の続きです。
【献食】について。
南北さんは、
・食を減らすこと=【献食】になる
とおっしゃっています。
それはまず
・仏への捧げものであり、
そして
・みずからの来世への捧げものである。
さらに
・みずからの内なる神にも食は捧げ、
・現世を祈れ
と。
『修身録』第2巻18より
食はいのちを養う本である。
その食を献ずるということは、すなわちわがいのちを献ずるに等しい。
いつもが3椀ならばそれを2椀にして、1椀を神に献じ奉るがよい。
しかし別に椀を設ける必要はない。
(中略)
神は正直者の頭に宿りたまうという。
そして濁ったものは受け取ってくださらない。
自分が食するものの中から献ずる、
という志こそ受け取ってくださる。