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心のよりどころ。毎日が日曜日。

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心に響く禅語 -12-

2009-12-20 18:31:45 | 生きる智慧

人生の禅語

*一大事 (いちだいじ) 今この時を「大事」に

事件や事故にあって「大変だ」と慌てふためくことを一大事と言

いますが、禅者は、仏教でも最も大切なことを一大事と言います。

仏がこの世に現れ、教えを説いた意義、人が生まれた意義や

「自分と言うもの」が何かを明らかにすることこそが、いちばん大

切です。

道元禅師が「生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり」

と説いたように、人間の一生は結局「どう生き、どう死ぬか」を考え

ることです。一生という時間をどう生きるか私達はこの世の生まれ

た日から問われ続けているのです。

禅僧の正受老人は、「一大事と申すは今日ただ今の心なり、それ

を疎かにして翌日あることなし」と言っています。

今日という日はまさに今しかありません。この瞬間も、今日という

日も、二度と帰ってくることはない。日々を空しく過ごすのは、時を

捨てるのも同じこと。今という瞬間を大事にすることが、善く生きる

ことなのです。「一大事」は、まさしく今日、ただ今の心です。

以上のように説いています。自分の生き方を省みて、今を大事に

生きて行こうではありませんか。私は反省の心のみです。