心理カウンセラーの眼!

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子どもの中耳炎と保育園

2009-11-10 08:41:06 | マインドケア 今週の言の葉
こんにちは、テツせんです。
この2,3日は妙な陽気がつづいていますが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

さて今回はいつもメルマガを送っていただいているハーモニック・トラストの田辺さんの
「子供の中耳炎が治らない!」というお話をお伝えしたいと思います。

続ナチュラル☆ライフ実践メルマガ 第45回(11月8日号)

医者にもクスリにも頼らないまなざし
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第45回
今回のテーマ:「中耳炎と風邪」

【このメルマガから得られるメリット】
●子供の中耳炎が治らない!その意味がわかる。
●風邪に抗生物質は効かない!そのワケがわかる。
●抗生物質耐性の中耳炎が増えている。その実態がわかる。
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「お医者さまにお薬いただいてるけど、子供の風邪が治らなくて・・・」
「子供が中耳炎で苦しそうで、でもなかなか治らないのよね。」
「子供が病気になると、仕事を休まなくちゃいけないからホントは大変。」

中耳炎や風邪。本来は放っておけば治るもの・・・
昔はそのように思われていました。

中耳炎は耳の中耳という場所が細菌やウィルスの感染によって炎症する病気ですね。
膿が出てきたり、痛みを伴ったりしますね。

最近、中耳炎になっても治らない子が増えているそうです。
1999年頃から増えていると指摘する人がいます。(日本子孫基金編『食べ物から広がる抗生物質』より)

抗生物質を与えても治らない。つまりは抗生物質耐性の菌が増えているのですね。
病児保育や病後児保育という保育がありますが、
中耳炎で入退院を繰り返す子が必ずいるそうです。

我が家もご多分にもれず、こどもの中耳炎を長く患っていました。
耳から鼓膜が破れて緑色のウニのようなものがずっと出ていました。
うちの子の場合は、クスリに頼ることなく痛がることもそんなにはなかったのですが、
保育園では感染を心配されていました。
それとやっぱり耳が聞こえなくなるんじゃないかとご心配はいただいていいました。

でも実際には保育園は中耳炎児だらけ。
保育園に行っている間は中耳炎に逆になるのは仕方ないとも思っていました。

というのも徐々に調べると、中耳炎の耐性菌がもし保育園で出ていたら、
保育園に通う間は何度でも、中耳炎になってしまうものだそうです。
実際、子供への抗生物質の投与は増えていて、
入退院を繰り返す子供の多くが耐性菌を持っていたという報告があります。

中耳炎も、これまでは放っておけば8割の人は自然に治ると言われていました。
しかし今や病院に入院して点滴を打つ子供までいるそうです。

親の立場になってみれば、複雑な事情も垣間見えます。
中耳炎や風邪がひどくなると、保育園は親に連絡を入れて引き取るように伝えます。
保育園に子供を預けるようなお母さんはバリバリと仕事をされていることが多いのですが、
子供が病気になるたびに仕事を休まなくてはなりません。

そこでクスリでどうしても抑えようとしてしまう。
しかし、このクスリで抑えることが逆に耐性菌を増やし、
結果的に子供の病状は長引いてしまうわけですね。
そうして仕事をやめなくてはならない家庭があるという事例が多いそうです。

抗生物質などのクスリで一時的に、中耳炎などの感染を抑えることは、
やはりその場しのぎなのかもしれません。

仕事とのバランスではありますが、なるべくなら保育園や周りに理解をいただいて
クスリを与えずに子供の抵抗力を付けさせるのがいいと思いますね。

また風邪に抗生物質を与える医療関係者も多いのですが、
ほとんどの風邪に抗生物質は効きません。
よくある医療の教科書にも風邪に抗生物質は効かないと書かれているそうです。
これは医者にとっては常識。しかし医療の現場では、合併症を恐れてか、
または抗生物質を配布してお金を稼ぐためか、子供の風邪にまで抗生物質が手渡されることが多いのです。

日本呼吸器学会が平成15年に次のような、発表をしています。
「呼吸器感染症の治療に関するガイドライン」で
「風邪は薬を使わず、自宅療養が有効である」と発表しました。
また「風邪に対する過剰な治療を推奨するかのような印象を与えている」と市販の風邪薬について述べています。

以下、花書院 『病気の迷信』著者 三好基晴氏より抜粋

日本呼吸器学会「成人起動感染症診療の基本的考え方」より風邪の治療方針。

1. 風邪はほとんど自然に治るもので、風邪薬で治るものではない。
2. 風邪に効く抗ウィルス薬はない。
3. 抗生物質は風邪に直接効くものではない。
4. 抗生物質を頻用すると、下痢やアレルギーなどの副作用がある。
5. 抗生物質を頻用すると、薬が効かない薬剤耐性菌が出現する。
6. 市販の風邪薬は、症状を緩和する対症療法にすぎない。
7. 市販の風邪薬の広告は、風邪に対する過剰な治療を推奨するかのような印象を与えている。
8. 風邪による発熱は、身体がウィルスと戦っている免疫反応で、
ウィルスが増殖しがたい環境を作っている。むやみに解熱剤を用いない。
9. いかなる薬物にも副作用が起こり得ると考え、薬を服用した場合は薬物名とを記録しておく。

いかがでしょうか。
ナチュラルライフを実践する私たちとしては、
中耳炎や風邪の成り立ちと自身の免疫力を改めて見直す必要がありますね。

「過ぎたるは及ばざる如し」と古人はいいました。
「百害あって一利なし」では仕方ありませんね。

子供は軽い風邪や感染症を繰り返し、免疫を強めていくといわれます。
菌やウィルスとある意味、共存し時には切磋琢磨しながら自分自身を高めているといえるのですね。

風邪や中耳炎をひきおこす菌やウィルスは敵ではない。

抗生物質で子供の症状だけにあわてて抑えてしまうのではなく、
じっくり子供の免疫力を高めるように付き合いたいものですね。

参考文献: 花書院 『病気の迷信』著者 三好基晴
       三五館 『食べ物から広がる耐性菌』著者 日本子孫基金・編--

《田辺さんのお話のように、育児にかかわる親が正しい考え方をもつことが
心身ともに健康な子どもを育むことをご理解いただきたいなと存じます。》

(ハーモニック・トラストの田辺様のメルマガより大切なお話を転載させていただきましたことをお礼申しあげます。)
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2 コメント

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Unknown (ママは太陽)
2009-12-18 09:55:01
一歳の子が、10日程前から鼻水が出て、医者に行くが迷っていて、いろいろ調べていて、ここにたどり着きました。
風邪を引くと、気管支炎になりやすくて心配していたのですが、機嫌がいいので、もう少し様子をみてみます。
風邪は薬では治らない、抗生物質はむやみに飲ませる必要はないと、耳にすることが多くなりました。薬に頼らず、子供が機嫌良くしているなら、あまり心配せずに様子を見ていこうと思います。
応援しています! (テツせん)
2009-12-18 14:51:59
ママは太陽さんという素敵なお母さんから
コメントをいただき嬉しくおもいます。
お母さんたちが子どもの身体を心配されるお気持ちは
痛いほどよく分かります。
ですが
現実・本態からはずれて予期不安をふくらませていくと際限がなくなります。
ママは太陽さんのように、
子どもの心身のために本当により正しい考え方を学んで
なおかつある種勇気をもって実践されることは
母親として素晴らしい人だと、敬意を表したいとおもいます。

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