【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(90)
日台を俳句で結んだ藤原若菜⑥
1月18日から始めた若菜が遍歴した俳句世界についての連載も今日で最後です。恐らく辟易しつつも、辛抱強く私の個人的なセンチメンタルジャーニーにお付き合いいただいた読者諸兄姉に心より感謝申し上げます。
若菜の没後、彼女と親交の深かった春燈会員の岩永はるみさんと平沢恵子さんによる追悼文と合せ多くの俳友の方々 . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(89)
日台を俳句で結んだ藤原若菜⑤
▲家族で緑島に遊ぶ
俳人・藤原若菜の足跡を辿るこのエッセイは5回目を迎えた。俳句や台湾に興味のない方々にとっては退屈かも知れない、と自責とも不安とも思える感情に捕らわれ続けてきた。今回で一旦お仕舞にするつもりだったのだが、あと一回だけお付き合いいただきたい。それで、今 . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(88)
日台を俳句で結んだ藤原若菜④
3回に亘り、「台湾俳句事情」をお届けした。今回は、「台湾好日」と題した春燈の有志メンバーによる台湾吟行と台北俳句会との交流記を紹介しよう。 台湾への思いと、若菜が尊敬して止まなかった黄霊芝先生への思慕が溢れているのがひしひしと伝わる。 また俳句に関する事柄のみならず、台湾の有名観光地や日本 . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(87)
日台を俳句で結んだ藤原若菜③
▲太魯閣渓谷の若菜
私が言うのも気が引けるが、若菜の綴る文章は大抵明晰であった。しかし、このエッセイに限っては、文書を読み進めてもなかなか引用符で囲まれた“日本人”とは誰のことなのか釈然とせず、珍しくもどかしさを感じた。 ネタばらしのようになっ . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(86)
日台を俳句で結んだ藤原若菜②
▲黄霊芝先生の『台湾俳句歳時記』
▲台北俳句会創立40周年記念の集合写真(2010年12月12日)
前回の「台湾俳句事情(その一)黄霊芝と日本語」では、台北俳句会の始祖である黄霊芝先生について紹介した。今回は、台北俳句会の創設した加藤山椒魚について述べた若菜のエッセイを紹介する . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(85)
日台を俳句で結んだ藤原若菜①
▲家族で訪れた九族文化村
▲阿里山への家族旅行
先々週、故藤原若菜の俳人としての軌跡の一部を残しておきたいとの思いに駆られ、後先も考えず思いつくままに書き始めてしまった。いきなり春燈賞受賞72句の内自選句25句を載せ、若菜の大先輩である林紀夫氏が受賞に寄せて執筆 . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(84)
俳人・藤原若菜の軌跡
大阪からメキシコ、台湾、英国を経由して白井へ
妻の若菜が令和4(2022)年9月28日にこの世を去った。70歳だった。
彼女は私が台湾に駐在していた平成2(1990)年頃から縁あって俳句を始め同18(2006)年に1946年創立の俳句結社「春燈」に参加した。参加後6年にして「春燈」 . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(83)
地球儀を見ながら考えた
さまざまな世界地図
普段、世界地図を見る機会はありますか。あるとすれば、殆どの場合、子供の頃から慣れ親しんでいる日本が世界の中心に位置している以下のような地図だろう。小学校低学年の頃、「日本は世界の中心なんだ!」と無邪気に誇らしく思った微かな記憶がある。領土の標記問題はさておき、中国やアジア諸国でも太平 . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(82)
香港にも「けもの道」が、そして…
香港(中国)、コルドバ(スペイン)、ロンドン(英国)
■無数にある香港の「けもの道」
香港の古びた高層ビルの谷間には無数の「けもの道」が張り巡らされている。中には、陽も射さず、餐庁(レストラン)や小吃店(軽食堂)の換気扇から吐き出される油煙でネトネトギトギトする壁や路面、昼夜を . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(81)
銀座の「けもの道」が面白い
銀座(東京)
昔から都会のビルの谷間にひっそりと隠れている薄暗い、細い路地が好きだ。きらびやかな表通りからそんな路地に一歩足を踏み入れるだけで、異空間かと一瞬見紛うばかの混沌とした空間が広がっていることがある。そんな路地をフラフラとさまよい歩くのは私の密かな楽しみのひとつだ。『バケモノの子』という細田守 . . . 本文を読む