3521.~負けず嫌い、適度な頑張りに~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「特性を活かして」(7月22日)
おはようございます。統括本部の中村です。
小5のT君は、負けず嫌いで、探究心が旺盛な生徒さんです。
そのような性格が功を奏して、コロナの自粛時のオンライン授業の期間は、粘り強さを発揮しました。
国語は漢字や慣用句、算数は計算問題や文章題において、飛躍的に伸びています。
今後もT君の特性を活かしながら、更に学力の定着を図っていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
休校期間の学力の低下はひとつの教育の問題となっていますが、T君はその期間に飛躍的に伸びが見られたとのこと、すばらしい成果です。負けず嫌いが適度な頑張りにつながることは理想的ですね。中には、負けず嫌いが心理的爆発となったり、学習していて間違えることが許せないというところまで追い込まれることもあります。極度の負けず嫌いは気質的な問題でもありますが、それを緩和するとしたら環境要因に拠る部分に留意すると効果的です。例えば子どもが“勝った”ことや“1番”になったことをほめ過ぎない、学習中に間違えた時に叱ったり、できるまでやらせたり、と追い込むようなことをしない。負けず嫌いの傾向が通常より強そうだと感じたら、なるべく勝ち負けの場面を避けるのも一つです。発達障害を持つ子どもには、負けず嫌いが強い傾向があるように感じます。そのことからしたら、負けず嫌いの傾向が強いかどうかに拠らず、その兆候の現れるより以前から、勝ち負けの場面をなるべく作らず、ゲームや勝負も穏やかに進めていくといいでしょう。