新版-中野京子の西洋奇譚 中公新書ラクレ

新版-中野京子の西洋奇譚 (中公新書ラクレ 792) 中野 京子 中央公論新社

　箒にまたがり飛翔する魔女、笛吹き男に連れられて姿を消したハーメルンの子どもたち、悪魔に憑かれた修道女、死の山の怪……。科学では説明できない出来事や、人々が語り継がずにいられなかった不思議な話。誰もが知る伝承に隠された、恐ろしい真実とは?　歴史奇譚の魅力に触れたら、あなたはもう、戻れない……。稀代の語り手が贈る、21の「怖い話」。


　中野京子の本は「怖い絵」シリーズなど何冊か持っています。また「文藝春秋」に連載されている「名画が語る西洋史」も楽しく読ませてもらっています。

　この書は、「絵」が中心ではなく「西洋奇譚」が主なのでとても読みやすかったです。「怖い絵」などのシリーズは文章と絵のページが別な場合が多いので、あっちめくりこっちめくりが正直面倒なんですね。

　扱われている「西洋奇譚」のご紹介（笑）

ハーメルンの笛吹き男／マンドラゴラ／ジェヴォーダンの獣／幽霊城／さまよえるオランダ人／ドッペルゲンガー／ゴーレム／ブロッケン山の魔女集会／蛙の雨／ドラキュラ／犬の自殺／ホワイトハウスの幽霊／エクソシスト／　などなど

　これらは映画の題材としてもメｒチャポピュラーなものですが、その謂れをしると、また映画が楽しくなるかもしれません。