4458.~興味~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「牛? 丑?」(7月31日)
おはようございます。八王子教室の石塚です。
漢字に苦手意識のあるHくんと、十二支ではどうして「牛」ではなくて「丑」なのかという話になりました。
Hくんは、文字を書くのはとても大変なのですが、読むことは得意で、おそらく色々な媒体から知識を得ているのだと思われます。
「虎と寅、兎と卯、十二支の漢字は普段あまり使わないね。兎という漢字も、初めてだけど書いてみようか。
ちょっと覚えにくいね」などと、ひとしきり楽しみました。
調べてみると、十二支の漢字は古代中国で天体の運行に基づいて月日や方位を表すのに使われたもので、
漢字そのものに動物の意味は無いことがわかりました。
書くことに大変さはあるものの、様々なことへの興味は人一倍あります。
読むのは大好きなHくん、これからもたくさんの知識を得ていくでしょう。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「十二支ではどうして牛ではなくて丑なのか」、疑問を持つことが学問のスタートですね。日常の学習においても、疑問を持てることは課題への積極性の証です。さすが読みの得意なHくん、面白い興味をもつことができましたね。十二支の漢字は方向性や時刻を表すもので、そもそも動物とは無関係のもの。十二支を覚えやすくするために元の字に動物を当てはめた、と聞いたことがあります。学習は興味をもったところから進みます。興味に従って、どんどん探求を進めて行きましょう。