極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

目線 天野節子 幻冬舎文庫

2010-11-09 07:38:44 | BOOKS
目線 (幻冬舎文庫 あ 31-2)
天野 節子
幻冬舎



 本屋さんで平積みされ、帯に仲間由紀恵の写真とTVドラマ化って広告に引き寄せられ読んじゃいました(笑)最近TVドラマ化映画化本当に多いんですが、どれを選ぶかってのは本当にその時の気分なんですよね。

 著者の天野節子の略歴をちょっとウィキペディアから引用しますと。。。

短大を卒業後、20年間幼稚園教諭を勤め、20年間幼児教育教材会社を経て、2006年9月に60歳で小説『氷の華』を自費出版し文壇デビューとなり話題となる。その後、2007年には幻冬舎で刊行し、2008年にはテレビ朝日でテレビドラマ化となった(主演は米倉涼子)。


 そしてこの「目線」が第二作目って事になります。

概要文に「和製アガサクリスティ」って書きましたが、古き良き時代の「探偵小説」ってかんじで、メチャ上品な「横溝正史」って雰囲気も味わえます。平成も20年を超えた現代ではいささか古さ・・・いささかどころかずいぶん古臭い感じを受けるのは否めません。ただし、それがこの作者の「いいところ」だと感じる人も多いと思います。登場人物の多さと、少々中だるみがしますが、それでも一気に読ませてくれました。

 犯人探しというよりも、その犯行に至るまでの「悲しさ」を感じてもらえたら幸いです。

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