4131.~問題、気づきと対策~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「時事問題」(7月15日)
おはようございます。所沢教室の鹿間です。
Y君は中学2年生。
少し前、定期テストの振り返りをしていた時のことです。感想を聞くと、
「社会のテストが難しかった」と答えてくれました。
問題と解答用紙を見てみると最初の大問が時事問題で、正解率がよくなかったようです。
担当の先生が変わって問題の傾向も変わったとのこと。
これから定期テストには時事問題が出るそうです。
「ふだんニュースを見たり聞いたりしない」と話すYくん。
時事問題は教科書やワークに載っているわけではなく、また毎日たくさんの出来事が起こるのでテスト前の対策は難しい問題です。
そこで次の授業までにニュースを2つピックアップして、キーワードだけでもいいから書きとめることを、
Yくんと講師、お互いの宿題にして毎回授業が始まる前にスモールトークをすることにしました。
今はテスト対策としてニュースに触れることに取り組んでいますが、
自分の回り、日本、そして世界で起きていることを知ることはとても大事なことです。
これをきっかけに社会の出来事に関心を持って考える習慣ができたらよいなと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
時事問題対策、良いですね。1週間に2つのピックアップ、量としても適切ですね。今年度より高校の科目に加わった「公共」。どのように授業を構成したら良いか、高校の先生方も苦慮されているとのこと。教科書に書かれていることを学び記憶するという受容的な学習では、多くの情報の中から問題をピックアップし、それについて意見を持ち、問題によってはその解決力を持つ、ということはあまりにトレーニングされていないのが現状です。Y君との小さな一歩の踏み出し、継続されることを願っています。