千寿の碁紀行

小林千寿の世界囲碁普及だより

ヒッグス粒子とみられる新粒子発見 国際チーム 年内にも確認

2012-07-04 23:12:46 | 日記

前回のブログに掲載しましたが、CERNがヒッグス粒子発見を発表!

 ジュネーブで碁を教えていた頃のメンバーもこのプロジェクトに関わっています。

 凄いです!!!!!

 セルン研究所を見学した時、素粒子を計測するのに、何と大きな機械・施設が必要なのだろうか!と驚きました。

  いつの世も碁と物理・数学者は歴史的に、いつも近いですね。

 『天地明察』の安井算哲=渋川春海に繋がってきます。

 『自然の理』と『碁の理』に何か共通点があるのでしょうか。。。。

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 *専門的な事なので記事をそのまま転用させて頂きます。

ヒッグス粒子とみられる新粒子発見 国際チーム 
年内にも確認

2012/7/4 20:48

 【ジュネーブ=藤田剛】欧州合同原子核研究機関(CERN)は4日、物の質量の起源とされる「ヒッグス粒子」とみられる新しい粒子を発見したと発表した。2つの国際チームによる大型加速器を使った探索実験で、新粒子が99.9999%以上の確率で存在するとの結果を得た。年内にもヒッグス粒子と最終的に確認される公算が大きく、成功すればノーベル賞級の発見となる。

画像の拡大

 

 CERNのホイヤー所長は同日、「ヒッグス粒子と(特徴が)合致する新粒子の発見に成功した」と述べた。新粒子がヒッグス粒子と確認されれば、宇宙の成り立ちの解明が大きく前進する。

 実験したのは、東京大学など日本の16の大学・研究機関も参加する「アトラス」と、欧米の「CMS」の2チーム。

 CERNによると、今年6月までの実験で、両チームともヒッグス粒子とみられる新粒子が存在する確率が99.9999%以上になった。昨年末の段階ではアトラスは約98.9%、CMSは約97%の確率で、「発見の可能性が高まった」としていた。

 99.9999%という確率は物理学の世界での「発見」に相当するが、新粒子が予言されているヒッグス粒子とどこまで一致しているかを確認するため、今年いっぱいの実験で詰める。

 新粒子の重さは陽子の120倍と、これまで発見された素粒子(物質の最小単位)の中では比較的重い。予想されていたヒッグス粒子の重さにも近いという。

 実験では一周27キロメートルの円形加速器で陽子同士を光速近くで衝突させ、宇宙誕生時の「ビッグバン(大爆発)」を再現。ヒッグス粒子は瞬く間にほかの粒子に変化してしまうため、飛び散った粒子の中からヒッグス粒子の痕跡を集め、存在する確率を割り出していた。

 現在の物理学の理論によると、ビッグバンで生まれた様々な素粒子は、最初は質量を持たずに光速で自由に飛び回っていたが、100億分の1秒後にヒッグス粒子が生まれ宇宙を満たしたため、素粒子は動きを阻まれた。動きにくい素粒子ほど重いことになり、質量が備わったと説明されている。

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「ヒッグス粒子」&大型ハドロン衝突型加速器と碁

2012-07-04 17:10:49 | 日記

大型ハドロン衝突型加速器(LHC)

 大型ハドロン衝突型加速器(LHC) 欧州合同原子核研究所(CERN)が日米などの協力を得て、スイス・ジュネーブ郊外に建設した世界最大エネルギーの加速器。2008年に稼働を開始した。1周27キロの円形トンネル内で陽子を光速近くまで加速して衝突させ、発生したさまざまな粒子を検出することで、ヒッグス粒子や超対称性粒子の発見を目指している

「ヒッグス粒子」をほぼ確認 物の重さの起源

 世の中の最も基本的な粒子の一つで、物に重さ(質量)を与える「ヒッグス粒子」とみられる新粒子を発見したと、欧州合同原子核研究所(CERN、スイス)で実験を続ける国際チームが4日、発表した。ロイター通信が報じた。

 ヒッグス粒子は宇宙の誕生直後、質量を持たずに光速で飛び回っていた素粒子に、質量を与えたと考えられており、宇宙にあまねく潜んでいることから「神の粒子」とも呼ばれる。

 実験チームは昨年12月、最大で98・9%の確からしさで「発見に一歩近づいた」と発表していたが、ことし6月までの実験でさらに確率が高まった。

 

 最近、物理の根底を揺るがすような発表が出てきていますね。

 ところで、この研究をしている欧州合同原子核研究所(CERN)に働く世界のエリート達の中には碁プレイヤー達がいます。

 以前、私がジュネーブに住んでいた頃、その多国籍の研究者達が囲碁教室に参加して下さいました。

 その御縁でセルン研究所を訪問。ハドロンを製作中でした。

  研究成果が期待されます。

  

 
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