菜がなぜここにある?」
「ああ、これは私が浪速の畑でネズミを追いかけていた時にこの種が私の毛の中に入っていたのが落ちてここで芽がでたのです」

 天皇はこの九条村の村長に、
「この九条ねぎの葱坊主をすべて採取して九条の畑で育てよ!そして鴨川で鴨を獲って予に持って来い」
 と命令していた。当時は米にしか年貢はかからなかったので稲刈りが終わった冬場の作物として九条村の農民はこぞってこの「九条ねぎ」を栽培していた。そして冬が来て鴨川や桂川には鴨がやってきた。

 稲荷神社の直営の茶店の名物は雀の焼鳥、稲荷寿司、鯖寿司だが、冬は雀も獲れない。鯖も若狭の峠が雪で通れないために冬場の名物がなかった。そこて生成は「九条ねぎの鴨鍋」を売り出したところこれは予想外の大人気になった。やがてこの九条ねぎの栽培は京の都の洛外の九条村から鳥羽、伏見、淀、吉祥院、久世まで広がっている。今でもこの九条村の禰宜狐と勘違いされたままの「九条ねぎ」は1200年の歴史があるということはもう誰も知らない。

………この「小説伏見稲荷大社の物語」は98話まで書けています。………音川伊奈利

 この九条村では今でも葱農家の屋号として「葱常」「葱秀」「葱伊」として残ってやはり九条ねぎを栽培している。そのきっかけとなった当時西門前の稲荷神社は今でもその地にあるが、その神社にはまだ名前がなく「正一位 稲荷大明神」とだけある。そして葱狐の源というのはその辺りの町名「源町・げんまち」として残っています。
(東寺西門上がる一筋目西入)






ツイコラムとツイ川柳、写真とで一つの作品です。613〜620 8編 ツイ川柳 ツイコラム

2022-09-09 14:50:25 | 日記
ツイコラムとツイ川柳、写真とで一つの作品です。613〜620 8編 ツイ川柳 ツイコラム

#ツイコラム 613 #おうち居酒屋
#クリームシチュー なんてものは冬のTVCMしか知らない。 #初体験 でこのルウが安かったので1皿分だけ作った…だが、作り方は8皿分しか書いていない。この8分の1を計算して作ったが、味はじゃがいもと玉ねぎの味はする。
#ツイ川柳
・料理の 失敗だけは 不味いだけ
🦊⛩️

#ツイコラム 614
#京都府立植物園 に来ています。秋の気配がするとどこかウロウロしたくなるので… #植物園 のメインというとやはり大温室になります。
#ジェイド・バイン マメ科
#アクアテラリウム 熱帯魚
#マツカサジンジヤー
#ツイ川柳
・植物園 年寄りばかり おもろない
伊奈利🦊⛩️

#ツイコラム 615
いや〜久しぶりによく歩いた、ほんで帰りに #餃子の王将 で #アサヒスーパードライ の瓶ビールを飲んだ、数多い年寄でも動けば消費者になって景気を支えるが、年金下がり物価が上がれば不景気になる。
#ツイ川柳 #国葬
・岸田さん 国葬よりも 景気対策
それには一律10万円ほしい〜伊奈利🦊⛩️

#ツイコラム 616
#京都府立植物園 の南側入口にある立派な #金色のモニュメント #地球温暖化防止国際会議 ( #COP3 )の記念の「 #地球からのメッセージ #ZERO 」だそうです。費用1億円
その真ん中には #比叡山 があるが、電信柱が邪魔になる。
#ツイ川柳
・比叡山 無視するのは センスZERO
伊奈利🦊⛩️

#ツイコラム 617 #散歩中の草花
6月10日に写した #ヤマボウシ の花も3ヶ月後の9月5日には花が落ちたところから膨らみ果実になり、その中には8粒の種があるという。まだ青い果実だが、これが赤くなり甘くて食べられるそうだ。そしてその種を私が採取して育てて芽がでてと…
#ツイ川柳
・このコラム 歩けば種は 尽きまじ
伊奈利🦊⛩️

#ツイコラム 618
これが大根なら #ど根性大根 としてニュースになるが、一見雑草風約2メートルでは…でも、この木は #栴檀 といい #縁起樹木 で #栴檀は双葉より芳し (せんだんは ふたばより かんばし)と赤ちゃんを褒める言葉になる。 #ど根性栴檀
#ツイ川柳
・徘徊中 ど根性栴檀 見つけたり
伊奈利🦊⛩️

#ツイコラム 619
この #気になる木 は多分 #ニオイヒバ ?だが、それよりこのツリー形にした #植木の散髪 #剪定 #刈り込み をした #植木職人 さんの腕に尊敬をいたします。!…たぶんこの会社の #クリスマスツリー 用だと思うが、楽しみです。
#ツイ川柳
・不景気を ぶっ飛ばすほど 派手にして
伊奈利🦊⛩️

#ツイコラム 620 #おうち居酒屋
政治家の仕事は「選挙で当選」することのみだから #旧統一教会 につけこまれたのだ!… #国民の貧困 は #自己責任 だというが、ケチれるのは #安い食料品 でしかない。30%引きの #塩鯖 🐟はディナーとランチの2食分
#ツイ川柳
・貧困でも ホームあるので #ホームアリ
伊奈利
🦊⛩️
これは私のツイッターに投稿したものです。「ツイ川柳」「ツイコラム」「音川伊奈利」で検索して下さい。







小説「愛の人妻ウォッチグ」・人妻からの黄色いハンカチ 綾子 10話・色白スッピン美人 美幸 6話

2022-09-08 10:05:26 | 日記

小説「愛の人妻ウォッチグ」・人妻からの黄色いハンカチ 綾子 10話・色白スッピン美人 美幸 6話

・人妻からの黄色いハンカチ 綾子 10話


 素人料理「キッチン・あや」の看板を上げてはいるが味は私の好みにあっている。その綾子ママはこの店は居酒屋風で一応焼酎のキープもしているが、この店は食堂だと一歩も譲らない頑固さも持ち合わせている美人の人妻です。旦那はサラリーマンで店には一切タッチも出入りもしていないそうで自宅は歩いて5分のところにあるから店と自宅とは同じ町内になる。

 店は座敷が2テーブルでカウンターは10席ほどある。この店ママが食堂というだけに昼はランチ、夜は5時開店で10時には閉店という健全なムードになっている。42才の色白で少し小柄だが、愛居のある接待で地域の老若男女からも愛されている。

 ある日、ラストオーダーの9時30分になったのでママに勘定をたのむと何を聞き違えたのか?エプロンのポケットから黄色いハンカチを出して手渡された、そして先に2組いた客を玄関まで送り出していた。そしてママは店の戸締りをしてから生ビールを二つ手に持ち私に座敷に移動しろと目で合図した。ママは私の横に座り、今夜はアルバイトの幸ちやんがお腹が痛いと8時に帰ったからいいけど~これからは伊奈利ちゃんとこうしてお話がしたい時はお勘定のときにこの黄色いハンカチを渡すから10時過ぎに電話して、そして横の道路の勝手口から入ってきてというが、急に前触れもなくこんな話になって目をシロクロさせていたら、
「あらら、伊奈利ちゃん、私との約束は覚えていないの?」
「えっっっ、なんか約束した?」


 綾子ママがいうのには、私がカウンターでママのグチを聞いていたが、そのグチというのはまだ私は若いのに旦那がセックスレスというか、この店を始めてから寝る部屋を別にしたのをいいことにHを3年もしてくれないということだった。そこで私が冗談で、
「ママだったらいつでも私が抱いてあげます」
 といっていたらしい...ママは口ごもりながら、
「もう~あれはウソだったの...」と泣く振りをしていた。もうそのときは私の右手はママの自慢の胸に手が伸びていた。

 ママはまだ泣く振りをしているが、ママの左手は私の太ももの内側を愛しく撫ぜていた、そして、
「伊奈利ちゃん、約束して、私は人妻だから不倫はしたくないの、絶対に下半身は触らないで、その代わりに私は伊奈利ちゃんを手や口で...」

 うん?私は酔った頭と興奮して舞い上がった頭でママの言葉を整理していた。え~とまず1、下半身はダメだが、オッパイとキスはいい。2、私の体を一方的に愛撫してくれる。なんてことを整理してママに、
「それでママはいいの…?」と聞くと、
「私はこれでもドSなの...旦那もドSで相性が合わないの~」
「えぇぇぇ~そらあ~いい、実はわしはドMなんや~」
「へえ~やっぱりネ~私ってそんなことはすぐわかるの...ホホホ」

 とこうしてドMの私は1時間ほどドS綾子ママにいいようにされていました。それから一週間、明日は店の定休日だから、今夜はママから黄色いハンカチを手渡されそうな気がします。ちなみに女性の20%はSで男性は30%がMだそうですから、それがわからず結婚した夫婦にセックスレスが多いということかな?つまり相性が合わないということです。
……………

💞「愛の人妻ウォッチング」も10話になりました。なかな好評でアクセスもかなり増えています。ぜひ一度「愛の人妻ウォッチング」で検索してください。

・色白スッピン美人 美幸 6話

 ある外食産業のチェン店のレジ周りのボス的人妻はいつもスッピンの額に汗を流して仕事をしていた。顔立ちもいいしそれに色白だからなにも問題はない...健康そのものです。私はそんな素朴で健康的な人妻に一方通行の恋をしたのです。

 ある日、その美幸(仮名)さんに勇気をもって、
「あのさ~女やからせめて口紅ぐらたつけたら...」
「あは~あかん、あかん、わたし~そんなん...」

 ところがこれから数日たった日、な、なんと~美幸ちゃんの口が赤い...のを発見した。
「おっ~ぉぉぉぉ...いいやん~」
「いゃゃん...」
「あんな~美幸ちゃんは綺麗やから、その目の上に青いのを塗ったら~?」


 そしたら、その数日後に目の上に青いものが...

「ど、どうしたん~?」
「違うねん...旦那と喧嘩して殴られたん...」
 もちろん殴られたのではないが、その次の休みの日には、な、なんと髪の毛を茶髪にしてきました。
「美幸ちゃん~やればできるやん」~♪
「そ、私はやれば出来る女なの...」


 それから数日した近所のスーパーで偶然あったが、美幸ちゃんは浮かない顔をしている。

「伊奈利ちゃん~ちょっと話を聞いてくれる?」という。
「実は旦那の母親とうまくいっていないの~」

 そ、それならとJR西大路駅近の「洋風居酒屋 ポン吉」へと誘った。聞けば美幸さんは2人の子供と旦那の母親と旦那の5人家族、その母親が「最近、美幸さん、綺麗になったが、これは絶対浮気をしている」と疑ったのが原因でなにかとギクシャクしているという。

 そうか~そもそも美幸ちゃんに化粧をしろと進めたのはワシだから~少しは責任があるよねというと美幸ちゃんは、
「ううん...そんなことより、これから私を抱いてくれない?」
「えっっっっ...」
「旦那とも相談したんだけど...やっぱり母親を無視できないから、明日の休みに髪を黒くして、化粧も冠婚葬祭以外はしないと決めたの...」
「あらら...そんな時代錯誤がまだ...」
「子供がまだ小さいから離婚もできないし~だからせめてこの綺麗な化粧と茶髪の最後の記念を残したいのよ~伊奈利ちゃん」

 そして我が家で美幸との愛を確かめた後、美幸は化粧を丁寧におとして素の色白スッピン美人に変身して元気に帰っていきました。

あとがき・一方通行の恋があるとすれば「進入禁止」の恋もあるよね~そんなんいったらもっとあるな~「Uターン禁止」「スピードオーバー」「暴走禁止」の恋もある。そして恋愛中は「シートベルトを着用」ではなく「コンドームを着用」になる。重量オーバーに注意して、なおかつ「乗車定員オーバー」に「飲酒運転禁止」「誰でも乗せるイエロキャブ」...そうそう、恋の「無免許運転」もあります。恋の違反赤切符は「不倫は即免停」...2回目からは「免許取り消し」3回目で男女とも「裸で市中引き回しの刑」...キープレストとしてはと~「割り込み禁止」「浮気は厳禁」「ジグザク運転禁止」「オカマ禁止?」「人妻への恋」←ありり、あっしはキープレストに反する恋をしていたのか~キャハ💞 #音川伊奈利🦊⛩️

懐かしいアメーバ大喜利の中の私が文章を書いたもの。






小説「愛の人妻ウォッチング」・桃香は汗フェチ 3話・直子…10年の恋を…10分で 2話 1分で読める小説

2022-09-07 15:27:44 | 日記
小説「愛の人妻ウォッチング」
・桃香は汗フェチ 3話
・直子…10年の恋を…10分で 2話

・桃香は汗フェチ 3話

 夕方の散歩をしていると駅近のメガネ店の中から男性店長が店に入れと合図している。店の中には若い女性がサングラスを選んでいる最中で、店長は、
「伊奈利ちゃん~この近くで女性が1人でも入れる居酒屋さんってある?...」
「えっ~~~なに、なんの話?」

 店長がいうのには、この客の女性は駅近くの高級マンションに引っ越してきたが、旦那が海外に出張しているので食事を兼ねた居酒屋を紹介してほしいとのことだ。時計を見るとまだ5時前だが、5時からやっている店は...そう「洋風居酒屋・ポン吉」があるということをいうとその人妻は、
「あの~私がご馳走させていただきますから...その店の案内を...」
「いやいや、店の案内もなにも、ほらあの店です」と指を指したが人妻は、
「いえ~この街はまだなれていませんから...」
「いや~私も散歩中で...それにこの汗...加齢臭はあってもフェロモンはありまへん~」
「ひゃはは~おもしろいお方...」
というなり、今しがた買った高級サングラスと黒い帽子を被り私の左腕を握ったまま私が指差した「ポン吉」に強引に連れていかれた...。

 店はほどよく冷えていて汗がスーと引くが、その私の額や首の汗をその人妻は良い匂いのするタオルハンカチで丁寧に拭いてくれている。その「ポン吉」のママの幸子はそれを冷ややかな目で、
「伊奈利ちゃん~誰、この女...大キライ...」
と語っているが、それを察したこの人妻も、これも目だけで、
「なによ~このアバズレ女...キライ!」と挑発しているから女は怖い...。

 この人妻は桃香といい結婚して3年目の33才でまだ子供はいないという。その桃香はカウンターで私の左側に座るが、その桃香の右手は私の背中からお尻、はたまた内股に常に滞在している。そして顔というか頭も私の胸か腋周辺にあるから、
「桃香さん、汗で臭くない...」
「ううん~いい匂い...わ、わたし恥ずかしいけど~汗フェチなの...」
「え~~~」

 聞けば桃香さんの大学時代はバスケのマネージャーで選手のユニホームから下着までを洗っていた。部室は選手の汗の臭いが充満していてそれが当たり前の生活を4年間してきた、だから汗の臭いがないとなにか落ち着かないという。それに処女を喪失したのもその汗臭い部室...だから、汗の臭いがそのままHな気分になる誘発剤になると打ち明けてくれたのです。

「ところで伊奈利さんは毎日散歩されているの?」
「はい、ほぼ、毎日...汗をかいています」
「へえ~ほな、家に遊びにいってもいい?」
「そら~いいけど~男の独り暮らしやから...臭いで...」
「キャー素敵~」


・直子...10年の恋を10分で...2話

 駅近にカウンターが10席ばかりのラーメン店がある。メニューはラーメンの他には焼飯、餃子のみというシンプルで店員もこの店の夫婦2人だけで切り盛りしていた。午前は11時~2時、午後は5時~8時の営業でこの店のママとマスターの人柄でかなり繁盛していた。

 このマスターとママは高校の同級生で高校から男女の仲になりそのまま結婚していた。マスターには近所の女性のお年寄りらのファンがあり、またこの直子ママさんにも近所の商店主や通勤のサラリーマンから可愛い人柄だと愛されていた。その私も直子ママファンクラブの一員でもう10年間も「ママ大好き...」と告白をしたうえで週3回は通いチャンスを狙っていた。

 ところがこの夫婦年から年中どこにいくにも2人一緒、店の中では調理場とレジ近くと離れているために私は口と目で、そして時々手を握ったりお尻を触って愛のサインを送るが、それ以上のことは無理だった。その直子ママとカウンターで3分ほど話すチャンスが訪れた、私はママに、
「いつも仲がいいね~わしはジェラシーで夜寝られない...」
「なに~いっているの...夜はもう何年も別々よ...」
「えっ?なんで~まだ若いのに?」
「そそ、伊奈利ちゃん~伊奈利ちゃんの近くのお肉屋さん、土曜日の午後3時からお肉が半額なの、それで毎週土曜日に焼豚用のお肉を買いに行くから、その帰りに...」

 それだけの会話だったが、十分意味は伝わります。なんせもう10年も通っているから「以心伝心」というのか、前置きもテレもないから不思議なものです。そして土曜日の3時15分には幸子さんは私の家にいた。直子さんは、
「伊奈ちゃん、時間は20分ほどだけしかないの、うちの人が私を疑っているから、気をつけて」
「えっ、まだ、なにもしていないのに疑っているの?」
「いぇ、伊奈ちゃんのことではなく、だから...なんとなく疑われているの、わかる?」
「ふむ...?」
「だから、私も疑われているから、なんかしなくては損じゃない?でしょ?...マスターは糖尿で役に立たないから...それでよ~!」
「で、Hしていいの?」
「ほら、もう10分しかないよ、しなくてもいいの?伊奈ちゃん?」

 というわけでビデオの早送りのようなHをした後、直子ママは私に先に部屋から出て周りを確かめよと命令、そしてこれも命令口調で、
「来週も、20分だから、その段取りでお願いします。来週は私がサービスしたげる、そしてその次は伊奈ちゃんが私にサービスする...わかった?」
 とこういいのこして直子ママは自転車で帰っていった。

 そして、その夜の部に店に顔を出したが、直子ママはまったく普段と変わらなく働いていました。ちなみに注文したのはラーメンの並でしたが、焼豚、シナ竹がどっさりで満足したというお話でした。
………

…懐かしいアメーバ大喜利の私が文章を書いたものです。




 小説 愛の人妻ウォッチング「人妻は鬼子母神、理恵」5話「人妻との探偵ごっこ…麗美」1話 1分で読める小説 シリーズ

2022-09-06 09:46:29 | 日記
1分で読める小説 シリーズ
小説 愛の人妻ウォッチング 
・「人妻は鬼子母神、理恵」5話
・「人妻との探偵ごっこ…麗美」1話

人妻は鬼子母神、理恵~5話

 ある大手スーパーは5%引きの日がたまたま日曜日で混雑していた。私は鮮魚売り場で魚を吟味していると後ろから買い物カゴでお尻をコンコン突かれていたが、混雑のせいだと気にもとめなかった。そしてそのまま肉売り場に横歩きで移動するが、今度は私の腹の肉を後ろからフニヤリとつかまれたので振り向くとそこには黒髪の長い美人がツンとした顔で立っている。

 その美人は中学生ぐらいの娘1人と旦那らしき人と3人で買い物を楽しんでいるようで私とは目を合わさない...私は心の中で「うん?痴女?」と首をかしげてレジに並んでいるとまた後ろから買い物カゴがコンコンと尻に当たる。それで後ろを振り向くとさっきの痴女しかいなかった。そして、
「もう~みずくさいのだから~ワタシよ~」
「えっ~?誰?」という顔をしていたら、
「伊奈利ちゃん~蜘蛛ちゃん、元気してる?」

 あぁぁぁ~あの理恵ちゃん~と思い出したがレジの前にはその理恵さんの娘と旦那がいたのでそれ以上はお話ができなかった。そう、理恵さんは同じスーパーの中のレストランで働いていたのです。思えばある日のこと、近所の交差点で信号待ちをしていた理恵さんはしきりに鞄の中を探していながらため息をついていたのを私が声をかけたのです。そのレストランは私もよく行き顔なじみでした。恵理さんは、
「家の鍵がないの...旦那も娘も鍵を持っているが、旦那は出張で娘は部活と塾で夜の10時にならないと...」
「10時か~まだ5時だし~ほな、私とそこの「洋風居酒屋 ポン吉」でも...」
「いゃ~それが~私も家がこの近くなので...なにかと...男の人と飲むなんて...」
「それなら私の家にきません」

 ということで私の家でビールを飲むことになったのです。
そして1時間ほどした時に恵理さんの腕にポツンと小さな蜘蛛が天井から落ちてきたのです。恵理さんは~ギャーと叫んで私にしがみついてきました。
「あぁぁぁ、ごめん、この蜘蛛はここに昔から棲みついていますが、咬みませんしおとなしいですから...とはいうが、理恵さんは私からは離れようとしません。

 もうこうなれば人間なんていうものは本能で口と口とが自然にどちらかとなくひっつくものなんです。口の次はご想像の通り私の右手が恵理さんの胸をまさぐるという段取りになります。さらに理性も教養もどこかに忘れないとお互いに失礼になるのは世の習いどす。。。理恵さんは「お願い電気を消して...」とはいうが夏の夕方では電気を消してもレースのカーテン越しにお日様が...今でも理恵さんの模様がしっかり脳裏にある。

 それにしても女性とは根性があるというのか、勇気があるというのか、たまたま抱かれた男に会っても隠れるどころか旦那や子供にわからないように合図しにくるというのには私も恐れ入谷の鬼子母神...と感心しながらこれを書いています。.........ちなみに我が家の蜘蛛子は今もこのPCの画面の右上にへばりついています。そして寝るのは天井で時々落ちてくる可愛い蜘蛛ちゃんどす。。。💞

あとがき...いつもその職場の制服姿を見ているが、これが私服に変わるとガラッと変身する女性もいます。看護婦さんなんかもそうですよね~白衣の天使が私服では茶髪のヤンキー風というのはよくあります。一方、制服組から客を見ると服は同じですからわかりやすい。街で美人の人妻から笑顔で声をかけられても「誰~?」と悩むことがよくある。

小説「愛の人妻ウォッチング」1話・人妻との探偵ごっこ...麗美

 JR西大路駅からイオンまで歩いて7分ほど、その道を一際綺麗な髪型と化粧、それに化粧品メーカーの制服で通勤している人たちがいる。資生堂、カネボウ、コーセーなどの美容部員だが、これは一目でどのメーカーかはわかる。その一つのメーカーの美容部員の麗美さんと顔なじみになったのは私が毎日行くモーニングの喫茶店でもうかれこれ1年ほどになる。

 家は高槻で旦那は大手企業のサラリーマンで結婚5年で子供はいないという。ある日、イオンのレストランでランチをしていると偶然その麗美さんが入ってきてなぜか?私の横に座って、
「ネネ、伊奈利ちゃん~家はたしか~この近くだったよね...」
「そうだけど~」
「それなら、今から服を買ってくるから、それを預かってくれない?」
「えっ、まさか~不倫の片棒をかつげというの...」
「ちがう、違う...その反対で旦那の不倫の証拠を見つける変装用なの」

 聞けば旦那は西大路駅近くの会社に勤めているが、どうもその会社のOLと怪しいという。どうせ駅周辺で飲んでいるのだからその店と一緒にいるOLを探すというものだ...麗美さんはジーンズと上着とサングラスと帽子を早速買ってきて私に渡した。その夜、7時には私の家で麗美さんは変装したが、なぜか私もそれに付き合うことになった。

 夫の勤める会社の社員通用門近くで見張っていると20分ほどで旦那は1人で退社、そして駅前のタクシー乗り場でタクシーに乗ろうとした瞬間に女性がスルリと現れ2人でタクシーに乗り込んだ。それをタクシーで追跡しょうと思ったが、タクシーが1台もなく尾行をあきらめた。麗美さんは、
「いいの~あの女は真希といって経理部の女なの...」
「へえ~わかるの?」
「そら~同じ会社に同級生がいるの、その娘から色々情報もあるし...」

 結局のところ変装をするほどのこともなかったが、麗美さんとはその後私の家で酒を飲み旦那の悪口で盛り上がったものです。そしてジーンズを脱いで制服に着替えようとしたが、ジーンズがピチピチなのか酔っているのかなかなか脱げず、私に裾をひっぱれといいいながら寝転がったが、私はその上に重なってキスをしていた。麗美さんは冷静な目で、
「伊奈利ちゃん~してもいいけど~旦那の浮気の証拠を見つけるまでは、ここで着替えしていい、そしてまた尾行に付き合ってくれる?」
「はいはい、それで浮気の証拠をつかんだら?」
「そら~慰謝料をふんだくって離婚よ~!」
「そか、それならこっちも約束して」
「な、なにを?」
「麗美さんが、人妻でなくなったときにはこの関係をやめると...」
「あらら、嬉しい~私も実は...好きな人がいるの...」

 ふむ~どっちが狐が狸かわからない...もちろん、麗美さんと旦那のことだが...キャハ〜💞
      ………
画像は懐かしいアメーバ大喜利で文章は私です。私のツイッターは「音川伊奈利」で検索して下さい…🦊⛩️

鳥取のかつ江さん