10センチ以下博物館(断捨離の果てに) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

65歳定年時代に早期退職した男の片付け日記。
整理してしまう前に記録として残しておきます。

おひとり様 プチアーリーリタイアを機にメルカリを始める

2019年09月13日 13時46分07秒 | こんなことをした、こんなことを考えた
前回記事はこちら

おひとり様 プチアーリーリタイアを機に家の片づけを始める


ヤフーオークションは、もうずいぶん前から利用していた。
ただし、買うだけ。
これは、ヤフーオークションでは、ヤフープレミアム(有料)に入らなければ、「売り(出品)」の機能が使用できないからだ。
現在は、「ワンプライス」という、短期(1週間)で1商品のみの機能が無料解放されているが、1商品では家財の処分の手段としてはままならない。


そこで、メルカリである。

話が長くなるので、経過は省略して、私なりの感想を。


(メリット)

・使用料は無料で、スマホだけで始めることができる。
・売りたい物にバーコードが付いていれば、その物の情報を自動的に入力してくれる機能がある。
・売れた物の送付手段として、安価なメルカリ便があり、これを使用すれば、スマホの情報で簡単に発送手続きができる。
 また、(売り手、買い手ともに)匿名で受け渡しが可能。(送り状には送付先の都道府県が表示されるだけ。)


ヤフーオークションでは、物の情報は、写真と記載された文字情報によるところが大きいので、写真は見栄えがいい方がいいし、文字情報も細かく記載されている方が信頼を受けやすい。
ただ、そのためには、場合によってはある程度の機材や準備手間が必要となる。
メルカリでは、スピードを上げるための機能をアプリで用意していて、ガイダンスに従えば、出品までの時間短縮が可能だ。
(写真の見栄えは要求されるが。)
また、送付の手続きはどうしても面倒に感じると思われるが、メルカリ便によりスピーディーに処理ができ、また送付する封筒などに個人情報を表示しないのは、好感度が高い。


(デメリット)

・スマホ中心で、パソコンでは一部使用できない機能がある。
・送料は出品者負担が慣例化している。(可能性が高い)
 そのため、商品の値段に転嫁ではなく、売り主の利益から送料を引かざるを得ない


私は、スマホの写真機能をほとんど使わないため、マホの写真をそのままUPさせるのは気が引ける。
そのため、見てくれる人がわかりやすいように、デジカメできちんと撮影し、画像処理(不要な部分をカットしたり、輝度を上げたりする)作業をしている。
したがって、基本はパソコンで処理をしているから、当然手間がかかる。(>_<)

ただ、少しでも時間を短縮するため、スマホのバーコード機能を使い、売る物の基本情報を自動で作成し一時保存をしているが、パソコンでは一時保存した情報を開くことができない仕様になっている。
対応手段として、スマホでそのまま一度出品し、速攻で「非公開」にすれば、パソコンで作業可能になるが、面倒ではある。(>_<)

また、パソコンの場合、送付手段として、郵便局の「ゆうゆうメルカリ便」の設定ができない。(宅配業者は可能)
スマホベースのシステムであるためだが、そのためパソコンで作成すると、ゆうゆうメルカリ便は設定出来ず、最終設定はスマホを使うしかない。


そして、かなりの減点要素が送料の壁だ。
ヤフーオークションの場合、多くは購入者が送料を負担する場合が多く、画面の表示価格は、純粋に品物の値段で、出品者は売りたい物の価格決めだけに専念できる。
ところが、メルカリの場合、送料は出品者負担が慣例化しているようだ。
こうなると、当然売値は送料込みとなるが、単純に売値に転嫁も難しい。

買い手はわかっていても、送料を意識しない可能性が高いから、この品物にこの価格は高い、となりやすい。
また、同じものを売る人が、全国的にいたり、過去の売れた価格にも影響を受けるからだ。
更に、後述する手数料の壁が重なって、売り手は利益を圧縮して送料を反映した価格設定をせざるを得なくなる。(薄利の売り)


厄介なのが手数料の壁だ。
そもそも手数料ビジネスに乗っかっているので、手数料を取られるのは仕方がないが、たとえばメルカリでは売りたい物の最低価格は300円に設定されている。
これはメルカリ側が、売上手数料と売上金の振込料の2回、手数料として受け取るためで、300円以下では出品者から手数料が取れない可能性があるためだ。
例えば、利益10円+定形郵便82円なら、手数料は10円となり、出品者の売り上げは82円となる。
ただ、この売上金を口座に振り込んでもらおうとしても、手数料は210円なので、198円不足し、事実上振り込めなくなる。
なので、最低価格は300円だ。
例えば、本1冊の場合、その重量(50グラム以上)からほとんどの場合、送料を考慮すると、メルカリ便(175円)の利用が前提となる。
そのため、メルカリ便で送れるサイズの最低価格は300円となり、単純計算では300円ー手数料30円ー送料175円=利益95円となる。
もう少し安くすれば、売れるかも、は成立しないシステムになっている。
そのため、手数料と送料を先に計算し、売るために採算ギリギリ(プラス10円)で出品したくても、価格設定は300円以上にしなければならないのだ。

また、サイズが大きくなるか、重量が重くなると、たちまち送料が跳ね上がり、売値を高くせざるを得なくなる。=利益より送料の方がかなり高くなる。また売れない可能性があがる。
商品のサイズと重量、送り先の住所により選ぶ手段の送料によっては、出品しても損をするケースも出る。(若しくは出品前に計算して出品を断念。)


こういうことから言えるのは、メルカリには向いている商品と向いていない商品がある可能性が高いと思う。

例えば、

重量が軽く、ある程度の値段が見込める。=洋服
サイズが大きかったり、重量が重くても、高値で売れる=ブランドもの

などは、手数料や送料を考慮しても、利益が出やすい=出品しやすい、と思われる。
逆にサイズや送料によらず価値のありそうなもの(お宝)は、ヤフーオークション向きとも言えるかもしれない。


私の場合は、現時点では、本の出品が多いため、どうしても前述した手数料と負担送料を意識せざるを得なく利益はかなり少ない。
それでも、売れれば、リユース業者よりも利益は出る。(ただし、プラス何十円の世界。(>_<))
ただ、システムへのUPまでの手間や売れてからの梱包の作業、送付手続きなどの手間を考えると、時間があるか時間をかけて構わない人以外は、その手間に見合う利益が出るかはやや疑問である。
リユース業者がいない地域の人や、私のように、時間があり、家財の処分が主で、少しでも利益につながれば、という人ならメリットがあるかも。


もし、この記事をメルカリの人が見ていたら、商品ジャンルによる手数料体系を導入してもらうことを希望します。


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