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The Sense of Wonder

「ここへきてよかった」
そんな景色に出逢えたら・・・。

自分の中のダイバーシティ

2010-07-09 23:18:30 | 田坂先生から学ぶ
どうにか、田坂広志先生の授業が聴講できないものかとネットで調べていたら、
田坂先生の講義録がいくつかブログで見当たりました。

その中で、
「ダイバーシティ(多様性の受容)がずいぶん前から言われているけれども、
なぜダイバーシティが根付かないのか・・・
それは、私たち一人ひとりが自分自身の多様性を認めていないからではないか」

という言葉に出会いました。


自分の中のダイバーシティ 多様性
とても、考えさせられました。


自分の相反する価値観の中で葛藤し、最後は割り切ってしまうこと
白黒はっきりさせたいと思う気持ち
正しきことよき事だけしたい、みたいという安直さ


その心で、人を見る。
だから、人の多様性を受け止められない。未熟さに気づきます。




田坂先生の薫陶を受けたいという気持ちは、日々強くなります。
多摩大学院では、「科目等履修生」という制度があって、単位受講が可能のようです。
もうすぐ秋期生の募集が始まります。
半年間、毎週通えるか?
悩みます。




エゴコントロールと操作主義。

2010-02-14 21:56:06 | 田坂先生から学ぶ
ひとりのメールが職場を変える~こころのマネジメント~

この本がきっかけとなり、またブログで自分と正対してみようと思ったということを
昨日はご紹介しました。

ブログの中で自己対話をし、それを読者の皆様に聞き届けてもらうことで、心の成長を
していきたい・・・。

こころの成長をしていきたい・・・

そう思った時点で、私たちはそれを「エゴ」として認めるのは難しいのですが、
「人よりも早くこころの成長をとげたいという競争心や私はこれほどまでに成長した
という慢心につながることを忘れてはいけない」
という言葉に、はっとしました。

エゴはどこまでも、捨てられるものではない・・・
たとえそれが、成長に向かおうとする心であっても・・・

だから、私たちはそこにただ気づけばいいんだと。
それは、競争心であり、慢心であり、傲慢な心であることを。

自分自身のエゴに気づいていることがコントロールできているということなのだと思います。



ウィークリーメッセージをはじめることによって
「職場の対話が進む」「知識の共有が進む」「書くことによって心の成長が生じる」
など、たくさんのメリットをご紹介下さっています。

しかし、最後に田坂先生がおっしゃったのは、

「すべて、意図を超えて展開していったのです」

目的は、ただひとつ。

「深い縁あって、同じ職場に集まった仲間のことを、もう少しだけ深く知りたいと思いました。」


心の置き所がどこにあるか?
何をするかではなく、どんな心でしようとしているのか?
それがすべてなのだと思います。

このウィークリーメッセージで、職場の人間関係を良くしようなどと意図をもって始めた
ものは、

「操作主義」

その心は、瞬時に伝わってしまいますから上手く行くはずはありません。


そうしたとき、
私は、普段いかに意図や目的を人間関係やコミュニケーションにまで当てはめているのか
そら恐ろしくもあります。

結果として得られることを、目的にしてはならない

そして、コミュニケーションスキルやノウハウなどは、意図を超えたときに得られるものを、
同じやり方でやったとしても奏効しない。

だから、私たちは「コミュニケーションの達人」と呼ばれる人たちのやり方だけをまねても
上手く行くわけはなく、しっかりときかなければいけないのは、
「どんな気持ちでお客様と向かいあっているのか?」
「どんな気持ちで、部下と向かいあっているのか?」
「どんな気持ちで、仕事をしているのか」

という、心の姿勢や心の置き所も合わせて教えてもらわなければいけないのだと思います。

また、多くのことを学ばせていただきました。
これが「暗黙知」となる日をこころ待ちにして・・・・・。


本日も、聞き届けていただき感謝いたします。
ありがとうございます。







書くことによるこころの成長

2010-02-13 09:54:50 | 田坂先生から学ぶ
ここ数日間、ブログをまめにアップしておりますが、年が明けてから「ブログを書く意味」
が見出せず、筆がとまっておりました。

また再開したきっかけが、こちら田坂広志先生の一冊。

「ひとりのメールが職場を変える~こころのマネジメント~」

以前田坂先生が勤めていた企業で導入されていた

「ウィークリーメッセージ」

「深い縁あって同じ職場に集まった仲間のことを、もう少しだけ深く知りたい」という
思いからはじめられた、毎週一回、メーリングリストを使っての職場のメンバー全員が
参加する「エッセイ」の交換。
内容は、プライベートなこと、仕事のこと何でも自由に書いてくださいというもの。

ただ和気藹々とコミュニケーションをとることが、職場のコミュニケーションではなく
仲間を深く理解する新しいスタイルとしてのウィークリーメッセージ。

その中で
「書くことによるこころの成長」という章があります。

ブログは、メーリングリストと違い、限られたコミュニティではないといえ、
おひとりおひとりお顔が見える方も読んで下さっている、私の心を聞き届けて下さってる
という気持ちで書いています。

コメントを残してくださるかたも、そうでない方にも「こころで支えてもらっている」
ということを感じています。

ご覧の通り、私のブログはあまりテーマに一貫性がなく、あるとしたら、こころのあり様
を赤裸々に綴ること。そして、皆様に「こころの成長を支えててもらっている」ことを実感
したいのだとブログを書く意義を改めて感じました。

「こころの苦しみ」と正対して初めて、「精神の深み」に降りていく。
人には、楽になってはいけないときがある・・・
憂さをはらしたり、気分転換をすることで目を背けてはいけないときがある・・・

そんな時に、自己対話として、日記を書くよりも、
「聞き届けて」「こころを支えてくれる人」がいるブログに向かう。

言葉に文字にできない思いを、それでも伝えたいと表現の工夫をすることによって
潜在意識のくみあげができるのだと、知りました。


人に何かを伝えたいというものがなくとも、皆様に「こころでささえてもらう」ために
また、自分の心と正対していこうと思います。


本日午後から研修の後、上越へ向かう予定です。

その後、この著書のご紹介をします。

ダライラマ14世来日講演と田坂教授

2009-10-01 10:57:24 | 田坂先生から学ぶ
11月1日(日)に「地球の未来」への対話~仏教と科学の共鳴~と題して、ダライラマ14世
と学者4名による対話イベントが開催されます。

そのプレイベントとして、多摩大学教授の田坂先生、東京大学名誉教授の清水先生
の講演会に参加してきました。

テーマが深いだけに、酸素ボンベなしには深みに降りていけない感ありですが、
私が降りたところまでの感想とシェアをしたいと思います。

仏教と科学の共鳴と言うところでは、「空」の思想、「即」の思想から、今後の
科学が向かう先は、見えないものとどう取り入れていくのかということが課題で
あり、すでに最先端では取り組みが始まっていることを知りました。

「輪郭線のあるもの」を私たちや科学者たちは「ある」と表現しますが、見えていないものを
「ない」とは言い切れるものではないことを納得しました。

カエルはカエルが生きるに必要な情報だけ見ているし、サルはサル、人は人が生きるに
必要な情報を取り入れています。
人がカエルの見える情報が見えても不便だし、逆もまた真なり。

人間には見えていないものが、他の動物に見えている可能性は充分ありえるわけです。


そして「人」によっても同じものを見ても、情報として取り入れているものが
違いますから、見えている世界が違います。

まさしく「生きる世界が違う」

良い悪い、優劣ではなく、自分に必要な情報を選択しているということ。
それによって、「生きる世界が違う」

近所の人であっても、同じ屋根の下に暮らすものであっても
「生きている世界」が違ってくるのだろうと思います。

常住の心などはなく、本当の自分などどこにもない・・・。
意識のどこに焦点を合わせるかだけなのです。



そのときに、違う世界で生きる人を排除したり、関わらずにいるのではなく
多様性を受容しながら、どう関わっていくのか?



「生きる世界」が違っても、宇宙という地球という日本というホリスティックな
中で生きていることを忘れないこと。
「全体の中の一部である」ことを忘れないでいることなのかと思います。

そんなことを感じた2時間でした。


「集合的無意識」「共時性」いわゆるシンクロですら、科学的根拠のないことでは
ありますが、
「自分が環境に合わせようとすると環境も自分に合わせてくる、整合的になっているとき、
生命的直観が論理を超えることがある」
清水先生のお言葉です。

目に見えないものを感じる力を磨きたいと思います。


講演会の前に友人と話をしたことが、般若心経の話で、これもシンクロと思います。
少し、仏教の勉強もしてみたいと思います。










直観力を身につける方法

2008-10-25 11:42:21 | 田坂先生から学ぶ
我々は言葉にて語り得るものを語りつくしたとき
    言葉にて語り得ぬものを知ることがあるだろう 
                      

我々は論理にて考え得るものを考え尽くしたとき
     論理にて考え得るものを知ることがあるだろう
                     


マウスイヤー、ドッグイヤーと呼ばれるほど、時間の流れが速い現代において、
じっくりと情報収集して判断し決断するということは難しい。


ロジカルに考えロジカルに語り、ロジカルに判断することは、プロフェショナルとしての
基本ではあるが、その上でどうしたら直観力が見につくのだろうか?


私たちは、直観力を磨くことは感覚的なことであるため、感覚的な訓練によって
それを高めようとするけれど、

たとえば
アルファ波を出す訓練
右脳の強化
禅の修業
などをすることなく、直観力は高められる


それは、
考えて考えて、考え抜く。
先を読んで読んで、読みぬく。

論理に徹することによってそれを突き抜ける世界がある。

プロフェッショナルと呼ばる人たちは、そうして直観力を身につけてきた。


ロジカルシンキングを通して、すべての問題が解決できるわけではない。
むしろ、ロジカルシンキングに徹する目的は、それを突き抜けたときに
知りえるものを得るためである


上記は田坂先生の言葉をまとめたものです。
ロジカルと直観の関係がスッキリと整理できました。

考えることを止めない
考え抜く
意識していこうと思います。

原文音声はこちら


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昨日の雨と嵐とは、うって変わって快晴の新潟市内です。
今日は、兄のコンサートが13:00から、その後仕事です。
魂が心が揺さぶられてしまうのではないか?と思うと、仕事の前に行っても
よいかどうか・・・?


まだ、悩んでいます・・・。

心と言葉を合わせる修行

2008-08-07 20:36:02 | 田坂先生から学ぶ


何かを語るとき、必ず、
 心を込めて語る、心を添わせて語る。(田坂広志氏 「風の便り」から)

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自分で発した言葉が
どうしようもなく
「軽いな・・・」
と感じることがあります


同じ言葉を発しても
響く人と
耳障りは悪くないけれど
通り抜けてしまう人と
いるのはなぜだろう。


知識だけの言葉は
・・・軽い

だから
経験・体験で知恵をつかむ
ことが必要だと思っていました。



それと同時に、
 言葉と心をひとつにする

「ありがとうござます」
「いつも、お世話になっています」

そんな日常の言葉にこそ
心を込める、言葉に心を沿わせる
という修行を積むことによってのみ


共鳴力のある言葉を
 語れるようになってくることを
     

学びました


お時間があるときに是非お聞きください

「風の便り」


直感は過たない 過つのは判断である

2008-06-29 22:00:44 | 田坂先生から学ぶ
なぜ、こんなに心に響く言葉があるのか?

田坂さんの本は、ほとんど読んでいますが、このCDはかなりはまります

スピリチュアルとロジカルシンキング

右脳と左脳のバランス


私の理想です。

たとえビジネスの世界であってもすべて実力能力で割り切ることはできない

なにか大いなる力を、ごく自然に受け入れている姿に尊敬します。


お時間があるとき、是非お聞きください。

すべての第一巻が試聴できます。



人生においての決断は、

情報を集めての判断に基づくのではなく、自分の直感に基づいて決断する

そして

その直感がもし間違ってしまったとしたら

人間万事塞翁が馬

それすらも、自分の直感が与えた出来事




私の直感が言っています。

きっと、私はこのCDをすべて買い揃える日が来るのだろうと。

これから働き方はどう変わるのか

2008-06-02 21:02:29 | 田坂先生から学ぶ

              これから働き方はどう変わるのか
                 (田坂広志氏著)


そもそも、働くということ自体が社会貢献であり、「視点の転換」さえできれば

これからの時代は誰でも、もちろん勤めながらも「社会起業家」を目指して歩むことができる・・・

そんなメッセージが田坂氏独特の文面行間から、にじみ出てくる一冊です。

 田坂氏お気に入りの、石切り職人の寓話を例に

「一人は、その石切りの仕事を、生活のためにやらなければならない苦役と思い」

「もう一人は、それを多くの人々のためになる、素晴らしい仕事と考えている」

そのわずかな視点の転換が「労働者」と「社会起業家」の違いと。


だれもが、社会起業家として働きたいと思ったときに 思いあたる2つの疑問

「営利企業に勤めている以上、社会貢献はできないという常識」

   ・・・これは、常識ではなく、固定観念であり、今後は
      「営利企業」で働くことそのものが、素晴らしい
      「社会貢献」となっていく。


「新しい事業を創造することは、だれにでも簡単にできるものではない」

   ・・・ネット革命によって、自分の力と意欲に応じて、
      「社会起業家」としての働き方ができる

ということを、なるほどなあと田坂氏ファンの私は、深く感じ入ったのでした。

社会起業家の志と使命感が伝わる一冊です。胸が熱くなります。

と同時に、働く私たち一人ひとりが、仕事を通して良き社会を実現しようと考え、

変わっていく必要があるのだと実感する一冊です。


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心に響いた言葉

■ 社会起業家が身につけるべきは、「相手の共感を得る力」ではありません。
  「相手に共感する力」です。
  一つの職場において、仲間に深く共感する力を持たない人間が、仲間からの
  共感を得ることが決してないように、何よりも大切なものは、他者の悲しみや
  苦しみに共感する力です。そして、それこそが、社会起業家にとっての原点で
  あり、もっとも大切な力です。

■ 「自分」を変えられない人間は、決して「社会」を変えられない。
  自分自身の「自己変革」と「人間成長」をめざす。それが、忘れてはならない
  大切なスタイルなのです。

■ その社会起業家が本当に生み出そうとしているのは、それぞれの「事業の革新」
  を通じて「社会の変革」を目指す、数多くの「仲間」なのです。
  そしてそのことを理解するとき、我々は「社会起業家」という言葉の本当の
  意味を理解します。

  それは「社会貢献の志をもって新しい事業を起こす人」という意味ではなく
  「社会変革の運動の創出によって新しい社会を起こす人」という意味なのです。

 
  

一日を生き切る

2008-05-14 08:32:24 | 田坂先生から学ぶ
厳しい「競争」の場に身を置き、

難しい「目標」を掲げて挑戦し、

そのために力を尽くして歩むとき、我々は、

一日一日を、生き切ることができる。

一日一日を、成長していくことができる。


それが、「競争」や「目標」という言葉の本当の意味です


                           (人生の成功とは何か 田坂広志氏著)

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「競争原理」が徹底しているビジネス社会において

「競争の勝者=人生の成功者」

という勝者の思想に陥らないために

何のための「競争」なのかを 折にふれて自問しようと思う。



目標達成する過程において

欠乏感からのモチベーションでないことを 自問しようと思う。


人として成長する

つきつめると 一日一日を生き切ること


そのために

あえて人と競争し、

あえて自分の目標に臨む、


誰にも勝ちたくないし、

競争の中のひとりだとも思われたくない


でも

お互いが切磋琢磨し

磨かれ、向上する競争意識は 成長につながる

それは、もう「競争」ではなく「共生」となる



目標はあくまで目標で

達成できなくても良い、努力が大事


でも

達成したときの成長と 未達成の時の成長は

明らかに違う

達成することが困難であるからこそ 人は成長する


「勝者の思想」と「達成の思想」は

「成長の思想」を支える手段であることを改めて感じました。


自分の甘さに気づいた瞬間です。










それなしでは 人としての成長はありえない


ふつふつと、何かが沸いてくる 素敵な一日のスタートです。

皆さんも、今日一日 生き切りましょう!!!

欠乏感の意欲から感謝の意欲へ

2008-05-13 20:21:50 | 田坂先生から学ぶ
「意欲とは、欠乏感なり」

すなわち、我々が心の中に強い「意欲」を抱くとき、

しばしば、その背景には

「満たされない思い」「欠乏感」があるのです。

では、なぜそれが問題か。

「欠乏感」は「達成」によっては満たされないからです。

(中略)

では、もう一つの意欲とは、何か

「感謝」から生まれてくる「意欲」

この世に生を享け、

かけがえのない命を与えられた。

それだけで

自分は、恵まれた存在である

自分は、祝福された存在である

だから、この命を大切に使いたい。


そうした思いから生まれてくる「意欲」です


                           人生の成功とは何か(田坂広志著)

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欠乏感から出る「意欲」


まだまだ

もっともっと

次々に自分自身に課した目標を「達成」したとしても

満たされぬ思い。

今度は、あれ これとどんどん手を広げる

でも欠乏感は埋まらない。


「なぜなら この欠乏感の由来は 我々が本源的に持つ、卑小感だからです」


なるほど~~


宇宙の歴史 宇宙の広さに比べての卑小感。

それに比べたら 確かに自分の目標を達成するくらいでは

欠乏感は埋まるはずもない。


自分に足りないものを埋めるという意識を変えない限りは

欠乏感くる意欲のスパイラルが続く・・・。


「感謝の意欲」

生かされていることに感謝。

この命を 活かしきることが感謝へご恩返し

そうして立てた高き目標は、確かにわくわくにつながる


心が高まると同時に

心の奥から湧き上がる わくわくにつながる 

気がする