スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

子は大人の真似をする

2006-11-18 14:19:47 | 社会
写真は3枚です
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母親が自分の子供を橋の欄干から投げ捨てて殺し、近所の子供をも殺して捨てた。このニュースに唖然としていたら、今度は5才の男児を車の中で”なぶり殺し”の様にして暴行を加えて、これまた用水路へ捨てて死に至らしめた。社会は一端は凍り付いたように恐怖を覚えて、騒ぐ。しかし、その騒ぎが冷めやらぬ内に、今度は小中学生が立て続けに自殺に走る。12才の少女はその遺書に<生きるのに疲れた>と書いてあったそうだ。50,60代の大人の言葉ではなく、12才の子供が、生きるのに疲れるとは。連日、教育関係の大人達がテレビの前で一斉に頭を下げて謝罪する。ほとんどがイジメが原因だそうだ。

なんともやりきれない思いで、頭を抱えてしまう。何故だろう。と、こう考えていると、今度はあろうことか、県知事が立て続けに逮捕された。いずれも賄賂だ。それも実に巧妙な手口で金をかすめ取っていた。なんだか、三人目の知事も同様に追い詰められている。大学教授が女学生のスカートの中を盗撮し、弁護士が認知症のお年寄りから大口の金を詐取する。警察官が包丁を振り回して郵便局を連続的に襲う。我が町でも、ひったくりや空き巣が横行していて、安閑とはしておられない。世はまさにメチャクチャだ。

私はかねがね思っていた。昭和一桁生まれが退陣する頃の日本は凋落するだろうと。それが当たってしまった。私たちの世代は老いてしまって、すでに社会的には力がない。若い皆さんがこの阿修羅が跋扈する世界を正すしかありません。ただ、先輩として、助言は出来ます。「人は皆幼少時に大人の影響を受けます。その大人がダメだと子供もダメになるのです」 姿勢を正すべきは”私たち”なのです。


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5 コメント

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嫌なニュースばかりです (おみや)
2006-11-18 16:56:05
ダイサギ君?くつろいでいて楽しそうですね。
こんな画面を見るとホッとします。
それに引き換え、最近のニュースは一体どうなっているのでしょうか。子供の自殺、自分で産んだ子供を殺してしまう、子供への虐待、大人も平気で悪いことを続ける・・・特に嫌なのは自分のお腹を痛めて産んだ子供に食事も与えず、餓死させてしまうとか、
うるさいから殺してしまうとか、こんなニュースを聞いているのが辛くなります。私達が子供の頃はこんな話は無かったと思います。物が豊になって、何でも直ぐ手に入るようになり、全てに大切にする心が無くなってしまったのでしょうね。
いじめによる自殺も多いいです。もっと自分の命を大切に考えて欲しいです。
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おみやさん、こんばんは (polo181)
2006-11-18 17:43:20
コメントを有難う。今日の写真はのどかな姿をそろえました。よくご覧いただけば、小さいのが大きいのにくっついているのがお分かり戴けるでしょう。
そうそう、書き忘れていました。餓死させるほど罪なことはありません。戦時中、食糧が無くてやせ細っていた時があります。食べるものが無いほど辛いことはありません。到底許すことの出来ない罪です。
そうですね、私たちが等しく貧しかった頃はこのような痛ましい事件はありませんでした。人々に、女である前に、また男であるまえに、”人間”であることを教えなければなりません。人間社会を、このまま放置することも罪であると認識するべきです。
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poloさんの仰るとおり・・・ (sakura)
2006-11-18 21:54:33
そうです。poloさんの仰るとおりです。
今日の写真の水の美しい事。
ダイサギたちの美しい姿が綺麗に水に映っています。
この様な美しい世の中になって欲しいですね。
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sakuraさん、こんばんは (polo181)
2006-11-18 22:13:45
コメントを有難う。<突っ込みのsakura>さんに、一発で同意されるとなんだか拍子抜けしたような。笑
でしょう、水の美しさ、のどかさ、などを写したかったのです。殺伐とした世相だから、せめて写真ででも和みたい。トリたちは、大きな罪を犯さない。日の出とともに動き出して、餌を探して、夕暮れ時に巣に帰る。それの繰り返しです。不平なんて言わないし、怒ったりもしない。人間よ、トリを見よ。
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タイトルを見て (スイポテ)
2006-11-21 09:14:50
タイトルを見て、写真を見た時、
「あっダイサギの家族!」と思いました。
大きなダイサギと小振りのダイサギ、同じような姿勢で・・・だから「子供は大人のマネをする」うんうん、と。
でも、記事の内容は人間社会に向けた反省すべき悲しい事件の数々を上げたものでした。

動物はこんな悲しい事件を起こしません。
「心」を持って生まれてきたはずの人間が「心」をどこかに置き忘れてしまっている。

世の中の流れの速さが心を育てる時間を与えない?
もっと地に足をつけて生きていけたら、家族がお互いを見つめ合う時間を持てたら、こんな殺伐とした事件は起こらないのでは・・・
この時間の流れに竿をさして止められるものではないのですが、流されている一人の人間として反省しなければと思いました。
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