4306.~感じる力~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「工作には命が・・・」(2月3日)
おはようございます。中野坂上教室の丸山です。
2才のNくんは元気に教室にやってくる男の子です。
講師のリードで画面いっぱいにクレヨンでたくさんの描画、シールや具体物を使ってあっという間の授業です。
この日も元気に来室。いつものようにブースまで走るかと思いきや、急に足を止めました。
ディスプレイのホットケーキの前に立つと、そうっとフォークとナイフ(これも工作物です)を持ち、
ホットケーキをフォークとナイフで切る動作をゆっくりそうっと繰り返しました。
発語はなくとも、ほかほかのホットケーキを大事に切り分けているNくんの感情が伝わります。
そのあとホットケーキを描き、ホットケーキの工作を講師が手伝いながら仕上げました。
完成品をそっと持って、お母さまの鞄にしまっていました。
工作には命が吹き込まれるのだと、感じています。
◇ワンポイント・メッセージ
Nくん、2才なのですね。工作をさっと見つけ、ホットケーキと認識。ナイフとフォークに気づく、ゆっくり切る、そうっと切る、繰りかえし切る。「工作には命が吹き込まれる」、本当にそうですね。ホットケーキの温かさも甘くやわらかいにおいも伝わってきます。「あっ、ホットケーキだ!こうやって、切るんだよ、ナイフと、フォーク。ゆっくりね、そうっとね、こうして、こうして。ほら、きれた!・・・」、くんの言葉が、聞こえてくるようですね。