極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

母べえ (2007) 132分

2008-01-26 17:45:48 | 日本映画(映画館)
 昭和15年の東京。野上佳代は、愛する夫・滋と2人の娘、長女の初子と次女の照美と共に、つましいながらも幸せな毎日を送っていた。互いに“父(とう)べえ”“母(かあ)べえ”“初べえ”“照べえ”と呼び合い、笑いの絶えない野上家だったが、ある日、突然の悲劇が一家を襲う。文学者である滋が、反戦を唱えたことを理由に特高刑事に逮捕されてしまったのだ。

映画館 ★★★

 昭和15年の東京が舞台です。昭和15年といえば、私の父が5歳、母が3歳って時代で、翌昭和16年12月8日に日本はハワイの真珠湾を攻撃し太平洋戦争へと突入する時代です。いわゆる満州事変が昭和6年で終戦が昭和20年なので15年間日本は戦時下にあったと言われます。

 って真面目な書き出しをしましたが、ほとんどコメディでした(笑)
だからすごく楽しくって。お話は確かに辛いお話なんですが、その辛さを吹き飛ばしてくれる上質なコメディ映画でした。特に浅野忠信の身長は3変化するんです(爆)それとも家の玄関が3変化するのかな?(笑)

 文句を言い出したらキリがないんですが、コメディとしてみたらOKなのかもね。いやらしい突込みをいくつかさせてもらえるのなら、まず、吉永小百合は確かにアンチエイジングの見本のようで、今年3月に63歳になるとはとても思えぬ美しさ。しかし・・・12歳と9歳の娘のお母さんってのはちょっと辛すぎます(笑)本来なら孫の年齢だもんね。35歳くらいの女優さんが演じる役どころなんですが、ここは吉永小百合を観にいく映画なので、私の意見はまったく的を外れています。

 で、話は一気にエンディングになるんですが、この映画を観た人に伺いたいんですが。。。あのエンドクレジットまでのシーン必要でした?全く必要のないシーンだと思うんですね。先ほどコメディって書いた私ですが、ラスト20分で一気に泣かされてしまうんですね。それで充分だと思うんです。その悲しい出来事2つは充分に予想できること。それで泣かされても納得できるんですが、ラストシーンは必要なかったなぁ・・・

 その分評価が下がりました。



母べえ
野上 照代
中央公論新社

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ラスト (kossy)
2008-01-27 16:01:04
あの現代のシーンは要らない気もするのですが、美術教師になっていたという後日談はなかなか良かったかなぁ。
コメディ映画として観るってのも手ですなぁ~
寅さんで笑おうと思っていたら、マドンナが死んじゃった回のような・・・
だってさぁ (しんちゃん)
2008-01-27 16:35:00
★kossyさん
やっぱ昭和20年ぐらいで終わってもいいと思ったよ。
あの現代のシーン・・・原作者の年齢から考えたら、昭和15年で9歳でしょ?ってことはアンパンマンが50歳としても昭和56年の話・・・今から27年も前の世界に見えなかったのね。書いててくれたらよかったけど。
あとやっぱ、山田監督作品ってことで倍賞千恵子は必要だろうけど、アンパンマンと3歳差には見えないもん(爆)

婆べえ (motti)
2008-01-29 15:32:54
しんちゃんさんこんにちは。
批判的ご意見に賛成です。
僕もあのくらいの子の親なのでそういう目でみてしまったし、吉永さんの見せ場は得意の水泳シーンかと(笑)
それより悲しかったのは永年ファンであった山田監督の枯渇が一因ではないかと思ってしまったことです。
ひょっとしたら・・・ (しんちゃん)
2008-01-29 20:01:59
★mottiさん
あの水泳シーンが一番のギャグかもしれません。
あの時代にあんなきれいに泳ぐお母さんはまあいないなぁ(^^;)

久々の現代劇(でもないけれど)で、ちょっと勘が鈍ったかな?って気もしました。
私自身はラストシーンで「どうした!山田洋次!」って思ったのも事実です。
Unknown (ケント)
2008-02-02 12:35:32
こんにちは、TBお邪魔します。
次女の役をやった子役の子、当時の末っ子のイメージをとても見事に表現していましたね。演出が良かったのでしょうが、末恐ろしき女優の卵だと思いました。
あと鶴瓶のおじさんと、山ちゃんの暖かい人柄が良く描かれていたと思います。山田監督は反戦的な映画より、アットホームな映画に的を絞ったほうが良い作品が出来ると思いました。
今の時代から見ると、家族を放り出して自分の思想だけに価値観を見出す父べえは、余り共感出来ませんね。それなら独身を通すべきです。父や恩師のほうがまっとうな気がしたのは、私だけでしょうか。
たとえば・・・ (しんちゃん)
2008-02-02 14:47:33
★ケントさん
ケントさんはあの好戦的な墨屋の大将をどうおもいますか?
今の時代から見たら・・・おかしい(これは結果論ですが)と思えますが、あの当時ならおかしくないわけで
あの「贅沢は敵だ」って運動に逆らった奈良のおじさんも、父べぇも根は同じだと思いますし、なによりもそういう「父べぇ」を愛したのは母べぇなわけで、あそこで父べぇが自分の思想や価値観を変えてしまったら・・・もしくは変えたような「振り」をすれば、この物語は成り立たなく思います。
こんにちわ! (猫姫少佐現品限り)
2008-02-03 14:19:00
細かいところがねぇ、、、演出不足?気が回っていないというのは、感じました。監督が老いたと言うこと?周りのスタッフも、口出しできなかったのかなぁ、、、
反戦は、イマイチよね。もっとこの家族だけを描けば良かったのに。
てか、あたしも笑えて、で、泣けなかったケド、コメディーは、、、
そか、ギャグ映画というのは言い過ぎだケド、コメディーか、、、う~ん、、、
細かいところが (しんちゃん)
2008-02-03 20:38:48
★猫姫ちゃん
大雑把だった。
最初登場したときには高下駄はいてたのかな?
とにかく浅野さんの身長は3段階に変化したし(笑)
まあ、あれはあれでわざとなんだろうけどね(笑)

「反戦」ってテーマには見えなかったなぁ。
泣けるところよりも笑えるところのほうがすごく楽しかったしね。
気が合いました (いりりん)
2008-02-21 16:36:05
「300」ではあれだけ気が合わなかった私たちですが、
この映画ではかなり気が合ってます。(笑)
実際8歳児を持つ母親としては
吉永小百合とママ友にはなれません。
そしてラストシーン前、あったことすら
記憶から抹殺してました。
あの台詞がもし実話だとしてもいりません。
でも当たってるのは間違いなく吉永小百合のおかげですね。
(⌒▽⌒)アハハ (しんちゃん)
2008-02-21 18:46:58
★いりりんさん
まあそこはやはり目を瞑って認めなきゃ仕方ないんだろうね。
まず「小百合ありき」で作られた映画だし。

あの水泳シーンもめちゃ変だったしね。
あの時代に・・・確かに教員免許は持ってるだろう人なので水泳も得意かもしれないけど、あんな泳ぎ方はしないよなぁ・・・

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