前回のブログに掲載しましたが、CERNがヒッグス粒子発見を発表!
ジュネーブで碁を教えていた頃のメンバーもこのプロジェクトに関わっています。
凄いです!!!!!
セルン研究所を見学した時、素粒子を計測するのに、何と大きな機械・施設が必要なのだろうか!と驚きました。
いつの世も碁と物理・数学者は歴史的に、いつも近いですね。
『天地明察』の安井算哲=渋川春海に繋がってきます。
『自然の理』と『碁の理』に何か共通点があるのでしょうか。。。。
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*専門的な事なので記事をそのまま転用させて頂きます。
ヒッグス粒子とみられる新粒子発見 国際チーム
年内にも確認
- 2012/7/4 20:48
【ジュネーブ=藤田剛】欧州合同原子核研究機関(CERN)は4日、物の質量の起源とされる「ヒッグス粒子」とみられる新しい粒子を発見したと発表した。2つの国際チームによる大型加速器を使った探索実験で、新粒子が99.9999%以上の確率で存在するとの結果を得た。年内にもヒッグス粒子と最終的に確認される公算が大きく、成功すればノーベル賞級の発見となる。
CERNのホイヤー所長は同日、「ヒッグス粒子と(特徴が)合致する新粒子の発見に成功した」と述べた。新粒子がヒッグス粒子と確認されれば、宇宙の成り立ちの解明が大きく前進する。
実験したのは、東京大学など日本の16の大学・研究機関も参加する「アトラス」と、欧米の「CMS」の2チーム。
CERNによると、今年6月までの実験で、両チームともヒッグス粒子とみられる新粒子が存在する確率が99.9999%以上になった。昨年末の段階ではアトラスは約98.9%、CMSは約97%の確率で、「発見の可能性が高まった」としていた。
99.9999%という確率は物理学の世界での「発見」に相当するが、新粒子が予言されているヒッグス粒子とどこまで一致しているかを確認するため、今年いっぱいの実験で詰める。
新粒子の重さは陽子の120倍と、これまで発見された素粒子(物質の最小単位)の中では比較的重い。予想されていたヒッグス粒子の重さにも近いという。
実験では一周27キロメートルの円形加速器で陽子同士を光速近くで衝突させ、宇宙誕生時の「ビッグバン(大爆発)」を再現。ヒッグス粒子は瞬く間にほかの粒子に変化してしまうため、飛び散った粒子の中からヒッグス粒子の痕跡を集め、存在する確率を割り出していた。
現在の物理学の理論によると、ビッグバンで生まれた様々な素粒子は、最初は質量を持たずに光速で自由に飛び回っていたが、100億分の1秒後にヒッグス粒子が生まれ宇宙を満たしたため、素粒子は動きを阻まれた。動きにくい素粒子ほど重いことになり、質量が備わったと説明されている。