よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

とりとめもなく

2011-03-09 19:53:42 | とりとめもなく

ここ数日N邸現場に張り付き、3畳程の屋根裏にこもる毎日。
出来るだけ費用をかけないようにと大工さんが床を貼ったときでる端材のパイン材を壁に貼っているが、大工さんも端材をできるだけ出さないようにと貼っているので、時々材料の供給が途切れ手待状態になる。

そんな時は一階に下りていきコ-ヒ-をこっそりいただくが、彼もコ-ヒ-の香りを聞きつけ 一緒に飲むことに。
彼はコ-ヒ-を入れる時、外で働いている職人たちにも振る舞う優しさを持ち合わせた性格。

和気あいあいと現場は進む、2時ごろには工務店社長も現場入り。
会社の加工場で製材した材料をトラックに積みやってくる。
工務店社長と知り合ったのは7年前だろうか?

その時は、大工職人として現場に入っており、口数は多いが腕の良さと速さが気に入りその後本格的に請負を依頼することになった。
木が好きで、親父の跡を継ぎ工務店の社長となり、体を使わない為と
奥様の手料理でみるみる太り、今や105キロだとか!

今年4月から私の息子も、丈六工務店に就職することになった。
5年の設計業務にも頭打ちしたのか、娘を通じ話し合うこととなり
私も過去に同じような壁に悩み、結局現場監督を経験することに決めたのだった。

現場は楽しく、2年のつもりが結局8年現場監督として過ごし、そこで学んだことは机上とは全く違う生きた知識を学べた為、息子にも現場に出ては?・・・と提案した。
どこまで成長し、どこまで楽しめるかは彼次第だが、必ず肉になり、強い骨になるだろう。