5017.~学習スケジュール表を
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「笑顔の回数、増えました」(5月12日)
おはようございます。Elephas 越谷教室の田中です。
小3のYさんは今春入会された生徒さんです。
「正しい答えが出せるかな」、「間違えたくない」なという気持ちや不安がとても強いので、
その分自分で納得のいく取組みができたときには素敵な笑顔を見せてくれます。
当初授業時に提示するスケジュール表には、
「漢字を書こう」、「いくつといくつで10かな?」など学習予定内容を細かに書いておきました。
多くの生徒さんたちにとって予定を明確にすることは、色々な良い効果があるからです。
でもYさんは、教室に慣れてくると、
「こんなにできないよ」などと不安を口にするようになりました。
内容量の多少ではなく、「ここに書いてあることは間違えずにやらなきゃいけない、できるかな?」の不安だと感じました。
そこでスケジュール表に書く学習項目を、「こくご」「さんすう」だけにして、やったことを都度記入していくようにしました。
授業終了時にはたくさんの記入がされていて、
「こんなに頑張ったね」と実感できます。
Yさんの笑顔の回数も増えました。
今までにも、スケジュール表の提示を嫌がった生徒さんや、
スケジュール表に無い内容はやらないという生徒さんはいらっしゃいました。
その生徒さんに最適なスケジュール提示方法を常に考えながら、今後も授業に取り組んでいきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
授業スケジュール表は、学習をスムースに進める上でとても有効です。“今日は何をするのか”、“どの位するのか”、“今どこまでできたのか(=残りの課題はどのくらいあるのか)”など、学習プログラムが明確であることは生徒さんに安心感を与えることができます。また、その日の学習に対して自分なりの心づもりをすることもできます。例えば、「あと、計算やれば終わりだ、もう少しがんばるかっ!」といった具合に。でも、生徒さん個々の感じ方もあるでしょう。そこは、Elephasの完全個別指導の利点を活かして、臨機応変の対応してあげましょう。Yさん、笑顔が増えて良かったですね。