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夢・つれづれに

何時も夢とロマンを持ち、思いのままに綴りたい

桜の花が咲く頃

2007年04月02日 | Weblog

桜の花びらが風に舞い散る頃になると想い出すことがあるのです。
丁度「地唄の会」の下合わせ(リハーサル)を終え、自宅に帰ったその日の夕方、電話が鳴り師匠の訃報が~。(明日は本番なのに)
車の中から弟子達に連絡病院に駆けつけた時はまだ温かかった。
幼き頃より師とも母とも敬い慕って来た方である。
それでも舞わなければならない舞台を務めてこそ師匠の供養になるんだと思い懸命に舞った。
にはとても厳しくいい加減な事は決して許さないとした明治の良い意味の強さをもちながら、普段は優しくY流の重鎮でいながら謙虚さを決して忘れない方だった。
今年も四月五日が来る。(当時享年96歳)満開の桜は人の心を和ませ、春の到来を確かに感じさせるがハラハラと舞うを見るにつけ何故か心淋しくなるのです。