千寿の碁紀行

小林千寿の世界囲碁普及だより

初心者教室

2010-08-07 23:08:15 | 日記
  夏休みの初心者教室に毎年、多くの子供&家族が参加して頂いています。
 私の経験では、3日間/2時間ほど続けて頂けれれば、碁の面白さを十分お伝えできている
 と感じています。
  例えば今回の子供教室の男の子2人(3年、4年生)は2日目で9路盤で私に3子局で始め
 一番手なおり(1局の勝敗で置き石を増やしたり減らしたりする)で3子、4子で白が勝ち、角の地の価値を  
 認識した後、角を守り始めたら5子で黒が勝ちました。
  そして、13路盤では6子で練習して、その後『9子局』で辛うじて白が勝つくらいの打ちぶりになりました。
 他の子供&ご両親も2日目からは13路盤で打ち始めています。
 ただ終局は初心者にとって一番理解できない部分です。
  終局は対局者に『形勢判断』をして頂き『大差』の時は『投了』できることを伝えます。
 20目前後の差ならば、終局間で誘導し地の数え方の練習として、地を作り計算するお手伝いをしています。
  その時に必ず『最初の頃は終局するのが難しく見えますが、慣れれば一番簡単な所』であることを
 伝えています。
 
  何でもそうですが、何かを始める時は『全体像が把握できるような説明』を受ける事が大切だと思います。
  
  
  
 
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