世の中にはなかなか理解できないことが多いです。
他人の寂しさというのもその一つ。
想像力をはたらかせてなんとなく近づくことはできますが、寂しさに置かれていた年月が長ければ長いほど、こちらは途方に暮れてしまいます。
そんな会話もないままに年月が過ぎて、ある日突然寂しさに耐えられずにあの世にいってしまう方もいるかもしれない。
寂しい人が寂しさに耐えながら今日までなんとか生きてこれたのは何か。
それはおそらく本人の頑張りでしょう。
そういう方に頑張るなというのは、むごい事なのかもしれません。
寂しくても生きていける人は、どこかに自惚れのような思いがあるからでしょうか。
自惚れる人がいて、寂しさに耐える人がいて。
自惚れる人をひきずり下ろそうとする意地悪が世の中にはいる。
意地悪にはわからない。
寂しさに耐える人が何に希望をつないできたかがわからない。