goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

働く女性たち 「バカナスの女 紫乃」駆け込み寺居酒屋ポン吉 60話 バカナス イヌホオズキ 音川伊奈利

2022-08-11 12:02:40 | 日記
働く女性たち 「バカナスの女 紫乃」駆け込み寺居酒屋ポン吉 60話 バカナス イヌホオズキ 音川伊奈利

 JR西大路駅近くで「駆け込み寺居酒屋ポン吉」を経営するマスターの音吉は近くでワンルームマンションの第一初音ハイツの経営をもしていた。このマンションは別名「駆け込みハイツ」とも呼ばれて理由あり女性の隠れ部屋として全国から問い合わせが絶えなかった。

 この問い合わせの方法は音吉が開設しているブログの掲示板に全国の悩める女性からの相談から始まるが、この相談へのアドバイスはやはり女性がいいと店のママの幸子とこの駆け込みハイツを卒業した女性ら数名が相談を聞いていた。この店のママの幸子も10年前にこの掲示板に何かと相談をして福岡市からバック一つで京都に逃げてきたのをきっかけに音吉の店を手伝いやがて雇われママとして活躍していた。

 音吉のマンションは4階建て16室で家賃は格安で入居時の保証金も保証人も0円で家電もすべて完備で就職が決まるまでは音吉の店で働いていた。そして自立すれば部屋を出ることになるが、未だに出戻りは一人もいないのが幸子の自慢だった。さらにここから自立した女性のすべてが自分の経験を活かして新たな掲示板の相談者の一人となり全国の悩める女性の相談を積極的にしていた。

 音吉は103号室の藤川紫乃が自立して部屋を出るというので部屋を見に行った。紫乃は部屋は綺麗に使われているのでメンテナンスの必要はなく家電や寝具まで置いていくというからまた次の住民はバック一つで入居できる。そしてベランダを見ると鉢植えの植木が5個ほどあった。
 音吉は、
「この植木は何という名前ですか?それもすべて同じ種類に見えるが?」
「はい、これはイヌホオズキという雑草ですが、私はこの雑草が好きで育てています」
「そうですか、それですべて持っていかれるのですね」
「あの〜次の入居の人に育てて貰えないかと思っています」
「そうですか…で、失礼だが、なんでこんな雑草を…」

 紫乃は鳥取市の生まれで京都の大学を卒業して大阪の一流アパレルメーカーに就職していたが、この会社の5年先輩で鳥取市出身の社員と恋愛して結婚したが、結婚一年後に彼の父親が亡くなり家業の和菓子白兎屋を継ぐために夫婦で鳥取市に帰っていた。旦那の母親とは反りが合わず紫乃の料理、洗濯、家事などすることのすべてに難癖を付けていた。その姑の口癖が、
「紫乃さん、あなたはそこらに生えている雑草のバカナスと同じで役立たずです。なにも和菓子作りを手伝えとは言っていないので、せめて家事ぐらいは白兎屋の嫁に相応しいことをしてほしい」

 これを聞いていた旦那も極度なマザコンで姑と同じように紫乃をバカにして小さな口喧嘩でもバカナスが…というようになっていた。やがて3年が過ぎても紫乃は妊娠せず姑からはさらに白兎屋の嫁としても女としても役立たずのバカナスと口汚く罵られていた。
 こんな時に駆け込み寺居酒屋ポン吉の掲示板を発見してママの幸子やそのメンバーに相談をしていた。
 幸子は、
「紫乃さんの父母とも相談をして弁護士さんに離婚をお願いしたら」のアドバイスをしていたが、
紫乃は、
「私の両親は旧家でそれはそれは古い考えで嫁に行けばその家に染まるのが当たり前で子供を授かるまでは辛抱するのが当然」
と離婚を許さなかった。そこで紫乃がまだ子供がいないことから家を出てこの駆け込み寺居酒屋に逃げて来た経緯があった。

 京都にバック一つで来た紫乃は音吉の店でアルバイトをしていたが、年は35歳と若くはないが色白美人で背がスラリと高い紫乃はすぐに人気者になっていた。ものの一ヶ月もしない内に西大路駅前に本社があるランジェリーメーカーのフラワーの人事部長が客として店に飲みに来ていたが、その部長は紫乃が京都市芸術大学卒業で大阪のアパレルメーカーに5年在籍していたことを知り、我社へと誘ってくれた。そして半年後には正社員となり、3年目には東京支社に出向となっていた。そこまでは音吉も把握していたが、
「その、紫乃さんとそのイヌホオズキとの関係は?」
「はい、私も3年間もバカナスと言われ続けたが、そのバカナスという雑草を知りませんでした。そこでスマホで検索するとイヌホオズキの別名でこの雑草の花は貧弱で実は光沢のない品のない物、その上、根から葉まで毒があり鳥も小動物も食べないことから花言葉でも「役立たず」「嘘つき」となったと書いてありました。

 音吉は、
「ほう、この雑草がバカナスでしたか?…それでなぜ?この花がここに五鉢も?」
「ここに引っ越しをした日にそこの公園で高さ15㌢ほどの黒い実が付いたバカナスを偶然発見したのですが、なぜか愛おしくなって100均でスコップや植木鉢などを揃えて公園から移植したのがこの一番大きいバカナスになります、その後、種が落ちて芽が出たのか4鉢になります」
「なるほど…それで東京へは連れて行けないのでどうしたらの相談ですか?」
「はい、幸子ママも音吉さんに相談すればなんとかしてくれると…言われて」

 そうですか、それなら一番大きなバカナスは私のベランダで他の植木もありますから引き取ります。残りの4鉢はこのマンションの花壇に私が直に植え替えします。紫乃さんが本社に戻って来られたり、良い人を見つけて庭付き戸建ての家を建てればまたお持ち帰りして下さい。

 音吉はこれで話は終わったと持って帰るバカナスの鉢を持ち上げて玄関ドアから出ると紫乃が大きな紙包みを持っているので…?音吉は、
「うん…何か?」
「はい、幸子ママに音吉さんにお礼をしたいので何が良いかと相談したら、音吉さんには赤ワインを持って音吉さんの部屋になにかの口実を探して部屋に行くのが音吉さんへの最大のお礼になるとアドバイスされて…はい、ここに冷えた赤ワインが2本と私が朝から作った手料理もあります。それに私も音吉さんと一緒に飲みたいで〜す」

 そこに幸子ママから電話があった、
「もしもし、音吉どん、もう何回も同じことを言っているが、もう一度言います。女に恥をかかしたら地獄に堕ちます」
だけを言って切れた。
 音吉は心の中でまた、幸子にハメられたと思ったが、紫乃には恥をかかせないので一緒に歩いて音吉のマンションでワインを飲むことになった。

 音吉は紫乃に何に乾杯しますか?
「はい、今日は音吉さんに二つの良い報告があります。その一つは、鳥取の嫁入り先の白兎屋がこのコロナ禍でお土産として有名な「白兎最中」が売れずに会社は倒産、それに藤川家は自己破産したのですが、そのショックで姑が亡くなったそうです。それを知った私の父母は弁護士さんに相談して私の離婚を申し入れましたが、旦那はそれを了承して家庭裁判所で離婚が認められました」
「あ〜そうでしたか…倒産と自己破産のドタバタを利用したのですね」
「はい、それに私の嫁入り道具のすべてを自己破産前に回収して実家の私の部屋にあるからすぐ戻ってこいと毎日矢の催促です」
「それは目出度い…それでもう一つは?」
「はい、これが東京出向のチャンスになったのですが、私が企画したランジェリーのデザインが社内のコンペで優勝してそれが商品化されるのでその企画宣伝の責任者となり東京へ行くのです」
「ほう、それはいい…で、どんなランジェリーです?」
「はい、それは後で私がシャワーを浴びてからご披露いたします」
「ほう、ここで着るのですか?」
「はい、私がこうして自立できてこの駆け込みハイツを卒業出来るのはすべて音吉さんのお陰です。それで幸子ママにお礼の相談をしたところこうなったのです」
「それね~私は紫乃さんどころか誰にもお礼を要求したことがないが、いつもママが勝手に…」

 紫乃は少し顔を赤らめながら、私は処女で旦那と結婚したが、旦那とのセックスはやはりマザコンで私に何かと要求してすぐに果てます。小説や映画のような愛撫のシーンはまったく経験がなくて私もこれでは妊娠なんかしないはと思っていました。それを幸子ママに打ち明けるとママは、
「男と女のセックスはそれはそれは良いもので私の若い頃は夜が来るのが待ち遠しいかった。但し、これは相性が合ってこそ、私と音吉さんとはこれの相性がピッタリなんよ!」
 これを聞いていた紫乃は、
「ママ〜羨ましい〜私もそんな体験をしたい…」
 するとママはそれなら紫乃さんがこの駆け込みハイツを卒業する記念に音吉さんを一晩だけ貸してあげると言われましたと紫乃は涙声の振りをして音吉に訴えていた。

 音吉もそれを先のママからの電話で悟り心と体の準備をしていた。やがてワインが1本空いた所で紫乃がシャワーを浴びたいというのでバスタオルを手渡して待っていた。
 紫乃はその社内コンペで優勝したというランジェリーのキャミソール姿で現れた。それは透け透けのレースで淡紫で柄はどっかで見た葉っぱで葉脈は紫色で浮き上っているようにも見えるが、それはそれは高貴な色かつ気品があった。
 音吉は、
「紫乃さん、その柄の葉っぱはひょっとしてあのバカナスの柄ですか?」
「はい、音吉さん、大正解です。まぁ〜バカナスというよりナス科の葉っぱです。アダムとイブの前を隠すイチジクの葉っぱをヒントに神秘的に仕上げました」

 紫乃はランジェリーのファッションショーのようなポーズで音吉の前を歩いている。そしてキャミソールをポトリと下に落とすとブラもショーツも同じ柄でそのバカナスの葉っぱは紫乃の大事な所を見えるか見えない微妙な透け具合でまるで男を誘っているようなデザインに音吉も興奮して紫乃を抱き寄せ優しいキスをしていた。
 抱き合ったままの二人はベッドの上にいたが、もう紫乃の身体は紫乃のまだ知らない未知の快感を待つように全身が性感帯になり音吉の愛撫を受け入れる体制になっていた。
       (続くかも?)







京都タクシードライバーの日記 1分で読める小説 3連発

2022-08-09 08:38:06 | 日記
ミニ短編小説3連発…「京都タクシードライバーの日記」「熊子のセックスは社交辞令」「タクシー代は新妻とのH」「江戸の仇を京都で討つ」

熊子のセックスは社交辞令

 東山区の新熊野(いまぐまの)神社の御神木は、楠木の大木で国の天然記念物に指定されていたが、数年前和歌山県の山中にこれより数メーター高い楠が発見され、あっさりと国の指定を取り消された不幸の木としても有名です。
またこの御神木は除虫の効果があり、夏でも半径500メーターには害虫が寄り付かないが、このことからこの神木を拝むと嫁入り前の娘に悪い虫が付かないと口コミで広がり若い娘を持つ親御さんの参拝者が絶えない。

 ある日、私のタクシーに中年の女性が乗車され、
「運転手さん、縁結びの神様の反対の神様はありますか?」
「縁切りなら、安井金毘羅さんが有名ですが」
「縁切り~でもないし。実は私の娘は今年の春に大学を卒業するのですが、これが高校の時から男の人に随分モテテ今でもボーイフレンドが十数名いるのです」
「ほう、それは~でもモテるのはいいことでは?」
「ところが、誰にでも好意を持たれると身体をゆるしているのです。妊娠や病気の心配以上に、内定している会社に就職したらまたその会社の上司や社員、誰にでも身体をゆるしてしまうと~なんて言うのか、それが心配で~」
「失礼ですが、娘さんは淫乱?」
「いえ、そうではなくてセックスを社交辞令ぐらいしか考えていないのです。家庭教師、教授、先輩、クラブの部員、アルバイト先の店員までまんべんなく身体を与えて本人はケロッとしています」
「へえ~私もあやかり~いや、失礼!」
「もう、運転手さん、真剣に考えてください」

 と、こんな話を聞いて、娘に虫が付かないご神木に案内しました。その人は楠木に何回も頭を下げて、あるだけの種類のお守りを買ってかえられました。それから一ヶ月ほどしてそのお客様から手紙が、
「うちの熊子(一年の半分は寝ているの意味か?)は、御神木のお陰でやっと冬眠から目が覚めたらしく、就職して結婚するまでは処女でいると私に誓いました。一度二人でお礼参りをしますのでその時はよろしくお願いします」と書かれてあった。まずはメデタシメデタシ、女は怖いのお話でした。


★~紅葉の名所・東福寺から泉湧寺までは歩いて行ける距離になっています。また有料の「通天橋」からの紅葉もすばらしいが、それを見上げる「仰雲橋・通称小天橋」もなかなかのものでJR東海のポスター「そうだ京都へいこう」もここから撮影しています。小天橋へは西門からでてすぐ北へ徒歩1分にあります。

★~この小天橋からさらに北へ歩くのですが、この道は東福寺の末寺が多くあり虚無僧で「明暗寺」等々があり散策の穴場になっています。この道を北の突き当たり(老人ーム)を右・東に行くと日吉が丘高校に突き当たり、それを右に行き学校の塀の切れたところから泉湧寺への近道、坂道になり行けます。
★~この泉湧寺は天皇家の菩提寺で普通のお寺とはいわずに「御寺・みてら」と呼ぶほど格式があります。この山そのものが御陵さんになっています。ここからすぐに西国33箇所の札所「今熊野観音」があり紅葉の穴場として私は観光ガイドブック等に紹介しています。長い坂を下ると那須与一ゆかりの「ポックリ寺」にお参りしてさらに下ると東山通りにでます、そこを右、北に1分のところに↑の小説の「新熊野神社」があります。ここから約10分も歩くと三十三間堂になります。尚、京都観光は「歩く」が基本ですから、足元は履きなれた靴でおねがいします。

タクシー代は新妻とのH

 JR京都駅から南インターのラブホテル街まで若いカップルを送ったが、ホテルの派手なネオンとこれからこの二人がする行為を想像しながら変な気分になっていた。
ホテルの近くのパチンコ店の前で無線待ちをしていると若い主婦が私の様子を伺いながら近づいて来た、
「運転手さん、山科の北花山までいくらほど掛かります?」
「ここからだと、3千円ほどです」
「実は、パチンコに負けて…」
「いゃ、着払いでもなんなら銀行のATMに寄りましょうか」
「それが~さっきすべてのお金を出して、また負けて…」
「それは困りましたね」
「北花山まで送っていただけたら~あの~」

 と、うつむいた顔は30前後の色白美人で頬を真っ赤に染めている」
「それで~」
「それで~もし私で良かったらタクシー代で…」と言われて、こちらも一瞬たじろいだがタクシーを急発進していた。
「奥さん、もしかして美人局かなんかで…?」
「そんな~私はこんなことは初めてです。主人は芸術大学の助教授でいそがしくて私をかまってくれないのです」
「それでパチンコにはまってしまったのですか?」
「はい、山科では人の目もあるしここまでほぼ毎日、貯金も底をついてしまいました」
「ご主人は夜もかまってくれないのですか?」
「はい、結婚して3年になりますが、まだその~」
「あぁ、シヌシヌとかイク~とかの経験ですか?」
「えぇ~その~」

 私は緩んだ顔で、ホテルの空室を探したが金曜日の夜ですべて満室。空待ちで並ぶ手はあるがタクシーでは少々気が引けるので、
「奥さん、今日は一回パスして山科までお送りします。それから奥さん、明日からは絶対パチンコをしないと約束してください。そしたら週に一回ぐらいは私がHのお相手を勤めさせていただきます」
「本当ですか、嬉しい、ありがとうございます今後ともよろしくお願いします」

 と丁寧に頭を下げられていました。
その後、その奥さんは約束通り私とラブホテル、それになによりパチンコから足を洗われましたからメデタシメデタシでこの話を終わります。
ン?、何か符に落ちない事でも…?

★~私も一時夜のラブホテル街の無線専門に営業していたことがある。ここの客はシングルの場合は女はコールガールに男はその客が多い。大抵のカップルは行き先は別々で先に女を家の近くまで送っていきそして男を送るとなるが、なぜかほとんど遠いからこれは儲かります。
★~これは客の心理で職場、自宅の近くだと誰かに見つかるというものですが、しかし、これは誰しも同じ考えですから同じ職場の上司とOLの不倫カップルが2組鉢合わせという場合もあります。もっとおもしろいのは夫婦ともども不倫をして自宅から遠く離れたラブホテルを選んだが、これも同じホテルで鉢合わせししたというお話もあります。

江戸の仇を京都で討つ

  JR京都駅から30前後の和服美人が乗車された。
「運転手さん、言いにくい話だけど~どこか水子の供養が出来るお寺に連れっていってくれませんか」
「水子ですか~それなら少し遠いですけど北嵯峨の化野念仏寺でよろしいでしょうか?」
「はい、そこへお願いします。そこから観光をしますので貸切でお願いします」
車中その女性は、東京で小さな居酒屋を経営しているが、妻子ある男性に騙されて妊娠をした。どうしても産みたいと言うと同時に店にこなくなっばかりか、店で働いていた女と駆け落ちしてしまった。それでやむをえず子供を堕胎したが、最近夜中に赤ん坊の泣く声がして…」
「そうですか、悪い男ですね」
「そう、もうコリゴリー、タクシーの運転手なんか」
「えっ、タクシーの運転手ですか~」
「そう、店のつけも相当あったし、身体を乗り逃げされて食い逃げされたわ」

 化野念仏寺から嵯峨嵐山を観光そして南禅寺でその女性は食事を付き合ってほしいと言うので、高級料理屋に案内した。料理は湯豆腐会席で1万円、これを二人分注文して、女はビール1本と酒2本を飲みながら先の話を繰り返していた。

 私は、貸切6時間とめったに食べられない料理をごちそうになった手前聞き役に徹していた。約1時間後、女はお手洗いに行くのかバックを持って立ち上がった。10分待っても20分待っても帰ってこないので仲居さんにトイレまで見に行ってくれとたのんだが、
「お連れさん?お連れさんはだいぶ前に帰られましたよ」
しまった!乗り逃げに食い逃げだ!江戸の仇を京都で討たれた。

「化野念仏寺」(あだしのねんぶつじ)
化野は平安時代の風葬地で、遺体と供に供養された小さな石仏を集めて供養している、今も水道工事や道路工事で掘り出されている。いつの間にか小さな石仏に赤やピンクの前垂れが奉納されてから水子供養の寺になった。茶髪の若い娘が真剣に拝む姿は美しいとも無情にも感じる。

★~化野念仏寺は嵐山~嵯峨野の散策コースの最終スポットとなってはいるが、ここより徒歩5~10分先に行けば、400年続いたお茶さんが2軒あります。ここの平野屋さんのかやぶきの屋根と紅葉の写真は多くの嵯峨野紹介にも使われています。そして大きな愛宕(あたご)大権現の鳥居、愛宕寺(おたぎじ)もあります。この愛宕寺には500羅漢もありなかなかの見所にもなっています。
★~この愛宕寺の五百羅漢は客が寺から石を買って自分で何ヶ月も彫り上げるというものです。私が写真家のころこの中の子供の羅漢さんが気に入り写真に撮ったところその作品が京都新聞社賞、京都市長賞を獲得して新聞、雑誌にも報道されました。
★~その雑誌を印刷している職人さんからある日電話があり、この羅漢は私ら夫婦が亡くした子供をしのび何ヶ月も京都に通い完成させたというものでした。輪転機から出てきた我が子を模した羅漢さんが出てきたときはそら~涙があふれてきたと…
…以上の小説は再掲載になります。





「母と息子の大文字山登山」・「夏の怖い体験談~美人幽霊 真弓」・1分で読めるミニ小説 2話過去作

2022-08-08 15:10:04 | 日記
「母と息子の大文字山登山」・「夏の怖い体験談~美人幽霊 真弓」・1分で読めるミニ小説 2話過去作

母と息子の大文字山登山…五山の送り火

 ある日、京都駅から私のタクシーに年配の女性と若い男性が乗車されて、
「運転手さん、無理なお願い聞いていただけます」
「はい、何でもどうぞ、観光なら得意ですから」
「いえ、観光と言えるかどうか...実は~」と今日の目的を聞かされた。

 この母子は、岡山から来た人でこの春から一人息子が東京の大学へ行くそれで初めての日帰り旅行をと京都へ来たが、それが観光ではなくて何か一生の想い出を残したいと言う。
「一生の想い出ですか~」
「はい、この子の父親は早く亡くなり、私は死に物狂いで働いて高校までは何とか、ところがどうしても東京の大学へ行くというので...息子は奨学金とアルバイトで生活は出来るというので、でも東京と岡山では余りにも遠すぎるのでしばらく会えないので...私も二十数年働いた会社が倒産して今は失業保険暮らしの上、体調も良くないし...」
「そうですか、わかりました」と応えたが私の頭はパニックになっている。

 清水寺の舞台から飛び降りれば一生の...いや、怪我をする。金閣寺の池に...、嵐山の渡月橋からーいやどれもこれも人騒がせするだけだ、
一生の想い出~ウーン、そうだ~!。
「お母さん、五山の送り火を知っていますか?」
「はい、大文字焼のことですね」
「そうです、それを何で知りました」
「いつも、お盆にNHKのテレビで...主人が亡くなってからはいつもテレビに大文字が映ると息子と二人で手を合わしています」
「それなら丁度良い、どうです、大文字山に登りませんか?」
「え、山ですか?」
「いえ、山といってもほんの30分ほど歩けば大の字の火床に行けます。そこからは京都が一望出来て素晴らしいです。それにここなら年に一度は必ずNHKの九時のニュースで放送されます。東京と岡山と同時にです、離れていても一生の想い出になります」

 それまで黙っていた息子が始めて口を開いて、
「お母さん、そうしょう。金閣寺や清水寺は俺が学校を卒業して就職したら必ず連れってやるから、今日は運転手さんの言う通りに...」

 どんな小さな山でも山は山。曲がりくねった坂道は自然に親子の手を固く結ばせ、息子は照れもせず母親の額の汗を拭いていた。

⭐~大文字山は銀閣寺の裏山にあり門前を北へ一本道になっています。大文字の火床までは約30分で行けます。途中にはこの山が大昔地中にあった証拠としての「貝の堆積」の地層があります。京都の人はこの大文字の火床に残った黒い灰を持ち帰り「家内安全」のお守りにしています。尚、小さな山でも山ですから火床から奥へは絶対に行かないでください...遭難の恐れもあるからです。

⭐~銀閣寺からは哲学の道~法然院~永観堂~南禅寺~と歩くコースになっています。健脚の方は、さらに平安神宮~知恩院~円山公園~八坂神社~高台寺~清水寺~三十三間堂~JR京都駅。このコースは先に市バス(230円)タクシー(JR京都駅から約2200円)に乗って銀閣寺に行くほうが便利で復路もししんどくなったり時間がななくなれば即タクシー、市バスに乗れます。

⭐~身障者手帳をお持ちの方は全国共通ですから忘れないように!この手帳を明示すればタクシーは10%割引、各観光寺院にも本人無料、介添え者割引等々のサービスもありますが、これは拝観料の券を買う窓口には不親切にも書いてありません。いずれ私がこの問題をこのブログ等で改善いたします。

夏の怖い体験談~美人幽霊 真弓

 夏の夕暮れ、宇治の国道24号線で若い女性が手を高く上げてタクシーを拾った。客は岩倉までと告げた。私はこの暇な時に宇治から京都の北部までの客にありつけラッキーと思っていた。
 その娘は17~18歳でまだ幼さが残る笑顔は透き通るように白い、小一時間の道程でその娘は病気をして入院をしている。今日は法事のため外泊がゆるされ家に帰ることなどを私に楽しげに話している。タクシーは川端通りから白川通りに入ると、娘は右前方を指さして、
「ほら、あの店「レストラン・まゆ」」は私の名前「真弓」から取っておとうさんが付けてくれたの」
「へエ~そうなの、ここにこんな店があるのは知らなかった」
「そらそうよ、まだ開店していないの、私の病気が治るまで」
「それなら病気が治って、店がオープンしたら必ず行きます」
「うれしい~♪」

 車は岩倉の閑静な住宅街に入り、娘の指示通りの家の玄関に止めた、娘は、
「運転手さん、少し待ってね、お金もらってくる~」
 それからもう十数分たつが誰も出てこないので、玄関のチャイムを鳴らすと母親らしき人が出てきた。
「すいませんータクシーですけど~」
「はぃ?、うちはタクシーをたのんでいません…」
「いやいや、その~娘さんの分です」
「娘…娘って、真弓のこと」
「はい、その真弓さんを宇治の病院の前からここまで…」
 その母親は、真っ青な顔になり、「お、お父さん~」

 ようやく事情がわかったのか部屋に通された私の目に、真新しい仏壇と遺影が入った。そこにはさっきまで私のタクシーに乗っていた真弓が笑顔で私を見ている。
 真弓は白血病で宇治の病院で亡くなった。そして昨日葬儀が行われていた。両親にタクシーの中での会話を伝えると、母親は涙を流して、
「真弓を家に連れて帰ってもらってありがとうございました。これであの娘も成仏できます」
と、何度も頭を下げられていました。

⭐~タクシーと幽霊というのは何かと縁があるものでこの京都でも、真夜中に美人を乗せたがルームミラーには映らず運転手が後ろを見ると乗せたはずの女性が消えていた。そして座席はびっしょり濡れていたというものです。

⭐~この幽霊が出没する場所というのも病院の裏、墓地、池の近くと相場も決まっています。また京都らしく平安時代の風葬の跡地の北嵯峨野、渋谷街道、蓮華谷となります。この渋谷街道の裏山は豊臣秀吉の墓がある阿弥陀ヶ峰で、その裏山の谷には今でも京都市の火葬場があります。つまり一千年以上もここは死者の最後の場でもあるのです。

⭐~国道1号線の山科から京都市内の抜け道として私もよくタクシーで通りますが、やはり空車でも行灯を消して大急ぎで通り抜けますがやはり一千年の怨念というのか霊気が…この怨念の谷になぜか女子大のテニスコートと女子寮があります。この話をもしこの女子大の寮生が偶然読んだら!~!!!
作/音川伊奈利





ツイコラム と ツイ川柳 のコラボで一つの作品…5選 いけず石 3選 音川伊奈利

2022-08-06 08:38:46 | 日記
ツイコラム と ツイ川柳 のコラボで一つの作品…5選 いけず石 3選 音川伊奈利

#ツイコラム 571
最近、だんだん細く小さくなってきました。以前は太くて長いのを3本入り、いぇいぇ、食が細くなったのではなくケチって4〜5本入になったのです。朝一本の #バナナ は健康にいいと信じている単細胞…今更遅いが復活を信じよう。
#ツイ川柳
・ #朝バナナ 一本食べて 復活か
伊奈利🦊


#ツイコラム 573 初物75日
初物が店に並んでも #にらみ鯛 でやっと安くなり食べられる。人は待つということで物の有り難さを感じるのかも…💞愛も恋も春も #デラウェア も♫ #私待つわ 〜いつまでも待つわ♪なんでも 一緒くた の人生です。
#ツイ川柳
・初物も 食べる頃には 旬の物
伊奈利🦊⛩️


#ツイコラム 574 #不幸な柿
#富有柿 苗植えて11年目にやっと実が17個…収穫する前にアパートの外壁工事の邪魔になり敢え無く枝バッサリ。そして今年も枝は立派に育つが、花は付かなかった〜 #待つわ 私の人生 いつまでも待つのは慣れているから…😂
・柿植えて 気長に待てば 花も実も
伊奈利🦊⛩️


#ツイコラム 575
遠くからでも見えた #ものくろ接骨院 の #モノクロ看板 院長の苗字かと思い珍名で検索したが、該当なし。 #モノクロ とは単色で白地に黒が一般的…モノクロといえば昔の映画で院長が映画好きで #ももいろクローバーZ ファン?
#ツイ川柳
・ものくろの 看板見つけ #脳活 に
#伊奈利 🦊⛩️


#ツイコラム 576
#サルスベリ の実 は黒く熟すると採種できる。子供の頃、そこらの草や木の名前、由来を誰かに教わったことを今でも鮮明に覚えている。それを子や孫に伝える使命があるが、今はそんなことには親子とも興味がないそうだ。反対に
#ツイ川柳
・子にスマホ 教えてもらい 授業料
伊奈利🦊⛩️



ここから いけず石
(10)寺院の表石庭
 新築の寺院の塀に車が擦るのを防止したいが、世間でいう「いけず石」を置けばいいが、寺がいけずをするのも気がひけるので苦肉の策として石庭風にしました。


(3)標識を守るいけず石
 京のいけず石で一番多いのがこのタイプ。信号のない交差点の「止まれ」の標識の下には必ずあるが、これはまだ標識がない時代に交差点注意の目印の石かもわからない?。


(1)西国街道の歴史的ないけず石
 私がいけず石という石に興味を持った最初のいけず石がこのいけず石になる。このいけず石のあるお屋敷の中にある駐車場に入ろうとすれば石と石の間にある門から入るが、この門の両端の石には車で擦った痕がある。この犯人はこの屋敷の人だというが、この街道の歴史的な石を取り除く石(意思)はないという。私もいけず石を研究するという石(意思)は固い。
1号いけず石









いけず石特選10傑作 京のいけず石 いけず石 京の伝統文化だが、いけず石と迷惑石とは違う。

2022-08-03 15:26:50 | 日記
いけず石特選10傑作 京のいけず石 いけず石 京の伝統文化だが、いけず石と迷惑石とは違う。

(11)ポストを守る石臼
 もう使われなくなった石臼の廃物利用で環境も守っています。この石臼で金魚を飼っているのも多い。


(19)石臼と花壇
 この産業廃棄物である石臼は京都市の大型ゴミの対象にならないのでやむなく廃物利用されていけず石に生まれ変わるのがほとんどになる。


(13)親切ないけず石
 いけず石の定義は敷地内ギリギリに置く石だが、このいけず石は道路の角地から20センチは奥に入っている。これはこの家の主人が、角に石を置くと歩く人にも自転車の人にも迷惑になるからと親切にも権利を主張しない奥ゆかしさがある「名いけず石」になる。


(12)銘石自慢のいけず石
 屋敷と屋敷の境に置かれたいけず石、手前は銘石の御影石、もう一方は花崗岩の粗末なもの、そういえば屋敷の格も…とはいってもいけず石には変わりがない。


(9)お地蔵さんを守るいけず石
 町内を守るお地蔵さんを守る石を置いて何が悪いねん!。この一言に反論できる京都人はいない。だからいけず石は千年以上前からの京都の伝統文化なんです。


(8)ドライバーは敵だ!
 駐車禁止の私設看板では効果がないのか悪意剥き出しの鋭いいけず石が置いてある。このいけず石には車が擦った跡が何個も…自動車板金やさんにとっては「商売繁盛の石」になる。


ここからは東本願寺門前町、西本願寺門前町のいけず石になる。
鞍馬石のいけず石 26​(東)
 赤茶色の石はたぶん鞍馬石だと思う。この石は鞍馬しか採掘出来ない貴重な銘石の「いけず石」とすれば、この「京のいけず石」は伝統文化財にもなる。さらにいけず石の置き場所も古典的でいけず石を説明するにはこの画像1枚で事足りるほどの名作になる。


重要文化財いけず石 24​(西)
 明治45年に建てられた「西本願伝道院」の石像の石柱だが、果たしてこれがいけず石なのか?。しかし、現在も建物本体を駐禁や車の激突から守るための石柱になっているので立派な重要文化財のいけず石に認定しました。


隠れいけず石 25​(東)
 なんともセンスのある坪庭風のいけず石だが、前の道路は画面右から左への一方通行で石は隠れて運転手からは見えない。横着して草花を車が倒そうとしてもいけず石がガッチリガードして家屋敷を守ります。


#ツイコラム 572 #いけず石 54
ワコール本社の #公開空地 のもの、さすが一流企業で #いけず はなくさり気なく上品に「コラ!車停めるな!」💢…さらに石の上は平らでお疲れの人はどうぞお座り下さいと親切な #三徳いけず石 になる。ここの桜は別嬪
#ツイ川柳
・座り石に 座り桜見る 春よ来い
伊奈利🦊⛩️



このいけず石シリーズは特徴のあるのを取材して現在54個になる。その他は、「いけず石 音川伊奈利」で検索
いけず石研究家 音川伊奈利