心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

スペインの大塩平八郎は、まったく正しい!

2012-10-18 17:41:03 | 現代日本および世界

こんにちは、のほせんです。

数日前の晴天の秋空の下、放っていた庭の草取りも片づき、

いただきものの餅を焼いてお茶を一服。・・

こう書けばずいぶんのほほんとした引退おやじのようですが。・・まあ、こんな時もあっていいでしょう。

さて、みなさんはどのようなお茶をされてひと時をお過ごしでしょうか?


茶といえば、この前資料を読んだ江戸末期の「大塩平八郎の乱」におもいをはせてみれば、

決起の計画が密告にあって、騒然とする中、このあとのすべてを見通し、

なおもたたかいに打って出る他無しという決断とともに飲み干す一服の茶とは、えらくちがっていますが・・。

かれの大坂決起の檄文末尾には、
「 もし疑わしく覚え候わば 我らの所業終わりし処を なんじら眼を開きて看よ」
と書かれています。

窮民とともにたたかうことの、心底から切実でしかも清々しくもある境地をあらわしていて見事です。

いまどきの傀儡政治屋や御用学者教養人にはとうてい理解できるわけもない、

いつの世でも見棄てられてきた民衆だけの、内臓からしぼりだされた憤怒の言葉でもある。


そういえば先日、スペインの大塩平八郎が登場したようです。

- 「 南部アンダルシア州では、住民の先頭に立って略奪を指揮する村長まで現れた。

 州都セビリアから100キロ。人口約3000のマリナレダはオリーブ畑の真ん中にある。
フアンマヌエル・ゴルディーヨ村長(60)は8月、失業者ら十数人を率いて州内のスーパーを襲撃し、略奪したコメや缶詰をセビリアで貧困家庭に配った。

 この事件について村長は「悲惨な現状を告発するための非常手段だった」と強調し、
「不動産バブルに踊った銀行のツケを庶民が払わされているのだ」と訴えた。

 スペインの失業率は欧州連合(EU)で最悪の25%だが、アンダルシアでは実に34%に達する。

 村長は事件で全国的な注目を集め、貴族から奪った物を貧者に分け与えた中世イングランドの伝説にちなんで「現代のロビン・フッド」(エル・パイス紙)とも呼ばれた。
事件後も毎週、州内を仲間とデモ行進し、銀行で座り込みを行った。

 村の主婦カルメン・プラダさん(63)は「子供7人は全員失業し、夫(農業)の月収420ユーロ(約4万2500円)で家族が食べている。泥棒は犯罪だが、村長は現状を変えようとした英雄」とたたえる。
警察も、州議員を兼ねる村長の訴追には慎重だ。」(2012年10月4日  読売新聞記事より)--

まったく正しい!

ユーログローバル経済の破綻の尻拭いを民衆におしつけている

各国グローバル信仰政権の緊縮策に正当性などありはしない。

わるいが、金融破綻などを恐れる民衆はいないのだ。 

それこそあの、どうでもよい経済学者たちの「一大事」にしかすぎない。

それどころか現実に日本でも、「就職浪人、派遣労働、リストラ失業」として、

また「企業のコスト削減至上主義地獄= それでも販売不振巨額赤字」として、

「緩慢なる破綻」はすでにこのグローバル金融至上主義が席巻するようになって以来、

とっくに顕在化している事実は曲げようがない。

グローバル金融覇権主義とその信奉者に真っ向から抵抗し、

反撃を開始したオリーブ畑のアンマヌエル村長は、

世界の、ものごとの本質を突いていて、まったく正しい!

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