丹沢から90年かけて届く地下水 公衆浴場

風呂釜が壊れた。

娘が結婚するまではふたりでよく市内のあちこちの浴場に温まりに行っていた。20年の間にどんどん減って今市内に残っている公衆浴場は二軒だけだ。

久しぶりに車で15分ほどの松の湯へ。伝統的な瓦屋根の建物は近代的に変わっていたが内部の間取りはそのままに改装が重ねられ懐かしい。

浴槽は四つ。血流を促進させ肌にもよい炭酸泉にゆっくり身を沈め、シェット付きの中温浴槽で足や腰を刺激する。水風呂はまろやかな肌触り。日替わり薬湯の露天風呂は今日は玉露だった。落ち着いたグレーの濃淡の富士山のタイル壁画を見ながら浸かり、のびのびと手足をのばす。顔のシワも消えピカピカだ。

ポカポカの体で出る。先に出た夫とロビーで飲むコーヒー牛乳の味は格別。

フロントのご主人は感じがいい。いろいろ説明してくれた。

地下137メートルから汲み上げた天然水を使っていて毎日そっくり換えているそうだ。丹沢の山々から90年かけて到達するとのこと、ロマンを感じる。隣市のあきる野の酒蔵の水も同じ水系だそうだ。

二階は漫画コーナーや整体サロンがあり、駐車場も20台近く、バス停からも近い。一回500円で、お得な回数券もある。

我が家の風呂は明日修理に来てくれる。風呂がなおっても時々命の洗濯に行きたい。

一週間

第三週はなぜか用事が集中する。ボランティア関係の定例の会がふたつ、手話の勉強会や、車の点検、電気の点検、風呂釜修理の見積りや振り込み、通院など。

合間に隣町のあきる野市に足をのばしボケ防止のためのスケッチにも出掛けた。

奥多摩の山々に囲まれた景色はいつでもホッとできる癒しのエリアだ。

車は車検の切れる来年の今ごろはやめるつもり。坂の上の老人二人の生活がどれぼど不便になるかは考えないようにして、残り一年を細心の注意を払い、長年お世話になった愛車に感謝して無事に最後を迎えたい。

無駄なく使う。春を待ちつつささやかな楽しみ

友達のひとりから最近「食材を使い切る」ことに努めていると聞いた。すぐに影響を受ける私。

豆苗は以前から二度、三度と切り取って利用しているが、根を植えると豆がなることまでは知らなかった。早速地面に植えて簡単に寒さ避けをした。ヒョロヒョロしているがもう少し暖かくなったら株分けをするつもり。

白菜は株元を水に浸けたらほどなくして緑色がポツポツと見え始め一つひとつがリボンのようでかわいい。この先がどうなるのか楽しみ。

花も少ない時期。アイビーを活けて風呂場に置いている。葉や根っこが増えていくさまを体を暖めながらまったりと眺めて一日が終わる。

４月の陽気に誘われて高尾山へ

娘夫婦が訪ねて来た。いつも孫たちと一緒だったが最近はバイトや勉強でなかなか四人そろっては来れない。

娘が前日予約しておいた駅近の料理店で私たち夫婦と四人でランチ。

娘たちはふっくら姿を気にしながら甘味のデザートも注文する。

この日は４月の陽気、運動不足を解消しようと、高尾山にそのまま車で向かう。

ｔａｋａｏ５９９を経て

(稲荷山コースは改修工事で通行止め、琵琶滝コースは積雪が残っていると心配なので)病院の横の登山道を登る。

どうにか無事にケーブル山上駅のある1号路に到着。

高尾山頂まで歩き、帰りも同じコースから無事下山した。
私は高尾山登頂５００回の目標を１月に達成したばかり。今回新たな一歩となった。

娘たちはこれを機に高尾山の高さ５９９に合わせて５９９回を目標にのんびりと始めるようだ。

黒柴さくらちゃんを描く

立春過ぎても毎日寒い。

水彩画教室の日だけど外の景色も描けないし、花の用意もない。

取り敢えず手ぶらで会場へ行くとお世話ボランティアのＢさんが愛犬の写真を大きく引き伸ばして用意してくれていた。

みんな動物を描くのは初めてで四苦八苦。黒柴さくらちゃんの可愛らしさがなかなか表現できない。

Ｂさん宅はリフォーム中。完成した部屋に、みんなの作品の中から気に入った絵をもらって飾りたいと、最初は言っていた。

その気持ちは途中からなくなったようだった。

もっと上手になって差し上げられるようになりたい。