ろくすけの長期投資の旅

投資を学び、資産と自分自身の成長を
追及していきます

「一番売れてる株の雑誌ZAiが作った『株』入門 上級編」を読む。

2018-08-12 22:37:10 | 読書
「入門でありながら『上級編』とは、これいかに?」と思いましたが、まだ投資に自信を持てていない方にとってはとても良い本だと思いました。
王道をこれから歩んでいきたい人向けですね。

一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 上級編
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社


株式投資の「3つの基本」を押さえることが大切であると、繰り返し述べられています。
すなわち、以下の3つを兼ね備えた株を買いなさいということです。
(1)業績が良く
(2)割安で
(3)チャートが良い

四半期決算からの上方修正の兆しの見極め方も含めて、かなり実践的な内容となっています。

私自身は天邪鬼な性格が災いし、(3)に関してはかなり基本から逸脱しており痛い目を見ることも多いです。
その分当たるとデカいのですが、非効率的ではあります(苦笑)

財務諸表の見方についても紙幅が割かれておりまして、これがまた必要にして十分な内容です。
倒産や粉飾の危険性を持ったおかしな銘柄をつかまないための最低限の知識がまとめられていて、この手の本の中では非常にいい内容だと感じました。
やはりそういう銘柄の怪しさは、財務諸表に表れてくるものです。

この本は、リーマンショックの記憶もまだ生々しい2010年3月に出版されています。
出ている銘柄も懐かしさを感じるものばかりですが、一つ間違えると致命的な損をしかねない一方で、適切な銘柄を選び全うな投資をしていれば、大きな利益獲得のチャンスがあった当時の雰囲気を思い出させてくれました。

今はそういう意味では、当時に比べると緊張感にやや欠けますし、「みんなが買うから買う」といったようなイージーに儲けられる方向に走りがちです。

基本を学べるこの本の価値は今も色あせることはありませんし、逆に今だからこそ私には輝いて見えます。

定期的に基本に立ち返ることは大事ですね。私も色々思うところがありました。
にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ
ポチッとお願いします
コメント

【4063】 信越化学工業

2018-08-04 20:40:42 | 銘柄研究
主力化を展望している【4063】 信越化学工業 についてのメモです。

「疾風に勁草を知る」

激しい風が吹いてはじめて丈夫な草が見分けられるように、厳しい試練にあって初めて意志や節操の堅固さが分かる。
まさに信越化学工業の企業としてのあり方を表現するのに、ピッタリな言葉ではないでしょうか。

ここで長期の営業利益推移を見てみましょう。



リーマンショックではさすがに落ち込みましたが、それでもしっかり利益を出しています。
そして、ここを除けば右肩上がりで推移しています。
(直近期の営業利益率はなんと23%超!)

塩ビや半導体シリコンウェハーという相場物を扱っている難しさから、中期経営計画はおろか、今期の業績予想さえも1Q決算まで開示しない会社にも関わらず、です。

農林中金バリューインベストメント(NVIC)が高い評価(「構造的に強靭な企業」)をしていることで注目し始めたのですが、金川会長の著書「常在戦場」や、FROGGYの斉藤社長のインタビューを読み、その強さの秘訣が分かってきました。

・少数精鋭で極限まで効率化(斉藤社長のインタビュー後編にある、営業マンのエピソードが秀逸です)。
 ⇒ 「シンテック(米国子会社)は最初からリストラされた会社だ」

・常にフル生産全量販売を継続し、世界の塩ビの伸びを捉えながら、設備能力を拡大。

・増産投資をする際には、なるべく受注予約を固めておく。
 「できれば売り手市場になっているタイミングで、受注予約を将来にわたり固めて、長期契約を結ぶことが望ましい」
 ⇒ 不況期への備えを怠らないのは流石としか言いようがないですが、言うは易しです。
   これができるのは、お客様からの信用の積み重ねがあってこそですね。

・成功が見込める大きな好機がやって来た時に、素早く投資できるだけの資金を手元に用意しておく。
 ⇒ 銀行から資金を借り入れるために時間を費やしていては、せっかくの好機を逃してしまうということです。

人間の肉体に例えるなら、強さとしなやかさを兼ね備えているといったところでしょうか。
しっかりと準備をした上で事業環境を的確に読み、先手先手を打っている印象です。
いま塩ビ工場を新設するのは、まだまだ需要拡大が見込めるということなのでしょうね。

総合的に見て、景気循環の波に関係なく長期投資に値する企業と判断致しました。
実際に不況が来て株価の大幅な下落があれば、喜んで買い増ししたいです。

最後に金川会長のお言葉を。

「現在の課題と全力で向き合って初めて、長期的な展望が見えてくるのであって、その逆はあり得ないということだ」

素晴らしい。
バラ色の中期経営計画を作りがちな企業を多く見てきた中で、逆に新鮮に感じます。

投資にも通じる考えを色々と学ばせていただきました。

常在戦場 金川千尋100の実践録
クリエーター情報なし
宝島社


金川会長の本からは商売の基本を教えていただいた気がします。
にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ
ポチッとお願いします
コメント (2)

ろくすけカブスのスタメン状況(18.7.31)

2018-08-01 21:08:44 | 投資日記
7月末のろくすけカブスです。



じわじわと日本管理センターの立場が危うくなってきている感じ。
信越化学工業は、このあと景気後退が来ようとも長期投資をすることに決めました。

「その他」が膨らんでいるのは、積水ハウスが2%未満に落ちたから。
ここに入っているのは、シンクロ・フードを除けば高配当株・優待株の類です。

次にランキングです。



ほとんど変化はありません。

同じ長期投資を志すにしても成長株だけでは疲れてしまうので、色々なタイプの株を入れるようには意識しているのですが、それにしてもバリュー風味の株はちょっと元気ないですね。。

決算の結果次第で、8月は少し見直しをするかも。
にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ
ポチッとお願いします
コメント (2)

今月の売買(18年7月)

2018-07-31 21:37:15 | 今月の売買
今月の売買です。


【購入】

3963 シンクロフード(追加×5)

… 安いところを少しずつ拾っています。ヨコヨコが続いてくれると嬉しいのですが。

6312 フロイント産業(追加)

… こちらも焦らず。底は脱したかな?


【売却】

6750 エレコム(全部売却)

… 最後の一単元を売りました。また3月の優待でお世話になるかもしれません。

3549 クスリのアオキホールディングス(全部売却)

… 最後の一単元を売りました。結局、平均すると買値の4倍くらいだったでしょうか。こういう分かりやすい銘柄でテンバガーを取るのは難しくなりましたね。

6289 技研製作所(全部売却)

… 3Qでコケた後、買値に戻ったので。次の中期経営計画を見てまた考えます。


今月はプライベートの時間が取れなかったので、投資活動も控え目でした。

ポートフォリオの上位は動かしていません。
にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ
ポチッとお願いします
コメント (2)

松下敏之・高田裕「外資系アナリストが本当に使っているファンダメンタル分析の手法と実例」を読む。

2018-07-19 00:31:04 | 読書
タイトルが長いですね(笑)
ただそれに負けないだけの中身も伴っています。

ファンダメンタル分析に関する本は、どことなく物足りなさを感じるものが多い中で、これは「本当に使える」部類という印象です。

外資系アナリストが本当に使っているファンダメンタル分析の手法と実例
クリエーター情報なし
プチ・レトル


この本がユニークなのは、株式価値を算定する過程においてDCF法ではなくDDM(配当割引モデル)を使用している点です。

DCF法はキャッシュフローに加え、非事業性資産としてのキャッシュそのものも評価していますが、DDMはあくまでも少数株主として得られる配当額だけをベースに株式価値を評価するものです。
自由に受け取ることのできない企業内の現金は「鍵のかかった金庫に入っている」ようなものであり評価しないという割り切りは、個人投資家として相応の納得感があります。
実際のところ、資産価値を当てにしたバリュー投資はなかなか報われないですしね。

高成長期と安定成長期とを分けて組み込む「2段階成長モデル」を含め、定量・定性両面で実戦で使える分析手法が実例とともに丁寧に解説されております。
B/Sへの目配りが必要最低限で済むのは、評価プロセスを簡素化したい人間にとってはありがたいです。

価値を評価するにあたり、自分の手を動かしてみたいという方におすすめです。
にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ
ポチッとお願いします
コメント (2)