長男の嫁として、
舅と姑、
そして自分の母親、
3人の介護を経験しました。
2世帯で生活し、
私も中学・高校・大学生の時期に
同居をしておりました。
社会人になって実家を離れたために
本当に一番大変だった時期を直接は知りません。
全てを聞いたわけではありませんが、
今想像すると、母は相当な苦労をしたと思います。
父のその時の対応でいまだに許せないこともあるようです、笑
ただ今は
趣味を楽しみ
夫婦でよく日帰り・泊まりのバス旅行を楽しみ、
10時のコーヒータイムを両親は「毎日の最高の楽しみ」と言っています、笑
老人ホームの入居の相談を受ける今の仕事をしていると、
未だに両親が2人きりで自分たちの力で生活をしてくれていることが
本当に大変有り難いことだとよくわかります。
母から聞いている苦しかった介護から
はっ、と気持ちが楽になった時の話です。
便まみれ
夜中にはチャイムが鳴りっぱなし
ちょっとの合間で買い物に行き、
帰ってきたと思ったら、
「オムツ変えたのか？」の父の一言・・・・
プッチン
と何か緊張の糸が切れたように
「もうどうでもいいや」
という気持ちになったそうです。
でも、その
「どうでもいいや」
は悪いものではなくて、
どんなに最悪な状態になったとしても、
「私は人として、やってはいけない一線を超えることはない。」
「その自信はある。」
「だから大丈夫。」
「小さなことはどうでもいいや。」
という感覚だったようです。
この母親から
私は生まれてきましたので、
私も「大丈夫。」
と思って生きています。
あとどれだけ一緒に生きられるかわかりませんが、
両親にできるだけの孝行をさせてもらいたいと思います。
