極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

映画『からかい上手の高木さん』 (2024)120分

2024-06-02 14:09:16 | 日本映画(映画館)



 とある島の中学校。男子生徒の西方は、隣の席の高木さんにいつもからかわれてばかりで、何度も勝負を挑んでは、そのたびに返り討ちにあっていた。しかし、そんな高木さんと過ごした毎日は、西方にとってかけがえのない思い出となっていた。それから10年、島を離れていた高木さんが、母校で体育教師として奮闘する西片の前に、教育実習生として戻って来た。突然の再会に驚く西片だったが、この時から再び高木さんの“からかい”に翻弄される日々が始まった。そんな中、担任のクラスで学校を休んでいる町田涼の対応に苦慮する西片だったが…。


 映画館 ★★★★


 同い年の男女では、こと恋愛に関しては女子のほうが数歳年上の感じです。特に思春期では男子は女子に翻弄されます。元男子にとっては、この映画のヒロイン高木さんを自分の思春期の頃の初恋の相手・・・もちろん相手は自分のことをからかってくるわけなので、もちろん自分のことを好いてくれているはずなんだけど、恋愛に疎い男子にとっては単純にからかわれているだけって思うわけなので、永野芽郁を観て胸キュンになった元男子は多いと思います。
 この映画のように思春期から10年経った後でも、その頃の「力関係」はそのままで、女子がイニシアチブを取ることが多いようです。
 今泉力哉監督はこの10年、青春恋愛映画の達人だと思いますが、劇場で観ることがなかなかできず、やっと観ることができました。原作の面白さ、俳優さんたちの魅力、抜群のロケーションで、とても落ち着いて、ゆっくりとした日常のなかの恋愛を見せてくれました。もっとも、ここに至るまでに二人の間には10年以上の年月がかかっているわけですが。
 深夜ドラマ枠で、この映画の中学生時代(ようするに原作コミックの世界)を同じ今泉監督の手でドラマ化されていたそうですが、惜しいことに私はそれを観ていません。映画で回顧シーンとして出てくる中学生時代の彼と彼女はドラマ版を持ってきたのかとか、ドラマ版でも島が舞台だったのかとか、わからないことだらけがすごくもどかしいです(笑)
 なお、劇中では小豆島と一言も出ていないので、セリフが標準語であったことは目をつむります。しかし、あんな島で中学生が200人以上もいるとは思えません(爆)職員室黒板の生徒数数えてしまいました(笑)

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