「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
高校生から成人という年齢の生徒さんには、少しずつ、または部分的にでも親御さんからの自立を促すようなアドバイスを状況に応じて行っています。自立への志向は、社会との接点を増し、生き生きと、意識的に生活することを可能とするからです。
しかし、中には自立の意識が先立ってしまって、何でも自分の考えだけで実践して、時に失敗をしたり、問題の解決ができずに考えあぐねてしまったり、ということもあります。
「自立」は、青年期の大きな課題のひとつです。この時期、自立を支える周囲の関わり方として大切なことは、「指示型」から「相談型」へと変容できるかということです。
青年期以前は、事に応じて「ああしなさい」「こうしなさい」という指示が中心であったとしても、青年期以降は、状況を良く聞いて、対処の仕方を一緒に導いてあげるような相談型の関わり方が求められてきます。
失敗に対しても叱るのではなく、対処の仕方を繰り返し教え諭す、問題の解決においては、解決方法を一緒に考え、共に行動してあげる、ということです。
そこで親御さんの問題解決力や行動力をしっかりと見せることによって、お子さんは対処の仕方を学びます。これは、単なる方法論だけではなく、問題に対する心構えを学ぶことにもなります。そして、親御さんとの信頼関係も青年期以前の「安心感」主体のものから、「尊敬」「敬意」と変わっていきます。
きょう、お一人の親御さんからのお話で、青年期の親子のこのような「新しい関係」の在りようを改めて感じました。いつもお子さんの話を丁寧に聞く様に心がけてくれている御祖父母様の協力もあって、このご家庭の青年は、時に失敗しながらも生き生きとたくましく成長されています。家庭の力は、すばらしいですね。
教室も、青年期の生徒さんと親御さんとの間にあって、生徒さんの自立のために両者の良い橋渡しとしての役目を果たせればと願っています。
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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/
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