「なぜ人類が繁栄することができたのか」の答えを見つけるために
長谷川女史(現・総合研究大学院大教授)は若き頃、
タンザニアでチンパンジーを観察しつづけたと言う。
その理由と観察結果をつぎのように語る。・・
「チンパンジーは言葉を教えれば単語を覚えるなど知能は高い。人類との遺伝子の違いはわずか数%です。」
というのが理由で、
「決定的な違いは協力関係を築けないこと。チンパンジーが理解できるのは私とあなた、私と物という二者関係にすぎないこと」
というのが観察結果、結論のようだ。・・
彼女の頭には、それこそ「決定的に」欠落しているものがある。
それを誤魔化すように IQや、繁殖力、
あるいは生物が自分の時間とエネルギーをどう分配するかの戦略という「生活史戦略」 などという、
ほとんど意味も価値も持たない概念を
恥ずかしげも無くふりかざす。
人類が繁栄できた理由を
子どもでも分かることで言えば、
「チンパンジーには言葉など必要なかったこと」にすべての解がある。
いくらチンパンジーを観察しても答えは出てこないのだ。
つまり「人には言葉が必然的であったこと。」にすぎない。
言い換えれば、
「樹上から地上に降りたヒトは生存行動が劇的にひろがった。
しかしチンパンジーたちより遥かに非力ゆえに その行く手は
ものごとの観察・模倣・学習を必須とし、
やがて 共同体をも世界適応の形式として獲得された」わけだ。
原始共同体が「部族社会」さらに「古代社会」として高度化されていく過程で、
「話し言葉」からさらに「書き言葉」が生み出されてくるのも
また 共同幻想の高度な抽象化の大いなる成果といえよう。
長谷川女史(現・総合研究大学院大教授)は若き頃、
タンザニアでチンパンジーを観察しつづけたと言う。
その理由と観察結果をつぎのように語る。・・
「チンパンジーは言葉を教えれば単語を覚えるなど知能は高い。人類との遺伝子の違いはわずか数%です。」
というのが理由で、
「決定的な違いは協力関係を築けないこと。チンパンジーが理解できるのは私とあなた、私と物という二者関係にすぎないこと」
というのが観察結果、結論のようだ。・・
彼女の頭には、それこそ「決定的に」欠落しているものがある。
それを誤魔化すように IQや、繁殖力、
あるいは生物が自分の時間とエネルギーをどう分配するかの戦略という「生活史戦略」 などという、
ほとんど意味も価値も持たない概念を
恥ずかしげも無くふりかざす。
人類が繁栄できた理由を
子どもでも分かることで言えば、
「チンパンジーには言葉など必要なかったこと」にすべての解がある。
いくらチンパンジーを観察しても答えは出てこないのだ。
つまり「人には言葉が必然的であったこと。」にすぎない。
言い換えれば、
「樹上から地上に降りたヒトは生存行動が劇的にひろがった。
しかしチンパンジーたちより遥かに非力ゆえに その行く手は
ものごとの観察・模倣・学習を必須とし、
やがて 共同体をも世界適応の形式として獲得された」わけだ。
原始共同体が「部族社会」さらに「古代社会」として高度化されていく過程で、
「話し言葉」からさらに「書き言葉」が生み出されてくるのも
また 共同幻想の高度な抽象化の大いなる成果といえよう。