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千文字小説の未来について

超IQ研究所 太平洋戦争概説㉑

2019-04-27 12:57:22 | 小説

 

 前回までのあらすじ。サイパン、テニアン、グアムの戦いが終了して、昭和二〇年二月から硫黄島において日米共同でナチスの人殺しを処刑する作戦が始まった。ヨーロッパ社会における記録として公開しない仮想通貨アカウントは興味深い。

 

      硫黄島の戦い

 

 六日目。

南雲 上陸場面を省略。

 戦闘中はひまなのでいつもラジオを聞きながら、本土から送ってもらった葉書にメッセージを書いている。さて。

M 林君のめがねは近眼か。

林 そうですけど。

 ナチス囚人兵が妊娠九か月の女を射殺する。絶滅戦争。亭主に子供を殺させて、ナチスの仲間にする。

ナチスの下級将校 人の命はぶどう酒と同じだ。一気に飲み干せ。

M ドイツ人が日本語をしゃべっているのだけど。みえるか。死体を引きずったときのだな。

南雲 それ異空間のシミュレーターだから。

 林 よくわかりません。

四七四三の悪魔 ナチスに殺されたヨーロッパ人幽霊で、硫黄島上空に巨大なスタジアムが構築されようとしているわ。二m四方ぐらいの観客席が人数ぶんあってスタジアムの外に住宅が並んでいる。

 開始時間を午後三時一五分にした。

 午後三時。トラック二台に七人で乗る。スプールアンスが機銃を持っていた。

 徐行しているトラックへ近づいてきたナチス囚人兵をスプールアンスが機銃で撃つ。命中しなかった。

 斬り込み四人が一斉に撃つ。ナチス囚人兵が踊るような仕草を見せてから地面にひれ伏す。

南雲 要約したデータだけにして。

 捕虜を二七人確保した。手を包帯で縛る。バランスをとりながら摺鉢山へ大股で進むんだ。

 摺鉢山に着く。

長野君 二六人多いです。

南雲 マリアより。作戦コード、カイト。幽霊をドアの前にそろえて。

M 殺したやつをドアの前に立たせるといいんだな。

 火口に西洋風のドアが立てかけてある。NO RIGHTが無視して展開した。ナチス囚人兵はドアのまわりをうろつく。

 三〇分ぐらいで二六人片づいた。

 ニミッツがやってきて火口のへりに座る。

 芋虫の袋頭巾をつくるたびに、指でピストルを撃つような、しぐさをしていた。

 H.スミスがニミッツのとなりへ座る。

 女、子供、老人、戦争に関係ない普通の人々。ナチスの親衛隊がピストルで次々撃つ。

 ナチスのSS(エスエス。秘密警察)が罪状を読み上げる。

「偶然」や「正常でありながら」とか言う。 

 殺したかずが五人を超える。

不明なSS 同じような店が近所にできると、それまで一〇倍だった売り上げを五倍にしなければならない。

M ナチスのSSが日本語でしゃべっている。

 サイパンで斜面から死体を下にほうり投げていた。体重が一〇〇㎏以上ある。下へ引きずるのは危険だ。そうだっ。空を飛べ。

米囚人パイロット わざわざ思い出すなよ。

M シミュレーターは観客席側にいないとみえないんだな。

 小銃使いに、四人で死体を持ち上げて運ぶように言う。

M 引きずったらだめだ。目をやられる。

 おれと林は二人で空を飛ばす。

M 水中で目を見開くような感覚でヨーロッパの風景がみえるやつだ。

      つづく



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