クラフト木楽屋

気楽な 活動日誌

木の仕事

2018年11月21日 | 日記
仕事の道具の素材として、木が採用されている様子を
見ることは少なくありません。

靴の木型。

包丁の柄。

まないたも、然り。

足袋を作る道具に、無数のキズをみつけました。



この道具を使って、これまでに一体いくつの足袋が
生まれたのでしょう。

この道具だけで仕事が成立するはずはなく
見知らぬ誰かが日夜この道具の前にて腕を振るい、
仕事をしたからこそ、生まれたキズ。

それは、勲章。

長い長い歳月を経て、とうとう割れが生じている
その様子さえ、どことなく愛しく思われて。

一本の丸太からできることは、やはり少なくないような。

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