ひげ爺さんのお散歩日記

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「ヒボケ(緋木瓜)」  バラ科

2015年02月10日 20時57分04秒 | 日記
      「ヒボケ(緋木瓜)」 バラ科 ☆2月9日の誕生花☆
             花言葉は… 熱情・平凡



今朝の最低気温は夜中0時の1.5℃。  最高気温は午後3時の7.9℃。
日差しは有るものの冷たい風が強く吹き、今日も寒い一日でした。

   《朝散歩… 蜻蛉池公園外回り 12.5km 17,863歩 3時間30分》
母をデイケアに送り出し、9時過ぎに散歩に出ました。
昨日の経験を生かして、今日はスキー用のインナーに2重の手袋、耳当て着用です。
今日は妻が社宅時代の友達と会い、昼食会をすると云うので、きっちり昼に帰る
必要も無く、の~んびりの散歩でした。

蜻蛉池の向こうには養護施設が有り、ここを歩けばお天気の良い日は20人位が
行列を作って散歩しているのに出会う事があります。 しかし今日出会ったのは
30代の女性の介護士さんと、50代の女性5人での散歩でした。
介護士さんが3人を連れ、後の2人が少し遅れて付いて行っていました。
その2人、私を見ると私の顔を指差して 「な・ま・え… な・ま・え…」
「ワシのなまえかぁ? ワシはよっちゃんいうんじゃ。 あんたのなまえは?」
「ともちゃん」(笑。 すると私に手を差し出して、手をつなげと。
寒いのに手袋もせず、アカギレも有り、手は真っ赤… 冷たそうです。
その二人とお手々つないで介護士さんの後を歩きました。
話しは良く聞き取れませんでしたが、しきりに話し掛けて来ます。
「ごはん…たべたか…」 「は…みがいたか…」 「ふろ…はいったか…」
施設の門のところでお別れ。 「ほいじゃ、げんきでのぅ… また会おうで…」
介護士さんが 「ありがとうございました」  二人は暫らく手を振ってくれました。
ただそれだけの事… 色んな思いが浮かび、なんか切ない気分になりました。







散歩中蜻蛉池の外回りで見掛けた 「ヒボケ(緋木瓜)」 です。
淡い色の「ボケの花」も良いですが、真紅の「緋木瓜」もキリッとして良いですね。
「木瓜」はバラ科の植物なので棘があります。 江戸時代の華道の書に
祝い事の時に生けてはいけない花として “鬼百合” “彼岸花” と共に
「木瓜」 が書かれているそうです。棘があるところから、人を呪う時に生ける花
とされ、慶事に生ける時は棘を取り去って生けていたそうです。
同じ棘は有っても “バラ” は生け花としても贈り物としても人気が有りますが…。
いかにも日本的な話ですが、現在ではどうなんでしょうね。
名前の由来は、秋に瓜に似た実を付けるので、木の瓜…。 木瓜と書いて “モッケ” 
“ボックワ” が転訛して“ボケ”になったそうです。
原産地は中国で、中国での“木瓜”はパパイヤを指すのだそうです(笑。
「木瓜」の花を見ると5年前のラジオ放送を思い出します。




2010年3月23日(火)の日記です。
『私はラジオを聴きながら散歩しています。 10時半から始まる “ええな~ぁ”
(関西弁で、良いな~という意味)という番組の冒頭で、リスナーから最近身の回りで
有った何気なく “ええな~ぁ” という出来事を電話で聞くコーナーがあります。 
今日の“ええな~ぁ”は年輩の女性から庭に“ボケの花”が咲いたという話題でした。 
私が丁度、産業団地の“四季彩の道”で“ ボケの花” を撮影中だったので、
おっ!これは奇遇、とラジオに聴き入りました。
この女性は人生の途中で視力を失ったという方で、介護の方に花の色を教えてもらい、
目が見える時に記憶している“ボケの花”の色や形を思い出しているというお話でした。
それを明るく楽しそうに話されるのです…。ダメだ~! 聴きながら涙が出て来て…
撮影は一時中断…。 こうして目が見えて、美しい花も見る事が出来る…当たり前の事…。
折に触れて思う事ではあるのですが、こういうお話を聴くと、当たり前の事が、
実は幸せな事なんだと改めて気付かせてもらったお話でした』 

…母のお兄さん(私の伯父さん)も社会人になってから視力を失くし、後に
マッサージ師をされていました。 伯父さんも明るくてユーモアのある人でした。
「よっちゃん(私)、南極はもの凄う寒うてのぅ、お湯を沸かすじゃろう、そしたら
冷める間もなく凍ってしもうて、熱い氷が出来るんじゃと」 などと言って
子供の私をからかったものです(笑。 
歌が好きで、何百枚ものレコードを持っていて、全盲なのに自分でステレオの上に
レコードをセットして、針を置く事が出来たのです。 
歌詞も全て点字に直して、その点字を指で辿って歌を歌っていました。
広島の選手をマッサージした事もあり、熱烈なカープファンでした。
私がこちらに転勤してからも、カープの調子が良い時は、地元の新聞を送っても
もらいました。 伯父さんに纏わる話は尽きません…


  「ひげ爺の子供見守り隊日誌」 《5.3km 7,556歩  1時間30分》
今日の見守りは一斉下校で3時半からの1回でした。 3時から見守って来ました。
5年生の仲良し3人娘が帰って来ました 「おかえり~」 「ただいま~」×3人(笑。
「あんなぁ、今日、男の子がふざけて先生の髪引っ張ってんなぁ」 「うんうん」
「3本くらい抜けてん」 「悪い事するやっちゃのぅ」(笑。
「その先生、髪が薄いねん」 「歳はなんぼぐらいなん?」 
「28。 でなぁ、その先生の口癖が “人生諦めたらアカン” やねん」(笑。
「うんうん」 「その子、叱られたんやけど、先生に “人生諦めたらアカン” って。
みんな大笑いしたわ」 「そいつ先生に向かってよう言うのう」(笑。
そして私が高校の頃にも髪が薄い先生がいた話になり…
「その先生のあだ名は “スダレ越し満月” いうあだ名じゃった」
「なに? スダレ越し満月って」 「頭のてっぺんが禿とって、薄い髪が線のように…
スダレの間から満月を見とるようなじゃろう。 それでスダレ越し満月」(大笑。
「その先生、そこまでは禿てないわぁ」(笑。

今日の歩数   25,419歩 (お手々つないで朝散歩+禿談義の子供見守り)
2月総歩数  170,711歩=119.5km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数  610,758歩=427.5km

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4 コメント

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ブログを終えてひげさんへ (chidori )
2015-02-10 23:09:07
笑わしてもらいたくてね。
今夜は良かった―。何ちゅあならん。と鹿児島弁で言います。うまく表現できませんということかいな。
立派に成長していく子供たち、、をこの目で確かめる保育者冥利言いますね。
3姉妹というのはいいですよ。花が3倍ですからね。
親の苦労はいかばかりか、よく知っております。

いやいや、今夜もひげさんと笑いたくてね。マーピーさんぬかし負った私のカメラが悪い性。写し方が下手だって。
わかっとるよ。でもマーピーさんの言うとおりだもんね。

子供見守りたい有難う。これで準備万端になりそうです。

お花のことは書きません。これからずーと。きっと守れないけどね。

カメラを替えても無理でしょうね。
おやすみなさい
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ボケ (屋根裏人のワイコマです)
2015-02-11 09:29:37
なんか 自分のことを言われているようです・・
この花は、信州でもこの先咲き出します。
ボケの赤い花をヒボケというんですね、勉強になります
ええな~ぁ・・の話、私も切実に感じます、網膜はく離の
手術後二日半真っ暗闇の生活・・これほど不安でストレス
を感じたことはありませんでした。なので目の不自由な
人の気持ちは少しは判ります。
ひげさんが・・こんな話に弱いのは知ってます
介護施設の人たちとひげさんのおばあさんと
つい重なってしまいます、まだひげさんもおばあさんも
幸せですね。 私もこの手の話は・・目から汗です
見守りの話で・・目の汗が笑い汗に・・・
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1週間分の余裕を… (ひげ爺さん)
2015-02-11 20:20:35
chidoriさん、こんばんは。

三姉妹の演奏会、成功裡に終わって良かったですね。
親御さんたち(chidoriさんを含め)ホッとなさっておられる事でしょう。
これからどのように羽ばたかれるのか楽しみですね。

>マーピーさんぬかしおった
確かに、ぬかしていましたねぇ(笑。 正直な方です(笑。

>これで準備万端になりそうです
季節に即した話題はすぐに放送した方が良いと思いますが、
そうでないものはストックしておいて、1週間分の余裕を持たれたらどうでしょう。
ひげの日記を待たなくても、余裕の放送…楽になると思いますよ。
もうそうしておられるのかな(笑。
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暗闇の世界… (ひげ爺さん)
2015-02-11 20:41:27
屋根裏人のワイコマさん、こんばんは。

なんの、なんの、ワイコマさんにボケは無縁です。
信州旅行で、何を訊いても的確に答えておられ、感心したものです。

暗闇の世界… そうでしょうねぇ。 じつはひげも経験者なんですよ。
会社で塩酸の液を顔に浴びてしまい、角膜が損傷したのです。
硫酸とは違い、塩酸なら角膜は再生すると医師には言われていましたが、
不安でしたね。 1週間、顔全体に包帯を巻いていました。
ひげの顔が赤いと気付かれたと思いますが、これは塩酸による火傷なんです。
まあ、酒焼けも有りますがね(笑。

養護施設のおばさんたち、いつから入所しているんでしょうねぇ。
身の上を思うと、胸が痛くなります。
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