3629.~気持ちで読む~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「」(11月25日)
おはようございます。東中野教室の北本です。
教室ではオリジナルワークとしてSDGsをテーマにした読解学習をしています。
講師も「なるほど」と思わされながら、取り組んでいます。
高校1年のYさんは「リサイクル」「地球環境」がピンと来ないようでした。
そこでリサイクルされた商品を紹介しました。
「こんなに素敵なものになるの?全然ごみじゃない!かわいくてきれい!」と歓声も上がりました。
ペットボトルがどう作られるのか、どう捨てられるのか、どうリサイクルされるのかを興味津々で聞いていました。
「人間だけじゃなくて、地球も喜ぶなら、本当にいいことだね、先生」との発言も出ました。
一見遠い出来事が、ぐっと身近になることで、本文に取り組む姿勢も積極的になりました。
生徒さんの視野の広さや世界観はそれぞれですが、これから社会人になる生徒さんが、社会人としての世界観を広げてくれるといいなと思っています。
◇ワンポイント・メッセージ
Yさん、気持ちに響くものがあったようですね。教科書を初め、テキストを読み物として楽しめることはすばらしいことです。「国語」の学習となると、どんなにすばらしいテキストも単なる読解学習の“教材”となってしまいがちです。何を聞かれるのか、どう答えればよいのかと、ざらざらっと筋を追う、読解のヒントはどこにあるのか、読解のコツは・・・、これではとても残念です。絵本を見るように、物語を読むように、小説を読むように、ワクワクするような文献を読むように、気持ちで読んできたいものです。Yさんとの学習、「講師も“なるほど”と思わされながら、取り組んでいます」、きっとここが良かったのですね。