よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

震災

2011-03-19 07:58:46 | とりとめもなく

東日本大震災ご8日を経過しても物資は現地に供給されていない。
餓死する人がでると 総理大臣のお言葉。

何が原因で進まないのかを把握しておらす、物資を届けるには道筋を確保した上で物資を集めなければ 集めても意味がない。
ガソリンが無いと連日のように報道され、供給の手段さえ整っていないのが現状で、その連鎖反応で災害地以外でもスタンドに車の大行列が出来ている。

政府はいったい何をしているのだろう?
後手後手にみえる対策、道路を復旧し主要幹線を確保しなければ
ならないのに、映像で見る限り重機はあまりみられない。

船があるだろう、ヘリもあるだろう・・その道具を使えばいいだろうに!
緊急車両のみ通行可能とし、タンクロ-リ-緊急車両とは認めないという規制すらおかしな話で、燃料は緊急物資だろうに!

消防員、警察、自衛隊、そこに持っている車、重機、人を動かせば
もっとスム-ズに事は動くはず。

今、建設用資材が入らなくなっている、コンパネ、外壁材、仕上げ材
建材店に注文しても、何も入らない状態ですと言う。
国は、仮設住宅を必要とするため、各メ-カ-に資材供給を優先させるよう通達を出したと思われる。

それを受け、建設業界では買占めが始まった。
建設資材に限らず、一般の生活雑貨も買占めが始まっているようだ。トイレットペ-パ-がこの和歌山でも品切れになっているらしく、
なぜトイレットペ-パ-なのかがよくわからない。
過去のオイルショックの時も、トイレットペパ-が消えた。

どこかの国で大干ばつが起き、食糧難が懸念される訳ではないのに
日本人は買占めが好きなのか?
不安を埋める為、トイレットペ-パ-を大量に買い込むことで安心できるのだろうか?

40万人が被災しているとして、そのすべての人に仮設住宅が必要となると10万棟、10軒長屋を建てるとして1万棟の仮設建物が必要となる。
しかし、敷地を整備しなければ家は建たない。
津波で倒壊した敷地にはたして仮設住宅は建てられるかも問題で
新たに山を切宅地を造成しなければならないかもしれない。

日本は今、最大の難関に立ち向かおうとしている。
日本政府がしっかりとした指導力をもって臨まないと、犠牲者も増え
日本経済も失速し、人は思い思いに動き、物が不足し、パニック化してしまう危険性もはらんでいる。