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10センチ以下博物館(断捨離の果てに) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

65歳定年時代に早期退職した男の片付け日記。
整理してしまう前に記録として残しておきます。

こんなものを買った 5

2012年03月27日 22時34分05秒 | 音楽
昔は新譜を追っかけていた。
予約をして買うほど、今1番新しい音に飢えていた。

今は、リイシュー(再発盤)がほとんどで、新譜を買うのは限られる。
年が明けてから、前年発売された中で評価が高かったものだけ買って聴く、という感じ。
昨年なら、レッチリ、ジェイムス・ブレイク、ボンイヴェール。
そして、ADELE(アデル)
(そう言えば、ビーチボーイズとうとう出た「スマイル」はまだ買ってなかった。(一応新譜でしょう。))



ADELE(アデル)の名前は随分前に聞いてはいたのだけれど、そんな調子だから中々手を出さなかった。
それでも、セール対象になるのを待って、年明けすぐに購入した。
すでに全世界的に売れまくっているらしいが、グラミー賞独占などつい最近話題にもなった。
それでも、日本では未だあまり売れていないらしい。


今の日本は、音楽に興味のある人は少ないようだ。
私のような音楽至上主義者にとっては、とても悲しい状況なのだが、売れているのは、AKB、EXILL、そしてK-POP。
どれも1人では売れない、何か仕掛け的なものがメインで歌で勝負しているわけではない、なのに売れている。
10年後バラエティのあの人は今に取り上げられることは必至だが、その歌が語られることは多分ないだろう。


歌が売れない時代。
でも私は、そんな状況でヒット曲が生まれるとすれば、やはり「歌もの」だと思う。
街角で流れてくると思わず口ずさむか、うまい歌に聴き入ってしまう。
そんな曲ではないかと思う。



ADELEの曲はシンプルだ。
全く過剰な音は入っていない。また、彼女の歌が前面に出るようにプロデュースされてもいる。

そして(凡庸すぎるが)やはり歌がうまい。
喉で出す歌ではなく、腹から出る歌声。
(どうしてもこの手の歌のうまさは男性歌手の方が多い。外国人だと、REMのマイケル・スタイプ、日本だとエレカシの宮本君やウルフルズのトータス松本、と書けば連想しやすいか。)

歌詞も華美なものは全くなく、普通の若い女性の真情を吐露したもの。

そして、彼女の声の質。
ソウルフルだが、不思議と暑苦しくない。
それは疲れた女の声だからだろう。
ただ、疲れ切ってはいない。
疲れて帰った家で、1人で聴くと、このダウナーな声は落ち着くのだ。
1日の終わりに、もう少し頑張ってみようか、そんな気持ちになる。



このアルバムでの私のお薦めは、「Someone Like You」と「Don't you Remember」
コピペして、YouTubeで検索してもらえれば、すぐにヒットする。
聴いたことがない人で興味があるなら聴いてみてください。

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